【神社】京都府京都市東山区『八坂神社』 <大神宮社><悪王子神社><美御前社><刃物神社>

<八坂神社の基本データ>

御祭神:
素戔嗚尊(すさのをのみこと)

櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)

神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)・佐美良比売命(さみらひめのみこと)

八柱御子神(やはしらのみこがみ)
八島篠見神(やしまじぬみのかみ)
五十猛神(いたけるのかみ)
大屋比売神(おおやひめのかみ)
抓津比売神(つまつひめのかみ)
大年神(おおとしのかみ)
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
大屋毘古神(おおやびこのかみ)
須勢理毘売命(すせりびめのみこと)
傍御座 稲田宮主須賀之八耳神(いなだのみやぬしすがのやつみみのかみ)

ご神徳:無病息災 厄除け 災難除け

御朱印:有 初穂料は500円

塩:有

水:有 ※大神宮社の横 飲用するには煮沸が必要

住所:〒605-0073 京都市東山区祇園町北側625番地

電話番号:075-561-6155

社務所の時間:9時~17時

公式HP:【公式】八坂神社

八坂神社は、京都四条通の右奥に位置しています。
百貨店やメインバンクが並ぶメインストリートから道なりなので、観光にも立ち寄りやすく、いつ参拝してもたくさんの人で賑わっています。

八坂神社とは

八坂神社は明治以前は「祇園社」と呼ばれていました。

造営されたころより、東の青龍の位置を担って、京の都を守護しています。
『五社巡り』の1つです。

五社とは、

北の玄武【加茂別雷神社(上賀茂神社)】
東の青龍【八坂神社】
南の朱雀【城南宮】
西の白虎【松尾大社】

中央【平安神宮】

の5つのお社を指します。

五社巡りとして色紙も販売されていますよ!
今回、私は5社巡りはしていないのですが、八坂神社と上賀茂神社、松尾大社は参拝したので、次は城南宮と平安神宮も行ってみたいですね♪

創建は斉明天皇二年(西暦656年)とも、貞観十八年(西暦876年)とも言わています。

日本三大祭の1つに数えられる『祇園祭』や、大晦日から元旦にかけて行われる『白朮祭(読:をけらまつり)』が有名です。

八坂神社のご祭神

八坂神社のご祭神は「素戔嗚尊(スサノオノミコト)」です。

アマテラスオオカミ、ツクヨミとともに生まれた「三貴子」の1柱。
高天原にいたころは、泣き虫で乱暴者な側面が強いですが、芦原中国(地上)で降りてからはヤマタノオロチを退治するなど勇敢で力強さを感じる活躍をされています。
泣いたり暴れたりと、人間らしさのある神様です。

さて。
日本神話ではそのような神様なのですが、祇園様…八坂神社のスサノオは、元は牛頭天皇信仰だったとされています。

牛頭天皇は、お釈迦様が説法をした祇園精舎の守護神です。
諸説ありますが、大陸からやってきた牛頭天皇の信仰が、スサノオと習合され同一視されるようになったと考えられえます。

八坂神社のご利益

創建してからまもなくの平安時代、疫病を退けたことを契機に祇園信仰が盛んになったという伝承があり、八坂神社のご利益は、

無病息災
厄除け
災難除け

ご利益が強いようです。

また、先に述べた通り、スサノオの武勇伝から「勝利祈願」。
ヤマタノオロチを倒しクシナダヒメと結ばれた伝承から「縁結び」。
日本初の和歌を詠んだ伝承から「文学上達」「学問上達」のご利益を授けてくださいます。

八坂神社の御朱印

八坂神社御本社の「八坂神社朱印」。

手書きで書いていただけるのはこちらのみです。
初穂料は500円。

八坂神社では他にも多数の御朱印を扱っています。

拙者の御朱印の他、「青龍朱印」「恋愛朱印」など、限定の御朱印も!

縁結び祈願の「御神縁朱印」は台紙の色もピンクでかわいいです♪
限定朱印は初穂料500円。

限定以外の台紙に書かれている御朱印は初穂料300円です。

八坂神社公式HPに取り扱い御朱印の一覧がありますので、確認してから行くとスムーズですね!

八坂神社公式HP 御朱印のご案内

御朱印のために並ぶところが分かれていまして、五社巡りの押印と、台紙に記入済みの御朱印を受け取るのみの方は優先列があります。
八坂神社朱印を手書きで記帳していただく場合は左手なんですが…
並んでるほうに並んでしまう習性といいますか、間違って右手に並んでしまう方が多かったのでお気を付けくださいね。

手書き御朱印の受付時間は午前9時~午後4時まで。

4時以降は手書きでのお渡しになるので、手書きで頂きたい場合は4時前に参拝しましょう◎

御朱印はお札と同等です!敬意を持って寺社を巡り、御朱印を集めよう!

