脳力UP!『書写』をして集中力と文章力を鍛える!書写をするのにおすすめの文章は?

ブログを書き始めて数か月。
自分の文章力にもどかしさを覚える今日この頃です。

文章を書くうえで必要だと感じること。
伝えたいことが自分の中で確立しているかどうか。
そして、その伝えたいことを表現するための文章力。

本は好きでそれなりに読んできたつもりでしたが、自分の言葉をしたためるとなると難しいものですね。

文章力に必要なのはなんでしょう?
語彙力・論理的思考・構成…

はて、それらを鍛えるために何か出来ないかと思いまして、最近『書写』を始めました。

書写とはなにか?

『書写』とは文字通り「書き写すこと」です。

小・中学校の国語の科目のひとつでもあります。
学校の科目としての目的は『正確な文字を身につけること』となっています。

しかし、書写の効果はこれだけに終わらないのです!

書写の効果

正しい字が書けるようになる

小・中学校の国語科目で用いられる第一の目的。
文章を書写すると、文脈も一緒に読み込むことになりますから、言葉を使う意味やタイミングを学べます。

きれいな字が書けるようになる

お手本に美しい字を選びましょう。
丁寧に書写をすることで、字の上達も見込めます。

文字の形を真似てなぞり、書き連ねていくことで練習になります。

書写は心を落ち着けて瞑想のように自分のペースで行うので、自分の文字の「癖」を見直すのにも向いています。

文字の上達、やる気をアップさせるには、『筆記用具』にこだわるのも有りです。
私は誕生日に妹からもらった万年筆で書写をするときもあるのですが、「万年筆を使ってる」自分はなんだかお洒落な気がしてテンションが上がります。笑

あとなぜか万年筆で書くと字が上手になったような気がするから不思議です。

文章力が身につく

美しい構成・文体の文章を書き写すことで、自然と文章の書き方がトレースできます。
好きな作家さんの短いコラムなど書写すると、自分好みの文章の書き方を身につけられるでしょう。

文章にはリズムがあり、好きな作家さんの文章を読んだ後で書くだけでも、少なからずリズムが移るように感じます。
岡本太郎の本を読んだ後だと力強い口語調になったり、ですね。笑

脳が鍛えられる

指先を細かく使う「書く」という動作は脳にいいです。
脳の中の、文章を読み理解や記憶する分野も活発になり、書くという精緻な作業は運動の分野にも刺激があります。

読売書法展にも作品を出している書道家さんがおっしゃるには、書道をたしなんでいる人はボケにくいんだそうです。

書写も、1字1字に神経を尖らせて行うことで、同じ効果が期待できます。

集中力が身につく

人間の脳は一般的に、意味のある文章を2つ以上同時に浮かべることは難しいのだそう。
文章を書写するときは、まず書き写す文章の意味を追いますので、自然と集中に向かう環境が整っているといえます。

ちなみに、落ち込んでいるときや嫌な考えに思考が支配されているときもおすすめですよ。
ポジティブな文章を書写していたら、それだけ考えることになるので、嫌な考えを追い出しやすいということなのです!

書写におすすめの文章

わかりやすい文章・正しい言葉の使い方を身につけるなら『新聞』
ポジティブになりたいときは『名言集』
勉強中のジャンルがあれば『関連用語の説明文』

『英文』など外国語の習得も書写は有効です!
子供向けの『絵本』のフレーズなどシンプルなものから書写すると、言語習得に良いようです◎

書写する文章は目的に合わせて意識的して選ぶと効果が高まります。

ちょっと目線を変えて、『おみくじ』の言葉もおすすめですよ!
読むだけでも心に響きますが、1字1字丁寧に書き写していると、ハッと閃くものがあります。

心当たりのある事、わだかまりや、こだわり、何に怯えて、何を許せなくて、何が本当の望みなのか。
書写をすることで、『おみくじ』を「読む」のとはまだ別の脳の領域が刺激されるからか、響くものがあります。

【開運】おみくじで『凶』を引いたらむしろラッキー!?『凶』をひいた時の心得について

『手紙』という方法もあります

実は『手紙を書く』という開運方法があります。
書写は「書き写すこと」なので、想いを綴る「手紙」とは似ているようで違うものですが、開運方法としては「書いて送る」ことが重要。

気分転換にお出かけ先で素敵なレターセットに書写をして、自宅に送ってみるのも面白いかも。

九星気学という、動くことで開運する吉方旅行をベースにしたものですが、ご興味があればこちらの記事を参考にどうぞ♪

【開運】吉方位のおすすめ開運アクション!旅先から『手紙』『絵葉書』を送ってみませんか?

