目次
<江田神社の基本データ>
御祭神:伊邪那岐尊、伊邪那美尊
御朱印:有
駐車場:有
住所:〒880-0835 宮崎県宮崎市阿波岐原町産母127
電話番号:0985-39-3743
公式HP:【公式】江田神社
江田神社について
本神社は太古の御創建にして其の創立の年代は詳かなざるも、此の地一帯は古来所謂日向の橘の小戸阿波岐原として伊邪那岐大神 禊祓の霊跡と傅承せらめて、縁起最も極めて深き社ならむ。
禊祓の際、天照皇大神、素佐嗚尊と住吉三神の神々が御降誕あらせられたる霊域の地と傅へ即ち上代に於ける中ツ瀬と称せる御池本社を去ること約五丁の東北に現在す後、世人入江を開墾して江田と称し、里人俗に当社を産母様と称えて今日に至る。現地看板より引用
全文、漢字とカタカナで書かれていたのですが、読みやすいように「かな」に変えています。
国生みの夫婦神を祀る神社。
域内にある「みそぎ池」が、日本神話でイザナギノミコトが禊をした場所だと伝わるところ。
ここが!筑紫の日向の橘の小戸の阿波岐原!!
宮崎市内には、この禊を由緒にした神社が他にもあるのですが(※)、正真正銘の「現地」ということになりそうです。
※『一葉稲荷神社』『小戸神社』
「阿波岐原森林公園 市民の森」、鬱蒼と茂る木々の中に社殿があります。
宮崎市の中心から、国道10号を北上した先です。
江田神社の注意書き
そうそう、お社の横で見学していたらこんな注意書きが。
コレヨリ先御神域ニツキ進入ヲ禁ズ
当社ニ兎ハゴザイマセン
江田神社
神社は不思議と、背面にも開運アクティビティが用意されていることが多いんですけども、江田神社は裏手は立ち入り禁止なのでご注意です。
「当社に兎はございません」にフフッとなりました。
裏手に開運の白ウサギ様がいるのは、もう少し南下したところにある『一葉稲荷神社』です。
もし車でしたら、15分程度で行ける距離だと思うので、足を運んでみてください(*^^*)
【神社】宮崎県宮崎市『一葉稲荷神社(ひとつばいなりじんじゃ)』<開運の白うさぎ様><一葉の松>
江田神社の御神木
オガタマノキ
天照大神が天の岩戸に隠れた時に天鈿女命(あめのうずめ)が実のついた枝を手に持って踊ったことで知られ、これが神楽鈴の起こりともいわれています。
オガタマノキ(招霊木)は温暖な気候を好むため、日本では主に西日本に分布しています。
関東だと少し珍しくて、千葉県の東国三社のひとつである『息栖神社』の神主さんが、「関東だとここ息栖神社と、東京の常陸宮殿下のお庭くらい」とおっしゃっていました。
引用の通り神話に出てくる縁起の良い木で、幸運をもたらす精霊が住むなどのお話もあります。
5月~6月に開花し、その芳香は甘く上品で、その香りを体験しにたくさんの人が訪れる…と、これも息栖神社の神主さん談です。笑
はて。今回こちら江田神社に、5月の下旬に訪れましたが、花は咲いていなかったような?
あ、今ちょっと調べたら、九州は4月が開花時期という情報が。
開花時期が関東より早いのか!そりゃそうだ。間に合わなかったか。
来年はお花の時期にも行ってみよう。
これを見ている5月6月の関東の方は、ぜひ千葉県の『息栖神社』へ!
