【神社】宮崎県宮崎市『木花神社(きばなじんじゃ)』<無戸室(うつむろ)の跡><霊泉桜川>

<木花神社の基本データ>

御祭神:
木花佐久夜毘売(このはなさくやびめ)
日子番能邇邇芸命(ひこほのににぎのみこと)

御朱印:有

塩:なし

土:なし

水:有(飲用は難しいかも

駐車場:有

住所:〒889-2151 宮崎県宮崎市熊野9508

電話番号:
宮崎市観光協会(0985-20-8658)
木花神社(0985)58-0229
※木花神社に常駐されている方は居なかったので、管理している『熊野神社』の電話番号のようです。

HP:宮崎観光協会|神々の縁の地『木花神社』

木花神社について

木花神社の拝殿

「古事記・日向三代」に登場する、邇邇芸命の行宮の跡と伝えられ、佐久夜毘売が火を放って無事出産した、三皇子生誕の産屋「無戸室」(うつむろ)の跡、産湯に汲んだ泉と伝えられる「桜川」(謡曲「桜川」の舞台にもなった)があり、又近くに佐久夜毘売の生家があったと言われる、后原の吾田屋敷跡も残っている。(略)

宇木花地区の氏神である。
創建ははっきりしないが、約四百年前の記録「飫肥紀行」(都於郡 藩主 伊東三位入道義祐 記)の中に、「木花神社と法満寺」のことが見られるので、それ以前の事だと思われる。
現在社殿に保存されている棟札には、1735年(享保)、1755年(宝暦)、1778年(安永)、1808年(文化)等のものが有り、飫肥藩主(伊東氏)の武運長久、百穀成就、万民豊楽、子孫繁栄等の願文が記されている。(略)

木花神社由緒書きより引用

※飫肥(おび)…宮崎県南部の地区、伊東三位入道義祐…伊藤義祐(いとうよしすけ)。日向国の戦国大名

青島神社の観光MAPを眺めていて発見した『木花神社』。

木花咲耶姫を祀る神社だから、「コノハナ神社」かな?と思っていたのですが、読み方は「キバナ神社」なのですね。

神話でコノハナサクヤヒメが三皇子を産んだ時の「ウツムロ」がこの場所だという神社です。すごい。

木花神社はちょっとした高台にあり、青島が見えます。
…見えるそうです!
私は左方向にあるドームに目が行ってしまって、青島を確認していなくて…(^^;)

でも木花神社の付近に住居があったのなら、ちょっと右手に青島が見えたのでしょう!!多分!

青島神社の案内板に「青島は海幸彦・山幸彦の遊び場だった」とありますが、高台から島を見て遊びに出かけたのかもしれない。
建物が増えて、自然が減っていたとしても。
遠い昔、神話の時代と同じ景色なのだと思うと、雄大な時間が流れても続いていくものがある浪漫を感じます。

無戸室(うつむろ)の跡

木花神社の無戸室の跡

天神 邇邇芸命は、この地で国神 大山津見命の娘 木花咲耶姫を見染められ結婚されたが、そのご懐妊について天神(あまつかみ)からあらぬ疑いをかけられた。
そこで姫はその疑いをはらし天神の御子であることを立証しようと、出産に当たって戸の無い産屋を建てさせ、粘土で塗りふさぎ、火をかけて三御子を次々にお産みになった。

その火の真盛りにお生まれになった御子は、火照命(ほでりのみこと)、次の子は火須勢理命(ほすせりのみこと)、火が衰え鎮まる時に火遠理命(ほおりのみこと)、またの名を天津日高日子穂穂出見命(あまつひこほほでみのみこと)が生まれ給うた。(略)

現地看板より引用

花のように美しいと称えられるコノハナサクヤヒメですが、このエピソードだけ抜群に過激で…笑
私は、この部分は神話の創作なんじゃないかなと想像していたのです。

が、跡地がある。

跡地があるということは、近しいエピソードはあったのかもしれない…。

やー…ニニギ、粘土で塗りつぶしたあたりまでに止めようや…とも思いますが…
無事に生まれ、立派に育て上げているので結果オーライですね!!(?)

霊泉『桜川』

木花神社の霊泉桜川

木花佐久夜毘女が三皇子を出産された時、産湯に使った言い伝えがある霊泉。
藩主及び代参者の飲用に供する以外は、一般には汲み取らせなかったという。
近年では、地元住民もまた飲料水として大切に守り続けてきたが、現在湧水量が減少してきている。
この桜川は、渇水期でも枯渇したことはない。

由緒書きより引用

無事に生まれた三皇子の、産湯に使われたという霊泉。

現地にはお水を汲み取れる用の柄杓などもあったのですが、ちょっと使えなかったな…
や、手に取って水を汲みとろうとはしたのですが、どうにも飲める状態じゃないのと、柄杓、蜘蛛の巣張ってるな…という状態で。

こういう時、「もっと参詣者が多かったら整備されるんだろうな」と寂しい気持ちになります。

もしくは私が億万長者だったら私が整備するのに…!!

