【神社仏閣の歓迎サイン】太鼓や神楽、その他の『音』で感じる神仏からのメッセージ

神社仏閣には、訪れる人々を歓迎する多くのサインがあります。

特に、普段とは異なる出来事が起こる時、それは歓迎サインと捉えることができます。

神社仏閣を参拝していると聴こえてくる様々な『音』も、スピリチュアルな歓迎サインのひとつです。

例えば、太鼓の音は邪気を払い、心身を浄化する力があります。

鈴の音は、神聖な存在を呼び寄せ、心を引きつける効果があります。

その他にも、チャイムや楽器の音、鳥の声など、それぞれの音が持つスピリチュアルな意味があります。

今回は、神社仏閣で遭遇しやすい『音』の歓迎サインについて、実際の体験談を交えながらご紹介します!

『音』が持つスピリチュアルな効果

スピリチュアルの視点で見る音の性質

『音』とは、物体の「振動」が空気や水などの媒介物を通じて伝わる現象です。

物体が振動すると、その周囲の空気が圧縮と膨張を繰り返し、この圧力の変化が波として伝播します。

この波が人間の耳に届くと、耳の鼓膜が同様に振動し、その信号が脳に伝わり、私たちはそれを『音』として認識します。

つまり、『音』は振動であり、波形の圧力変化によって伝わるものです。

スピリチュアルな視点では、この振動に神仏の力や聖域のエネルギーが宿り、目に見えない悪いものを払い落としたり、心身の波動を整えたりしてくれると考えられています。

神社仏閣で聴こえる音には、神仏の清浄なエネルギーや神聖な力が含まれており、訪れる人々に癒しや浄化をもたらすとされています。

神社で聴こえる歓迎の『音』の種類

神社仏閣に参拝中に聞こえてくる『音』には以下のようなものがあります。

ご祈祷で奏でられる『太鼓』や『神楽』の音
地域全体に響く『チャイム』
鳥や蝉など生き物の『声』

それぞれ体験談と合わせて意味を見ていきましょう。

神社仏閣で『太鼓』の音を聴く意味

近江神宮の和太鼓

太鼓の音は邪気を払います。

神社仏閣で太鼓の音を聴くことは、スピリチュアルな意味で非常に大きな力があります。

太鼓の音は、ご祈祷が行われている場にいることが多く、ご祈祷によって悪いものを落とすパワーのお裾分けを受けていると考えられます。

また、太鼓の音は心臓の音と共鳴しやすいと言われます。

重く低い「ドン!ドン!」という音は、聴く人の心を鼓舞し、お祭りやご祈祷に参加している人々の集中力や一体感を高めるスピリチュアルな役割を持っています。

もし、神社仏閣で太鼓の音を聴いた時にあなたが落ち込んでいたなら、その音には神仏からの「応援」や「励まし」のメッセージが含まれているかもしれません。

太鼓の音に心を委ねて、神仏の力を感じ、心身を浄化させてもらいましょう(*^^*)

神社仏閣で『太鼓』の音を聴いたスピリチュアルな体験

『太鼓の音』の歓迎サインは、意外と多くあります。

誰かがご祈祷を受けているタイミングで参拝すると、ご祈祷の開始時や節目のタイミングで太鼓が鳴らされます。

この太鼓の音は遠くまで届き、境内中に響き渡り、参拝者の耳に届きます。

例えば、静岡県の『富士山本宮浅間大社』では、境内に足を踏み入れたと同時に太鼓の音が聞こえてきました。

青空の下、霊峰富士を眺めて聞いた太鼓の音はとても清々しく、強く印象に残っています。

また、宮崎県の『都農神社』には、なんと参拝者が自由に太鼓を叩くことができる「願掛け太鼓」があります!

他の参拝者の方が鳴らした太鼓の音を「偶然」聴く時は、神仏からの歓迎サインの可能性が高いです。

そして、自分で太鼓を鳴らす場合は「願掛け」ができます。
これはとても楽しい体験でした!!(*^^*)

神社仏閣で『法螺貝』の音を聴いたスピリチュアルな体験

太鼓とは異なりますが、同じようなスピリチュアルな特性を持つ『法螺貝』についてもお話ししたいと思います。

『法螺貝』は合戦の合図に使われる「ブォ~~~~~~~」という重く低い音の楽器で、その音は遠くまで響きます。

修験道の修験者(山伏)が山中を歩く際にも吹かれることがあります。

例えば、神奈川県の『大雄山最乗寺』に参拝した際に、この法螺貝の音を聴きました。

合戦の合図に使われていたためか、法螺貝の音を聞くと気持ちが高揚します!

普段聞く機会が少ないので、テンションが上がる体験です。

また、茨城県の『袋田の滝』にある月居山を訪れた際、たまたまその日が『月居観音堂』の秘仏公開の日で、山伏の方が参詣者に随行して法螺貝を吹いているのを聴きました。

こうした偶然の貴重な体験は、神仏からの歓迎サインだと感じる瞬間です。

神社仏閣で『神楽(鈴)』の音を聴く意味

浄化の力を持つ神楽鈴

神楽鈴には、「邪なるものを祓う力」があると考えられています。
それも、鈴そのものではなく、「鈴の音」に力があるとされています。
澄んだ音で神の御霊を引きつけ、御霊の昂揚を期待し、より大きな御神徳を得ようとするのです。
鈴は鳴らして使ってこそ、意味があるのですね。

もう一つは、「心をひきつける」効果があると言われています。
魔除けや、神様を呼ぶ効果があると考えられています。
神社のお参りにいくと、必ず鈴を鳴らしますね。
邪なるものを祓い、心をひきつける、この効果を狙ってのことなのです。