あと、どうやら開花時期でも、芳香は午前はそれほどではなく、午後がに香りが強くなるみたいです。
参拝は基本、午前中がおすすめですが、開花の時期は正午~15時くらいが狙い目かも。
【神社】茨城県神栖市『息栖神社』< 東国三社><招霊の木><忍潮井><御衣黄桜>
クスノキ
このご神木に触れると大きなパワーが授かると人気で、特に木の下のほうにある大きなコブを撫でると強力なパワーが得られると伝わっています。
沢山の参拝者が撫でるため、コブは磨き上げられたようにピカピカに光っています。
参道の途中、絵馬掛けの間にご神木のクスノキがあります。
コブを撫でると強力なパワー。
知らなかった。
ご神木は基本的には触らずに、枝葉の下で見上げるように立ち、胸のところのチャクラでエネルギーを受け止めるようにするのが効果的。
つい触りたくなりますが、触った部分から傷んだり、乗っかった根元から傷んだりと、植物にとってマイナスになることもあるので、触れる場合は慎重に。
スピリチュアルな感覚だと、コブの中に溜まった水をつけたら眼病が治ったとか(伊豆『伊古奈比咩命神社』)、ものを「産む」信仰のあるこぶ杉だとか(茨城県『花園神社』)、各地のご神木で謂れがありますね。
植物学的には、傷ついた細胞を治癒しようとする、人間でいえばカサブタのようなもの…らしいです。
樹木の免疫的なパワーが集まっている、という見方もできるのかな?
植物が生成するものは人間に薬効があるものが多いですから、その関係もあるのかも。
次回参拝の時は、そっとコブを撫でてみよう!
みそぎ池
阿波岐原の松林に囲まれ、一帯には静けさが漂う。
伊邪那岐命が黄泉の国での穢れを清めるために禊を行い、23柱の神々と天照大御神、須佐之男命、月読命の三貴子が生まれた。
神事で心身の罪穢を払うために唱えられる祓詞にも、阿波岐原の地名と禊の記述がみられる。江田神社と遊歩道で結ばれている。
現地看板より引用
私、禊の場所は…なんとなく海の近くの河口か、いっそ海…波打ち際だと思い込んでいたんですけども…
浄化=海のイメージが強いからかな。
でも違いましたね。
池なんですね!!
というか、ここなんですね!!
はっきりと残ってるんだな…すごい。
※追記
祝詞だと「川」で清め「海」にながれ、やがて罪穢れがなくなるという文脈なのですよね…
「みそぎ池」は川じゃないけど、確かに海はすぐ横にあります。
2000年以上前は池ではなく川で、海と繋がっていたのかも?
池はスイレンが綺麗に咲いていました(*^^*)
花の美しさに引き寄せられたおばあさまが、かなり池のふちぎりぎりまでのぞき込んでカメラを構えていたので、ちょっとハラハラしました。
池は木で縁取りがされていますが、意外と深そうだったので落ちないようにお気を付けくださいね(^^;)
でもスイレンがとても綺麗だったので、お気持ちもわかります。
結局私も同じようにギリギリまで近寄って、たくさん写真を撮りました。
スイレンの花は早朝に開花して昼過ぎには閉じてしまうので、お花が見られる季節は午前中の参拝、散策がおすすめです!
亀もいます!!
小さな男の子が手をたたいて「亀こい亀こい」と呼んだら寄っていたので、人なれしてる感じがします。笑
森の奥にある『みそぎ御殿』
ちょっと空気感の違うお社です。
祝詞の「日向の橘の小戸の阿波岐原」また古事記、日本書紀などにあるこの阿波岐原とは、この一帯を指し遠い神代の地名が今も伝承されている所です。(略)
この御殿の神域は、その昔禊祓された伊弉諾尊が神籬(ひむろぎ)をたて茅(ちがや)の注連をめぐらし三-七-二十一日の間、天つ神の照鑑を仰ぎ給い祭祀神楽を執り行われた、尊い霊跡であると神語されています。(略)
昭和三十四年十一月十五日から十二月九日に亘り大神の御神霊は「阿波岐原みそぎ御殿を建つべし」との信託と御殿造営現地に誘導あり、これが神名ならびに御殿のはじまりとなり昭和四十年二月十五日天府の宮みそぎ御殿は奉献されました。(略)
