【美術館】『松本市美術館』美術館を埋める草間彌生さんの目を引く赤ドット!

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東京の新国立美術館で『草間彌生 我が永遠の魂』展をやっているのに、長野県にある松本市美術館で草間彌生さんの作品を見てきました!

近所のセブンイレブンで新国立美術館のポスターを見たときに樹木希林さんの舞台か何かかと思ってた。笑
インターネットでも『草間 彌生』で検索すると『草間 彌生 樹木希林』と予測検索が出てたので、似ていると思っているのは私だけではないのでしょう!!

長野県松本市は草間彌生さんの出身地。
市営バスも草間彌生さんの代表的な『赤ドット』でラッピングされていて目を引きます。

セブンで新国立美術館のポスターを見て印象には残っていたのですが、旅先で松本市美術館に行ったのは偶然。
長野に向かう際にも、品川駅でででーんと大きな広告があったりして、なんだか妙に縁を感じる。

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前衛芸術家【草間彌生】

前衛芸術家、小説家。1929年長野県松本市生まれ。幼少より水玉と網目を用いた幻想的な絵画を制作。1957年単身渡米、前衛芸術家としての地位を築く。

『草間彌生 我が永遠の魂』HPより引用

ポスターを見たときは「なんてファッショナブルな樹木希林なんだ」と思いましたが、若いころから単身海外に渡り、ファッションショーやハプニングという活動をされていたのですね。

ハプニングってなんだろ?と思って調べてみたら、

ハプニングは、1950年代から1970年代前半を中心に、北米・西ヨーロッパ・日本などで展開された、ギャラリーや市街地で行われる非再現的で一回性の強いパフォーマンスアートや作品展示などを総称するのに用いられる美術用語。

ウィキペディアより引用

とのこと。
かなりアクティブに活動してこられたのですね。

昨年(2016年)11月には文化勲章を受章され、タイム誌の2016年世界で最も影響力がある100人に選ばれるなど、現在87歳とのことですが精力的です。

他にもルイヴィトンとのコラボや下着なども。

「真夜中に咲く花 太陽のキノコ」という名前がついているのですが、うん。
なんというか…すごそうですよね!笑

普通にデザインかっこいいと思うのだけども。
ウンナナクールで女性用のブラもあるので、ちょっと欲しい。

作品を見て思うこと

松本市美術館の展示の説明では「幻覚や幻聴に悩み絵に描き起こし始めた」という説明がありました。

松本市美術館ではコラージュを用いた作品も多かったです。
暗色にギザギザの枠で囲われたポイントを見ていると、浮かんでは消える幻覚や幻聴の生々しさを感じます。

水玉はユング心理学だと「統合」を求める心の動きだったと思うのですが、幻覚や幻聴を統合しようとした心の動きに水玉模様が出てくるのかな、と。

草間彌生さんの水玉は大小無数にあるけど、1つ1つ独立していて重なっていないんですよね。

「クサマ・ハプニング」のトレード・マークの水玉模様。赤や緑や黄の水玉模様は地球のマルでも太陽のマルでも月のマルでもいい。形式や意味づけはどうでもいいのである。人体に水玉模様をえがくことによって、その人は自己を消滅し、宇宙の自然にかえるのだ。自伝「無限の網」(作品社)より

これは公式HPに載っていたのですが、「自己の消滅」「宇宙の自然にかえる」という表現の仕方を見ても、なんとなく曼荼羅のような世界観を想像してしまいます。

統合失調症を克服されたとのことですが、水玉や網のモチーフやギザギザの囲いは、同じく統合失調症の画家「ルイス・ウェイン」を彷彿させます。

迫力がある作品ばかりで脳が興奮しました。
新国立美術館の展示もぜひ行きたい!

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その他の展示

草間彌生作品以外にも、様々な展示がありました。

『美術館コレクションのはじまりと今~ミュージアムピースの愉しみ~』

『上條信山記念展示室 上條信山70~80歳代の書』

『田村一男記念展示室 山、眠る① 田村一男没後20年』

『池上百竹亭コレクション 珊瑚会の画家たち』

田村一男作の雪山の絵が良かったなぁ。
長野県にきて強く感じる山の神気のようなものが宿っているように思えて、静かな絵なんだけど迫るものがありました。

食い入るように見てたら時間がなくなってしまって、急いでみるはめになったのが口惜しい。

松本市美術館アクセス

松本市美術館へのアクセスは、松本駅を出て真ん前の大通りを直進。

15分くらいかな?
そんなに遠くないです。

開館時間は9:00~17:00(入場は16:30まで)。

車の場合は無料駐車場があります。
けっこう広かったからすんなり停められるんじゃないかな。

今回は新幹線で行ったけど、次は車で行きたい!
長野は電車の本数少ないから、計画的に動けない私には電車移動が向かない!笑

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