湧水量減少も、可能なら原因を調べて補強するとか、飲用水テストをしてきちんと飲める状態にするとか…

宮崎県、もっと頑張って!!
観光資源になりますよ!ここは!!

広い駐車場を確保して、近隣にオシャレなカフェを誘致して、青島神社と繋いでツアーに組み込むんよ!!!!

というわけで、お水に触れる事はできると思いますが、現状ではお水取りは難しそうです。

宮崎は今のところ、お水取りができる場所を見つけられていなくて…
霊泉があると聞いて期待していたのですが、そこは残念です。
整備されたらいいな。

しかし、伝承の霊泉であることは変わりなく、タイミングが良ければ飲めるのかもしれない!!

神奈川県は鎌倉にある『佐助稲荷神社』にも『霊狐泉』という霊泉があるのですが、似たような感じで飲めないんですけども。
その霊泉の水を練り込んだ狐の粘土細工の授与品がありまして。

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これなら神気も宿れるし、カワイイし、良い案だな~と。

宮崎市が地元の芸術家さん、いかがでしょう?笑

表参道の長い階段を上って参拝した場合、『霊泉桜川』は、神社に向かって右奥にあります!

【開運】聖域や吉方のお水を頂いて運気アップ!開運『お水取り』のやり方と効果について

謡曲「桜川」

昔、この泉のほとりに貧しい夫婦がいた。
その子供桜子はそれを見かね自ら人買に身を売り、密かにこの地を離れた。
母親はそれを嘆き悲しみ我子を探し求めて旅に出た。
三年の後、日立の国桜川で今は僧になった桜子にめぐり合い、母子ともにこの地に帰り幸福に暮らしたという。

桜子は木花咲耶姫命に祈願して授かった申し子であったので、ご神霊の加護によって我子を探し当てることができたと伝えられている。(略)

悲しくも美しい母子の愛を書いたお話。

「常陸の国の桜川」

調べてみたら、常陸の国、現在の茨城県桜川市HPに同様のお話が載っていました。

磯部桜川公園~櫻川磯部稲村神社(外部リンク)

確かに、宮崎と茨城までの距離で、現代のように情報伝達方法も限られたなか、探し当て巡り合える可能性はいかほどでしょう。

ご神霊の加護だと伝わるのも納得です(*^^*)

茨城県の櫻川磯部稲村神社では、桜の季節にこの謡曲「桜川」を公演しているそうなので、機会があれば見に行きたいな。

木花神社の御朱印

木花神社の御朱印

御朱印をご希望の参拝者の方へ

木花神社の御参拝ありがとうございます。

「御朱印票」は下の箱の中に入れてあります。
御朱印料は、300円を賜ります。

お手数ですが、賽銭箱にお入れください。
なお、木花神社の由緒記につきましては、無料にて配布していますので、ご自由にお持ちください

上記の張り紙がありました。

御朱印、頂けます!

書置きが準備されているので、初穂料の300円を賽銭箱に納めましょう◎

【開運】御朱印はお札と同等です!敬意を持って寺社を巡り、御朱印を集めよう!

木花神社でのスピリチュアルサイン

木花神社のコノハナサクヤヒメ像

ん~~~~~~

初回の参拝では特別に何かは感じなかったかな。
もしくは、見つけられなかったか…

毎回何かあるわけではないので。
こういう場合もあります(^^;)

「参拝出来たこと」が、そもそもご縁を頂けたということでもあります。

2回目の参拝から(精神的な)距離が近く感じる神社仏閣もあるので、また訪れたいです!

歓迎サインの例いろいろ

木花神社へのアクセスと駐車場

木花神社の駐車場

無料駐車場あります!

表参道の階段がある細い道を先に進んで左手に。

駐車場の目の前が「霊泉桜川」のある場所です。

2台くらいかな…
奥行きがあるので、もしかしたら4台くらいまで停められるかもしれません。
駐車場!というより、駐車スペース!といった感じなので、区画分けされているわけでもなく、無理は禁物かもです。
無理すると、車が出られなくなるかも。

とはいえ、私が参拝した時は他に誰もいらっしゃらなかったので、まず大丈夫なんじゃないかな?と思います。

まとめに

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前にInstagramに投稿したのですが、お耳にケセランパサラン付けていた狛犬様は、こちらの木花神社の狛犬様です(*^^*)

あとは、境内の張り紙にあったのですが、木花神社は初日の出がきれいに見えるようです!

木花神社からの景色

高台にあり、東側に青島が見渡せる場所なので、確かに日の出を見るのにぴったりかも!!

5月下旬に参拝しましたが、この時期は紫陽花も綺麗でした。

神話の跡地、木花神社。
ぜひご参拝ください!!

都道府県別の神社仏閣まとめ 御朱印/御神塩/御神水(お水取り)/御神土(お土取り)



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