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折に触れ参拝している箱根神社。
久しぶりに車を走らせ参拝してきました!
西の旅をしたいな~と思っていたのですが、雪の多い季節です。
いくら箱根神社の大きなご利益に【交通安全】があるとはいえ、チェーンの巻き方も知らない運転ビギナーが、雪の残る山道を走るのは危険です。
自ら身を滅ぼす要因を作っては、神威も届かないというもの。
そんなわけで、小田原周辺を散策しようと思って向かったのですが…
めちゃくちゃ天気がいい。
交通事情も超良好。
みるからに安全でしたので、興が乗って箱根神社まで行ってしまいました。笑
御祭神は箱根大神の3柱!
箱根神社は、箱根大神と総じて、
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)
彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)
の3柱をお祀りしています。
ニニギノミコトは古事記の『天孫降臨』に出てくる、天照大神の孫です。
天照大神の命により、地上を治めるために降臨しました。
コノハナサクヤヒメはニニギが惚れ込んだ美人さんです。
ニニギが求婚すると、「お父さんに聞いてください」というので、早速報告。
お父さんはたいそう喜んで、コノハナサクヤヒメと、さらに姉のイワナガヒメを嫁がせました。
しかし、超美人のコノハナサクヤヒメのお姉さん、イワナガヒメは醜かったので、ニニギはコノハナサクヤヒメだけと結婚し、イワナガヒメを拒否しました。
お父さん怒ります。そりゃそうだ。
「木に花が咲くごとく繁栄するようにコノハナサクヤヒメを、命が岩のように長く続くようにイワナガヒメをと誓約を立てた。コノハナサクヤヒメとのみ結婚するならば、命は木の花のように儚いものとなるだろう」
そして私たちの命は100年弱となったのでした…。
ヒコホホデミノミコトは、ニニギとコノハナサクヤヒメの子供です。
山幸彦&海幸彦の、山幸彦ですね。ホオリとも。ややこしい。
海幸彦(ホデリとも)は1つ上のお兄さん。
長男としてホスセリというお兄さんがいるはずなのですが、ホスセリは生まれたとき以外のエピソードがないんですよね。
ホスセリ-ホデリーホオリ(ヒコホホデミノミコト)の3兄弟です。
出産の時も、すぐに身ごもったコノハナサクヤヒメが、ニニギに「こんな早くできるはずがない。自分の子ではないのではないか」と不貞を疑われ…
「産屋に火をつけて出産する。あなた(ニニギ)の子であれば無事に生まれてくるでしょう」という誓約を立て、見事3人の子供を無事に生んだのでした。
現代だったら鬼女板とか発言小町で叩かれまくるであろう酷いエピソードですが、神話でこういう話は世界各地たくさんあります!こんなもんです!笑
ご利益について
ご利益は、【交通安全】【心願成就】【開運厄除け】です。
箱根は昔から交通の関所であったため、交通安全のご利益を願う方が多かったのでしょうね。
天孫降臨の話から繋がるように、皇族の参拝もあります。
また、源頼朝、北条氏、徳川家康など名だたる武将からも崇敬篤く、古来より信仰を集めています。
その歴史や由緒から、大きな物事の節目などに祈願すると良い神社です。
スケールが大きい願い事に向いていると言えます。
私といえば、まめに参拝はしているのですが、どうにもパワーが流れにくいというか…
参拝客が多くてちょっと落ち着かないです。
芦ノ湖の方がパワー感じるのは不思議。
今度早朝に参拝したいなと考えています。
九頭竜神社 新宮
右手には九頭竜神社の新宮があります。
少し北上したところに九頭竜神社の本宮があるのですが…
何度か目指して挫折してるんですよね。たどり着けない。
ざっくりで向うからかもしれませんが…まぁ、時期じゃないんでしょう。
ともあれ、箱根神社境内に、本宮から分霊した九頭竜神社の新宮がありますので、参拝してきました。
とても新しい装いで…
ピカピカです!
ちょうど、中に入って祈願しているご夫婦がいらっしゃいました。
九頭竜神社の御祭神は、昔人々を苦しめていた毒龍が調伏され、形を変えて祀られたもの。
現在では【開運隆盛】【金運守護】【商売繁盛】【縁結び】の神様として信仰されている、とのことです。
あの青々とした芦ノ湖の湖面を見ていると、竜神様の存在を感じますね。
いつも時間がなくて遊覧船に乗れないのですが、ゆっくり何泊か時間とって堪能したいところです!
まとめに
今回も突発で行ったので、まともに滞在できなかったのが残念。
箱根神社は歴史のある重大な神社ですので、信心してお参りを重ねたいです。
今のところどうにも落ち着いて参拝できていないので、早いうちにもう一度参拝したいです。