現地配布の由緒書きより引用
神託…
昭和初期で神託から社殿造営するのは、歴史ある神社とはまた別で意味のある事だなと思います。
少しネットで見てみた限りだと、お伊勢様を熱心に信仰する女性が神託を受けて、正式に伊勢神宮からお迎えしたという経緯のようです。
「神語」とあるので、神降ろしをされたのでしょうか。
神託を受けた方の親族の方が受け継いでいるのかな。
みそぎ御殿境内の撮影は禁止。
境内はきれいに掃き清められ、その厳格な信仰を今に続けてらっしゃることがうかがえます。
あと、これもネットで知ったのですが、俳優の堺雅人さんが熱心に信仰されていることで有名なようです。
堺雅人さん、宮崎出身なのですね。
年に数回訪れるくらい懇意にされているそうで、一部では半沢直樹の大ヒットに合わせて「半沢神社」なんて呼ばれているとかいないとか。
超人気俳優を生み出すパワー、あやかりたいものです(*^^*)
江田神社の御朱印
御朱印は参道途中の左手にある社務所で頂けます。
江田神社の御朱印の初穂料は500円。
ちなみに『みそぎ御殿』でも御朱印がいただけますが、こちらはみそぎ御殿横の社務所です。
独立してる感じなのかな。
江田神社とは別になります。
みそぎ御殿の御朱印の初穂料は300円です。
【開運】御朱印はお札と同等です!敬意を持って寺社を巡り、御朱印を集めよう!
江田神社でのスピリチュアルサイン
ご祈祷を見せて頂けました!
祓詞の本場(?)で神職さんの祝詞が聞けるとは、なんとも幸運です。
日曜日だったので、ご祈祷する人も多いのかな?と思いましたが、ご祈祷を受けているのはどうも1組だけのようでしたし、帰りにもう一度社殿でご挨拶した時にはひっそりとしていましたので、タイミングばっちりでした(*^^*)
聞こえてきた祝詞から、厄払いのご祈祷だったようです。
確かに、禊の起源ともいえる江田神社でのご祈祷は、厄払いの効果が特に強そうです。
【神社仏閣の歓迎サイン】神社仏閣で結婚式やご祈祷に遭遇した時のスピリチュアルメッセージ
おみくじも大吉◎
ご神託をいただくため、しょっちゅうおみくじを引いているんですけども、8割くらい大吉頂いてるような気がします。
ありがたいことです!
みそぎ池に向かう時、現地案内ボランティアの方が朗らかに声をかけてくださいました。
みそぎ池への行き方、スイレンが見頃な事、亀がいるんですよというのを教えて下さって。
出かけ先で思いがけず親切にされると嬉しいですね。
【神社仏閣の歓迎サイン】聖域での人との交流、挨拶や親切を受けたらそれは歓迎サインです!
あとは江田神社境内にいた時間帯だけお天気が良かったです。
参拝した日は終日曇予想で、参道から本殿でご祈祷を見ていた時間だけ晴れていました。
【神社仏閣の歓迎サイン】晴・雨・曇り・雪の移り変わり…神社仏閣の参拝時に天候が変わるのは歓迎サイン!
他にもトンボや蝶、祝詞のあとの風と、なんだか歓迎サインたくさんいただいたので、これは是非また参拝しなくてはという気持ちです。
江田神社へのアクセスと駐車場
【バス】 宮交シティから宮崎市フェニックス自然動物園行きバス約40分、江田神社下車
【お車】 宮崎駅から約15分
【駐車場】あり
国道10号沿いにあります。
宮崎駅方面から北上した場合、1本車線になったあと右手に鳥居が見えます。
江田神社の前の道路は、そこそこ車の通りも多いですが、右左折するタイミングはある程度で、入りやすかったかな。
駐車場は画像の鳥居の手間と、向かって左横に数台ずつ停められます。
無料です!
まとめに
祓詞の聖地、みそぎ池のある『江田神社』。
神域内の『みそぎ御殿』と合わせて強力なパワースポットです。
宮崎市中心部からも近いので、パワースポット巡りのルートにご検討下さいね!
都道府県別の神社仏閣まとめ 御朱印/御神塩/御神水(お水取り)/御神土(お土取り)