【神社】東京都北区『王子稲荷社』<王子の狐><狐の穴跡><願掛け石>

東京北区王子の王子稲荷は、稲荷神の頭領として知られると同時に狐火の名所とされる。

かつて王子周辺が一面の田園地帯であった頃、路傍に一本の大きなエノキの木があった。毎年大晦日の夜になると関八州(関東全域)のキツネたちがこの木の下に集まり、正装を整えると、官位を求めて王子稲荷へ参殿したという。その際に見られる狐火の行列は壮観で、近在の農民はその数を数えて翌年の豊凶を占ったと伝えられている。

ウィキペディアより

落語『王子の狐』の舞台になったほど有名な、関東の稲荷神社総元締め『王子稲荷社』
大晦日になると狐火が列をなし、名物になるほどだったという…

パワースポットとしても有名な【王子稲荷神社】!

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【王子神社】を出て、方向感覚とネットの地図を頼りに
細い道から行ったためか、ちょっと遠かったです。

【神社】東京都北区『王子神社』<東京十社><樹齢600年の銀杏><王子権現>

駅から6分と聞いていましたが、
道がわかっていても、もう少しかかると思います。
大通りではなく、またも裏参道から。

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というのも、表門からの階段は、
半ばが幼稚園の敷地内になっていました。
昨今、怖い事件も多いですからね。
園児を守るために閉鎖されているようです。

しかしこの、「裏から」というのも北の象意です。

【王子稲荷神社】の御祭神

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こちらの御祭神は、

・宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
・宇気母智之神(うけもちのかみ)
・和久産巣日神(わくむすびのかみ)

お稲荷様なので、宇迦之御魂神は当然として、
「宇気母智之神」は食物起源の女神様。
「和久産巣日神」は五穀と養蚕の神様。

皆様、生きるために必要な食物の神様ですね。

お稲荷様は江戸時代にそこここにあったと言われ、
全国でも大小合わせて日本一の社の数があります。

民間信仰で人気の神様で、
五穀豊穣から、現代に至り商売繁盛まで叶えて下るお稲荷様。

王子稲荷神社は関東の稲荷神社の総本社なのだそう!

私もよくお世話になっているので、
お参りできて嬉しい。

◆王子稲荷神社は見どころがいっぱい!

本殿の奥、社務所の先がワンダーランドでした!

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道は狭いのですが、奥行きがあります。

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この右に稲荷神社の特徴でもある赤い鳥居!
雰囲気あります…!

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◆稲荷神社にある赤い鳥居の秘密

このあと行った図書館で調べたのですが、「なぜ稲荷神社に赤い鳥居なのか?」

お稲荷様の眷属と言えばキツネですが、キツネは陰陽五行で分類すると「土」属性。
陰陽五行は 木→火→土→金→水(→木)で、矢印の方向に生気を与えます。

つまり、「土」は「火」でパワーアップするんですね。

赤い鳥居は「火」の属性。
キツネの「土」のパワーを底上げしている。

…面白い見解だと思います。
こういう推論は答えってわからないですけど、平安京の時代には、安倍晴明など陰陽師が一線で活躍していて、社会的に認められていたわけですから。

今でこそ陰陽五行はスピリチュアル管轄ですが、当時はエリートによる世界の常識、大前提です。

赤い鳥居は信仰の強さの証でもあります。
連なって並ぶ火の結界…うーん浪漫だなぁ。笑

◆重いか軽いか!願掛けの石

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祠の中に幾重の座布団に鎮座する石があります。

想像する重みより重く感じるか、軽く感じるかで、願い事の叶いやすさを占うのだそうです。

私はですね。

めっちゃ重かった!!笑

まだまだ遠いってことですね。
精進しまーす…。

そうそう、社の中には奉納された願掛けの白狐がたくさんいました。
お腹に願い事を書いて奉納する白狐さん。
初穂料はたしか500円だったかな?

◆狐の穴跡

願い石の横にはさらに階段があり、上っていくと「狐の穴跡」があります。

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ここも雰囲気ありました。
赤い鳥居をくぐってからは、ちょっとゾクリとするというか…
私はあんまり霊感ってないのですけど、どこかヒンヤリした空気がありました。

暗くはないんです。
でも、なんだか少し畏敬の念を抱くというか。

100年も昔は雑木林だったそうで、狐火も多く見られたそうな。

そして、階段を上がった狐の穴跡から見る王子は美しかったです。
新幹線が見えました♪

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雑木林の時代から、町の編纂をここで見守り続けていらっしゃるのでしょう。
こちらでもビュウと強い風が吹いていました。

帰りには境内で黒猫に遭遇。

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全然こっち見てくれなくて。笑

入って最初に参拝した時はいなかったのですけど、
奥のワンダーランド堪能した後に戻ったら、
賽銭箱の横でこっちをガン見してました。びっくりした。かわいい。

黒猫もなんとなく北の象意な気がするんだけど…
どうでしょ?日本的には不吉とも言いますね。
イギリスだかヨーロッパでは「財運を運んでくる」吉祥なんですよ♪

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最後に優しいお顔の、裏門のお狐様。

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前述したように表参道には幼稚園があり、
帰りには園児たちのにぎやかな喧騒が聞こえてきてほほえましかったです。

なんとなくだけど、このお狐様たちは子供好きそうですね。笑

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