目次
御祭神:底津海神命 中津海神命 上津海神命
ご利益:海上安全 航海安全 縁結び
御朱印:なし(お正月のみ有)
塩:なし
土:なし
水:なし
駐車場:有
住所:〒888-0221 宮崎県串間市大納42−3
電話番号: 0987-72-0479
宮崎県の最南端に位置する『都井岬』。
ここは日本在来種である野生馬「御崎馬(みさきうま)」が自由に歩く、自然豊かな絶景スポットです。
青く広がる日向灘と緑の草原が織りなす美しい景色は、訪れる人々を魅了します。
そして、この風光明媚な岬の先端に鎮座するのが、創建708年と古い歴史を持つ『御崎神社』。
航海安全と縁結びのご利益で知られ、地元の人々からも親しまれている神社です。
この記事では、御崎神社の魅力とともに、野生の御崎馬や都井岬の観光ポイントをご紹介します!
『御崎神社』の御利益は航海安全と縁結び!
旧称を御崎三社大権現といい、元暦元年(1184年)土持信森がこの地に来て祀官となって現代へ継承、信森が初め島津忠久に由緒を申達して以来、領主歴代神領を寄進し尊崇篤かった古社である。
御崎三所大権現の名を賜るのは、佐田御崎・火御崎・土肥御崎(当神社の別名)である。
(略)
明治六年五月神社改革により都井神社に合祀されるが、その後も旧社殿に参拝する人々が絶えず、その上コレラが流行したり、稲の穂枯れなど凶作が続いたりした為、村民が復社を切望し、明治十三年十二月に許可になり現在名となる。
ご利益:海上安全 航海安全 縁結び
現地由緒書きより引用
土持信森は、日向国(現在の宮崎県)で非常に影響力のある一族のひとつです。
日向国の覇権を争った島津氏や伊東氏、どちらとも関りが深いことで知られています。
土持の一族は、元は宇佐八幡宮の社人だったと伝わります。
代々神社の祭祀を担当していたと考えられるので、この御崎神社にも詳しかったのでしょう。
御崎神社の創建は708年、奈良時代に遡ります。
この時期は、平城京への遷都が行われた年代で、中央集権化が進み国家の基盤が築かれた時代です。
全国各地での神社の建立も活発で、エネルギーの強い場所に神を祀っていったのだと推測されます。
都井岬の先端に位置する御崎神社は、海のエネルギーが強く渦巻くパワースポットです。
実際に訪れると、お社のある岸壁には波の浸食によって刻まれた不思議な模様が見られ、周囲の緑が美しい景色を作り出しています。
その岩肌に映える朱色の社殿も神々しく、訪れる人々を魅了します。
御崎神社の御利益
御崎神社の御利益には、海上安全、航海安全、そして縁結びです。
この神社には、航海安全にまつわる伝説があります。
都井岬の沖合は、黄金瀬をはじめ暗礁が多く、しばしば船が遭難する海の難所です。
それで沖合を行きかう船の乗組員は、この御崎神社に航海中の安全をお祈りしていました。
その御祈りをきいてくださったのか、暗夜に船が暗礁のある危険な方向にすすもうとすると、その方向から突然大きな音がしたり、怪しい火が飛んできたりして危険を知らせ航海の安全を守ってくれたそうです。
これらの出来事は御崎神社のお告げだといわれています。
現地由緒書きより引用
海上安全、航海安全を祈願する船乗りたちに危険を知らせて守る…
しっかりと見守って、危険があればきちんと伝わるようにして助けて下さるのですね。
どうにも面倒見の良い神様のようです。
また、縁結びのご利益については具体的な由来は記録に残っていませんが、このように手厚く人々を守る神様であれば、恋愛や縁結びも真摯にサポートしてくれることでしょう(*^^*)
『都井岬』には貴重な日本在来種の野生馬がいる
「御崎馬(みさきうま)」は日本在来種の馬で、都井岬の自然豊かな環境の中で野生で暮らしています。
馬は都井岬のシンボルであり、観光客にとっても大きな魅力です!
御崎馬はやや小柄で、脚が短く、全体的にずんぐりした印象です。
競走馬と比べると、どっしりとした雰囲気があります。
都井岬の保護区内で、広々とした草原や丘を中心に自由に過ごしています。
観光客は「駒止の門」で入場料を払い、距離を保ちながら馬たちを眺めて楽しむことができます。
スタッフの方が「馬が道路に出ていることもあるので気を付けてくださいね」とおっしゃっていたので、たまに草原の丘から降りてくるのかな?と思ったのですが…
私が行った時は、むしろ草原には1匹もおらず、みんな道路を歩いていました。笑
御崎神社があるのは都井岬の最先端なのですが、途中で道を通せんぼしている馬もいて困ってしまったくらいです。(少し待っていたらどいてくれました)
御崎神社の駐車場にも馬糞の山があったので、どうやら神社のすぐ前まで馬が来るときもあるみたい。
都井岬を楽しむための注意事項
車の制限速度は30km
野生馬たちは道路をのんびり歩いています。
万が一にも接触事故があるといけません。
人間も馬も、お互いが怪我しないために、スピードの出しすぎには注意です。
馬に近寄ったり触れたりしない
馬に近寄ると、「嚙まれる」「蹴られる」などの危険があるので要注意!