書写は勉強にもなる

書き写して勉強

だいたいどんな人でも年間700時間(つまり1日に2時間)の勉強を5年間続ければ、世界に通用する人材に必ずなれる。しかし残念ながら、こういう発想をする人はあまりにも少ない。

大前研一さんという実業家の名言だそうです。
ネットで見つけてすごくモチベーションになるなと思いましたので紹介させていただきました。

書写をする内容によっては、そのまま勉強になります。

私はスピリチュアルな分野をライフワークとして日々学んでいるので、最近では興味のある分野を書写するようにしています。
1週間で時間割を作って、風水、占星術…と毎日15分書写×15分反芻を1セットとして、4セットやれば2時間ですが…まぁサボりつつ、最低でも1セットはやるように目標を立ててやっています(^^;)

気軽にできるように、絶対に勉強じゃないとダメと決めず、興味が出れば色んなものを書きます。

本を書写するときはブックスタンドが便利ですよ!


仕事に関することや、ビジネス文書を書写したら勉強になりますよね!
「美しい文字を書く」「リラックス効果」

書写後の15分は、書いたものを読み直す時間と、わからないことの注釈を追加で書き込みしたり、あとは5分くらいボーッとします。
もともと、せわしなく常に何かを同時進行でやって考えてというタイプなのですが、記憶を定着させるには「ボーッとする」時間が大事だそうで、意図的にボーッと…転じて、瞑想のような時間を取り入れてみてます。まだよく効果はわかりませんが、理屈では効率がいいハズ…です。笑

時間配分も…最初は30分1セットで、20分書写×10分反芻だったんですけども、私の集中力は連続15分くらいが限界なようで。
15分すぎるとタイマーをチラチラ見たり、字がミミズみたいにのたくり始めるので15分で切ることにしました😅
継続して行ったら書写効果で時間を延ばせるかもしれませんが、しばらくは15分で。

あ、ブックスタンドはあると便利です!!
本を書写する場合、閉じないように手で押さえ続けるのは地味にストレス。
抑えのあるブックスタンドなら姿勢もきれいに書写を進められます♪

参考までに私が購入したブックスタンドはこちらです。
かなり厚めの本でも大丈夫!!京極夏彦シリーズの文庫本もいける!おすすめです。

書写をしようと思ったきっかけ

なぜいきなり『書写』を始めようと思ったのか…
何かを調べていて、日本の博物学者(生物学者でもあり民俗学者でもある)南方熊楠の記事を読みまして。

南方熊楠は逸話の多い人物です。

熊楠は子供の頃から、驚異的な記憶力を持つ神童だった。また常軌を逸した読書家でもあり、蔵書家の家で100冊を超える本を見せてもらい、それを家に帰って記憶から書写するという卓抜した能力をもっていた。

ウィキペディアより引用

「記憶から100冊の本を書写」というエピソードをみるに、サヴァン症候群だったのではないかと思われるので…
書写をしたから天才的な頭脳が手に入るというわけではないのですが。

上記の一文を見たときに、ふと自分も書写がしたいと思ったんですよね。

まとめに

パソコンやスマホが主流の昨今は、文字を書く機会も減ってしまいました。

集中力を養い、文章力を鍛える素晴らしい効果。
丁寧に書くことで美しい文字の書き方も上達します!

書きやすいお気に入りのペンを手に取って始めましょう♪

私も頑張るぞぅ。
腱鞘炎にならない程度に!笑

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