巫女が神楽で使用する鈴について解説!意味や効果、種類は? - 舞の道 観音舞 (mainomichi.com)

ご祈祷の際に使用される、たくさん鈴が付いた神具を『神楽鈴』といいます。

以前、『風鈴』について書いた記事でも書きましたが、風鈴や鈴の「高く澄んだ音」には、「邪気を払う」効果があります。

風鈴の風水効果の説明としては「良い気(良縁)引き寄せる」と書きましたが、神楽鈴の「心をひきつける」「神聖な存在を呼ぶ」効果があるというのは近いものを感じます。

神社仏閣で「鈴の音」を聴いた場合の神仏からのメッセージは「味方がそばにいる」「いつも見守っている」というものかもしれません。

神社仏閣で『鈴』の音を聴いたスピリチュアルな体験

ご祈祷を見せてもらうタイミングだと、太鼓の音と一緒に鈴の音も聞かせてもらえることが多いです。

シャラシャラシャラ…と神楽鈴を振る瞬間に立ち会えた時は、一緒に頭を下げて恩恵を頂くのも良いでしょう◎

また、夏の神社仏閣では『風鈴』が飾られている神社仏閣も多いです。

霞神社』で祝詞を唱えた後にリィーン…と高く音が鳴ったのも風情がありましたし、同じく宮崎県の『霧島岑神社』ではたくさんの風鈴飾りが風に吹かれて一斉にカランコロンと鳴り響いたのも素敵でした。

神奈川県の『出雲大社相模分祠』の夏詣での風鈴の音も心地よかった。

音と一緒に夏の景色が浮かぶ、そんな思い出が多いです。

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神社仏閣で『チャイム』や『楽器』の音を聴く意味

チャイムを鳴らす街のスピーカー

神社仏閣で聴こえてくる音には意外なものもあります。

面白い歓迎サインだなと思ったのが『チャイム』や『楽器』の音です。

例えば、参拝の時間が「正午」に重なって流れた町内のお昼を知らせるメロディー、ご近所のご家庭から聴こえてくるピアノの音、近くの学校から聴こえてくる吹奏楽部の練習の音などです。

神仏は、巧妙に参拝するタイミングを合わせ、ちょうど音が聞こえる時間に調整してくださったのかもしれません。

この場合、太鼓や神楽鈴のように邪気を払うような、ある意味畏まった形ではなく、シンプルな歓迎サインです。

メッセージは「よく来たな、歓迎するぞ」というものでしょう。

神社仏閣で『チャイム』の音を聴いたスピリチュアルな体験

石川県の『須須神社奥宮』に参拝した時のことです。

この神社は能登半島の先端、ほとんど人や車が通らない山の中にあります。

無性に石川県に行きたくなり、能登半島の先端に惹かれて神社を探し、須須神社奥宮を見つけました。
この時は、まるで呼ばれたかのようでした。

軽い山登りの末、鳥居が見えた時の感動はひとしお。

鳥居を潜って社殿の前に立った時、曇っていた空から太陽が顔を出し、雲の切れ間から光が差して、正午の『チャイム』が鳴り響きました。

山の中で一人、太陽の光と懐かしいチャイムの音に包まれる素敵な体験でした。

神社仏閣で『鳥の声』を聴く意味

美しい声で鳴くコマドリ

神社仏閣に参拝している時、鳥が意味ありげに鳴いた場合も歓迎サインと捉えられます。

ただし、これは『音』の歓迎サインというより、『生き物との遭遇』の一環です。

参拝中にウグイスが綺麗な声で鳴く、山間部の神社でコマドリの囀りを聞くなど、耳に心地の良い鳥の声は純粋な歓迎サインの可能性が高いです。

また、鳥の声を聞くことは幸運を運ぶラッキーモチーフとされており、例えば『鶏』『カラス』『フクロウ』などの鳥たちにはそれぞれ特別な意味があります。

このような鳥と遭遇した場合、神仏からのメッセージを考える際には「ラッキーモチーフとしての意味」に注目すると良いでしょう。

以下の記事では、ラッキーモチーフとしての鳥の意味を詳しくまとめていますので、参考にしていただければ嬉しいです。

【ラッキーモチーフ】幸運を呼ぶ『鳥』モチーフで開運!種類別の幸運のサインとスピリチュアルな意味

神社仏閣で『鳥の声』の音を聴いたスピリチュアルな体験

街中の小さな神社に立ち寄った時のことです。

その日は別の神社に参拝し、かなりの長距離を歩いた帰りだったのですが、疲れがピークで、たまたま見つけた小さな神社の境内で休ませてもらうことにしました。

休んだ後、お礼も兼ねて社殿でご挨拶をしました。

ふと、見上げると社殿の上に一羽のカラスが居ます。

トコトコと意味ありげに歩いた後、こちらをみて「カァー」と、すごく穏やかな声で鳴きました。

その後、もう一度「カァー」と鳴いた後、飛び立つのではなく、歩いて社殿の裏に消えました。

その神社は神明社で天照大神を祀る神社でした。

カラスは天照大神の神使なので、歓迎サインのお使いで来てくれたのだと思っています(*^^*)

まとめに

神社仏閣で参拝している時に聴こえてくる『音』や『声』は歓迎サインであり、スピリチュアルな意味があります。

これらの音を通じて、神仏からの歓迎のメッセージや、励まし、浄化の力を受け取りましょう◎

その音がどんな意味を持っているのか、ちょっとだけ意識してみると、もっと深いスピリチュアルなつながりを感じられるかもしれません。

次回神社やお寺を訪れた時は、ぜひ周りの音に耳を傾けてみてくださいね!

都道府県別の神社仏閣まとめ 御朱印/御神塩/御神水(お水取り)/御神土(お土取り)

神社仏閣の歓迎サインについて

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