かなり近くで見る事が出来ますが、一見かわいくて大人しくても、馬は大型動物です。
特に後ろから迫ると、馬が警戒するので厳禁とのことです。
この他、いくつかのルールがあります。
駒止の門でパンフレットを貰えますので、目を通しておきましょう◎
御崎神社の御朱印
【参拝について】
普段は無人ですが、正月三が日(1/1~1/3)に限り社務所にて御朱印やお土産の販売を行います。また、初日の出の人気スポットとしても有名です。
御朱印の授与は、元旦~1/3までの、三が日のみとなります。
初日の出をパワースポットの御崎神社で迎えることができれば、素晴らしいご利益が期待できそうですね!
ただし、神社の境内は広くないため、多くの人が集まると混雑するかも?
その場合、少し戻って丘に登ると良いかもしれません。
丘の上からは360度のパノラマで、東も西も海が見えるので、初日の出も綺麗に見えるだろうと思います。
小松ヶ丘広場のあたりから登れます!
御崎神社でのスピリチュアルサイン
御崎神社の帰り道でトカゲに会いました!
階段を上っていたら前からやってきて、驚いたのか一度飛び跳ね、階段横の日影に避難していました。
飛び跳ね方がコミカルでかわいかったな(*^^*)
海辺の神社では、歓迎サインで「トカゲ」に遭遇することが多いように思います。
都井岬の近くの観光スポット『幸島』
都井岬から車で〇分の距離に『幸島(こうじま)』があります。
野生の日本猿が生息する無人島です。
この幸島に棲息する猿は「文化を持つ猿」として有名なんです。
なんでも、最初に「芋を海水で洗う」個体が居て、それがだんだんと群れ全体に広がり定着したそうです。
今回はこの幸島を、海辺から眺めるだけでしたが…
なんと帰りに恋ヶ浦のあたりで猿に遭遇。
えー!?島から出てる!?と思って調べてみたら以下の記事がありました。
サルの島幸島に異変が! - 海と日本PROJECT in みやざき
(略)
今は、潮が引き始めると、砂の道が現れ、早い日では干潮の4時間前に陸続きになってしまうんです。
本来は、船で島に渡るんですが、歩いて島まで渡れるようになってしまいました。
陸続きになって懸念されるのが、野生のニホンザルが島外に出る恐れがあるんです。
この事態を受け、串間市は4月から監視員を配置して、野生ザルが島の外に出ないように見守っています。専門家の見解は…
この記事の日付が2017年。
2024年現在、すでに島から陸に渡って、生息地を広げているのかもしれません(^^;)
最初に道路で見つけたのは3匹ほどで、その後、付近を探索してみたらまた別の猿を数匹みかけましたので、かなり広がってるように思います…
まぁ、猿は伊豆にも秩父にも信州にもいますので、問題ないのかな?
遭遇するとちょっと嬉しいですね(*^^*)
この日、1日で馬にも猿にも会えて楽しかったです。笑
御崎神社(都井岬)へのアクセスと駐車場
都井岬への行き方は、車やバイクがおすすめです。
【野生馬保護協力金】
車1台 400円
バイク1台 100円
※駒止めの門にて
都井岬の駒止の門の先は、『小松ヶ丘広場』『都井岬観光交流館パカラパカ』『御崎神社』に駐車スペースがありました。
今回は行っていませんが、おそらく『灯台』にも駐車スペースはあると思います。
私は最初、都井岬内に入ったものの、どこに車を置いていいのかわからなくて困りました。
以下の場所は車を置いておけます。
都井岬内の駐車場
小松ヶ丘広場
『小松ヶ丘広場』は駐車スペースとして仕切られているわけではないのですが、入口のところに皆さん車を停めていました。
パンフレットなどのキービジュアルになっている「海が見える丘」は、こちらの『小松ヶ丘広場』に車を置いて上るのが近いです。
(今回、丘に馬はいませんでしたが!!笑)
また、『小松ヶ丘広場』は夕景の名所でもあるそうです(*^^*)
都井岬観光交流館パカラパカ
『パカラパカ』は、カフェ併設の都井岬の案内所です。
こちらでは、お土産も販売しています!
施設が新しくて、トイレも綺麗です(*^^*)
グランピングの施設もこのパカラパカの目の前でした。
建物の目の前の駐車スペースは、半分はグランピングのお客様用で少ないのですが、ぐるっと奥にまわると裏側に広めの駐車スペースがあります!
御崎神社
『御崎神社』の駐車スペースは20台くらいかな。広かったです。
駐車場の端に馬糞がたくさんあったので、馬たちはここにも来るみたい!
御崎神社はここからさらに階段を下って行きます。
公共機関でのアクセス
公共交通機関を使うなら『串間駅』からバスがあるようです。
■宮崎空港から車で約1時間30分
■JR串間駅から車で約30分
■JR串間駅からコミュニティバス都井岬行きで約40分、終点下車、灯台へは車で約5分
■東九州自動車道 日南東郷ICから約1時間都井岬|宮崎観光なびより引用
市内交通アクセス
■串間市コミュニティーバス よかバス
集落往復線…200円 市街地循環線…100円
1日フリーパス券…400円(小学生半額・未就学児無料)
※都井岬線以外は年末年始の期間(12/29~1/3)は運休
串間駅からバスがあるんですね!
確かに、パカラパカの前にバス停がありました。
しかしパカラパカは都井岬に中心にありますが、そこから『御崎神社』『小松ヶ丘広場』『灯台』など徒歩でまわろうとすると結構しんどいかと思います。
レンタサイクルがあったので、自転車でまわるといいかもしれません。
まとめに
都井岬の素晴らしい景色や歴史ある御崎神社、そして可愛らしい野生の御崎馬たちとの出会いは、きっと心に残る特別な体験になります。
海のパワースポットである御崎神社でエネルギーチャージもできます!
次のお休みには、ぜひ宮崎観光で都井岬を訪れてみませんか?
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