境内社

八坂神社の境内には拙者も多く見どころがたくさんあります!
印象が強かった境内社をいくつかご紹介します。

大神宮社

アマテラスオオカミをお祀りしています。

装飾が伊勢神宮と同じなのだとか…
見知らぬ団体さんのガイドをしている禰宜さんが説明してました。

参拝した時にご祈祷などに遭遇するのは吉兆です♪
神様からの「ちょっと聞いていきなさい」のサインです。

なので、ありがたく横で拝聴させていただきました。
もちろん。本来の参加者さんたちの邪魔にならないよう、端によけて。笑

横に湧水がありますが、こちらは飲用ではないそうです。
手を清めて邪気払いをしたり、並んでいなければ天然石を浸して浄化もできますね。

先の禰宜さんによると、近くの料亭では煮沸してお料理に使っているところもあるそうなので、自己責任で煮沸して飲用するならお水取りもできそうです。

ですが、飲用に設置されているわけではないので、大量に持っていくのはやめましょう。
お水取りを想定して場所を確保しているわけではないので、そこは配慮が必要です。

【開運】聖域や吉方のお水を頂いて運気アップ!開運『お水取り』のやり方と効果について

悪王子神社

悪い王子と聞くとびっくりしてしまいますが、こちらはスサノオノミコトの荒魂をお祭りしている神社とのことです。

悪王子神社の「悪」は、「強力」の意味。
荒魂は現実に姿を現す霊験あらたかな神の意。

神様は2つの側面を持っているという神道の考え方で、一般的に和魂は神様の平和的・慈愛の側面を表します。
そして荒魂は字のごとく好戦的な側面と言われています。

新願成就の願いなどは、畏敬の念を持って荒魂にお願いするとより強力に叶えられる…しかし、荒魂は祟りや天罰、そういった可能性も秘めた強力なエネルギーをお持ちですので、くれぐれも粗相のないようにしたいものです。
御前でお社を背景に自撮りをしている外国の方にはぎょっとさせられます…。苦笑

私も、こうして神社の良さを広めるための活動をしているので、お写真は撮らせていただいていますが…
不敬にならないよう、注意しないといけないなと思います。

美御前社

読み方は「うつくしごぜんしゃ」。

ご祭神は、

一杵島比売神(いちきしまひめ)
多岐理比売神(たぎりひめ)
多岐津比売神(たぎつひめ)

スサノオノミコトの剣から生まれた、宗像三女神をお祀りしています。

美を象徴する神様で、理美容・化粧品関係のお仕事をされている方、そして、美しくなりたいと願う女性達から篤く信仰されています。

お社の手前には、こちらも湧水「美容水」がいただけます。
お顔に2・3滴つけて、美容を願います。

大神宮社同様に飲用水ではないのでお気を付けください。

「身も心も美しく」。
常に賑わう八坂神社ですから、美しくなりたいという強い思いのあまりに、長い間占拠しないようにしましょう。

刃物神社

平安の時代から明治維新にかけて、この界隈で発展した刃物の振興にちなんだ神社。

ご利益は「苦難を断ち切り、未来を切り開く」。

本田の裏手にあるからか、比較的に人が少なく、じんわりとパワーを感じながら参拝ができました。
この刃物神社がある道の紅葉も美しくて…

三脚で写真撮影会されてる外国人さんもいらっしゃいましたね。
とてもフォトジェニックな場所です。

八坂神社へのアクセス

一番近いのは、京阪電車『祇園四条』駅
四条通を3分ほどで西門に着きます。
正面は、右手からぐるっと回りこんだ南側の門です。

私は京都駅から四条まで歩いてしまいましたが…
町中を散策しながら向かうのも楽しいですよ!

清水寺から2年坂を北上して向かうのも、情緒があっておすすめ。
のんびり歩いても20分くらいじゃないかな?

途中でお店を見たり、ひょいと出てくる神社仏閣に立ち寄ることも考えたら、予定はゆったり時間をとっておくのがよいかと。

四条や烏丸の駅からも1本道…メインストリートをずんずん歩くばかりですけども、人が多いので気疲れするかも。笑
都心のお店も見ていて楽しいですけどね~。

私は吉方で行ったので、とにかく現地を歩くのも開運の一つ。
ひたすら京都市内を歩き回ったのですが、楽しかったです!

まとめに

八坂神社は、観光的に立地が良すぎて…「参拝客」ではなく、「観光客」で溢れているのが少し苦い感じ。

でも、とても行きやすく、美しく、エネルギッシュな神社です。
紅葉もピークは過ぎていましたが、赤や黄色も残っていてきれいでした。

今度はこちらも朝一番に行きたいな!

都道府県別の神社仏閣まとめ 御朱印/御神塩/御神水(お水取り)/御神土(お土取り)

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