【神社】東京都新宿区『市谷亀岡八幡宮』<茶ノ木稲荷神社><出世稲荷大神><金毘羅宮><ペット守り>

市ヶ谷で『靖国神社』に行ったのち、さらに近くの『市谷亀岡八幡宮』も参拝して参りました♪

急な階段を上り、その階段途中に境内社が。
稲荷神社が2つあって、境内では近隣で働く人がまったりお弁当を広げている…ほっこりした、面白い神社です。

【公式】市谷亀岡八幡宮

市谷亀岡八幡宮の御祭神とご利益

市谷亀岡八幡宮は、「八幡宮」ですので、御祭神はもちろん…

  • 誉田別命【ほんだわけのみこと】(第十五代應神天皇)
  • 気長足姫尊【おきながのたらしひめのみこと】(神功皇后・・應神天皇の母君)
  • 與登比売神【よとひめのかみ】(應神天皇の姫神)

源氏の氏神様で、石清水八幡宮を総社とする神様です。
市谷亀岡八幡宮は、徳川家…三代将軍家光や桂昌院、五代徳川綱吉らから信仰が篤かった様子。

ご利益は、

国家安泰・平和成就、西方守護…
破魔及び守護の絶対力は甚尽無量

市谷亀岡八幡宮HPより引用

独特だなと思うのは、『ペット』関係のご利益に力が入っている感じがします。
ペット守りに始まり、ペットの御祈祷も行っていますが、それをHPなどで大きく提示しているのは珍しいかなと。

気になってお話を伺ってきたのですが、応神天皇の鷹狩にお供した犬のお話だとか、生類憐みの令を発布した徳川綱吉などの縁によって、また氏子さんのご要望もあってとのことでした。

境内社である茶ノ木稲荷の縁起にしても、このあたりの氏子さんは昔から動物好きが多いのかもしれません。笑

市谷亀岡八幡宮の境内社

茶ノ木稲荷神社

急な階段の中ほどから入る立派なお社。
新緑と朱色のコントラストがお見事。

良い場所です。

御祭神は…稲荷大神、保食神(うけもちのかみ)

茶ノ木稲荷神社は、元々このお山で祀られていた地主神なのだとか。
平安初期の僧空海(弘法大使)が初めて御鎭祭申上げたと言われているそうです。

茶ノ木稲荷は眼病平癒のご利益があります。

この山に稲荷大神の御神使の白狐が居ましたが、ある時あやまって茶の木で目をつき、それ以来崇敬者は茶を忌み、正月の三ヶ日は茶を呑まない習俗がありました。特に眼病の人は一七日、或は三七日二十一日の間茶をたって願えば霊験があらたかであったと言われており、その他様々な願いが成就したということです。

市谷亀岡八幡宮HPより引用

縁起にちなむ〇〇断ちというと、戸隠神社の梨好きな龍神さまを思い出します。
戸隠の龍神様は梨が大好きだから、梨を断って歯の治療を願いに行くと叶えてくれるとのことでしたが、茶ノ木稲荷様はお茶を断って願いに行くと霊験あらたかなのですね。

むむむ、お茶だと梨より難易度が高いですね…
静岡県民の方はほぼ無理ですよこれ。笑

しかし目を傷めた御神使の白狐にたいする憐憫と愛情が伺えるエピソードですね。
このお話も、氏子動物好き説に繋がる気がしてしまいます。

出世稲荷大神

こちらの主祭神はウカノミタマノカミです。
伏見稲荷のお稲荷様は全国稲荷社の総大将でいらっしゃいます。

もともと多数のお稲荷様を祀っていた山だったそうですが、夢見で稲荷大神が現れたとのこと。

熱心な稲荷信仰に感心していらっしゃったのかな?
ちょっとややこしいですが、神の御使いとして修行している狐さんが全国にたくさんいて、茶ノ木稲荷神社の神様は元々この土地で頑張ってたお狐様。

そして、改めて伏見稲荷神社から御神託にきた、ということ…かな??笑

その名の通り、出世にご利益があります♪

金毘羅宮

正史不明だそうですが、江戸時代に水路が栄えた際に、海難守護の神様である金毘羅様を祀ったと推測されているようです。

目の前に大きな川があるので納得です。
商売繁盛、農業の神様でもあるので、水路陸路共に商業活発であったことが伺えますね。

御朱印もいただきました♪

階段を上って右手側。
出世稲荷大神の前に社務所があります。

御朱印の受付やお守りはこちらです。
ペット守りが豊富!

御朱印帳の初穂料は300円です。

市谷亀岡八幡宮へのアクセスと駐車場

市谷亀岡八幡宮へのアクセスは、JR『市ヶ谷』駅から徒歩10分かからないくらいでしょうか。

市ヶ谷駅を出たら左に向かい、川を渡ります。
大通りも渡って、左の方すぐです!
ちょっと中に入ったところに提灯が見えるのでわかりやすいかと。

そして意外(?)にも市ヶ谷亀岡八幡宮には駐車場があります。
縦長に狭い道の奥に鎮座しているので、てっきり駐車場はないものと思っていましたが…
向かって左の急な坂を上った先、本殿横に20台くらいの駐車スペースが。

車の御祈祷も受け付けているようです。

まとめに

秘密基地のように、細長くぎゅっと凝縮された造りがまた風情のある素敵な神社です。

お昼過ぎに参拝したのですが、ランチを境内で食べて休憩して切る方の多いこと!
階段を上りきって、まずはそれにびっくりしました。公園のようです。

確かに木々のふもとが敷石で整備されていたり、ところどころに座れる場所があって居心地がいいんですよね。

裏参道がまた味があるんですよ…
本殿の右奥から裏参道に抜けれるのですが、すごい無理やり繋げたような、大きな木が3本道のど真ん中に刺さるように伸びているのが印象的。

とても気持ちが落ち着き、またわくわくする神社でした。

都道府県別の神社仏閣まとめ 御朱印/御神塩/御神水(お水取り)/御神土(お土取り)

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