【神社】滋賀県大津市『近江神宮』<古都大津京鎮座><開運の神><産業文化学芸の神>

<近江神宮の基本データ>

御祭神:
天智天皇/てんじてんのう
(天命開別大神/あめみことひらかすわけのおおかみ)

ご利益:
開運の神様
知恵の神様
時の神様
導きの神様
産業・文化・学芸の守護神

御朱印:有り

塩:なし

土:なし

水:なし

駐車場:有り

住所:〒520-0015 滋賀県大津市神宮町1番1号

電話番号:077-522-3725

各種申し込みなどの時間:
・参拝時間     6:00~18:00
・ご祈祷      9:30~16:00
・お守り・御朱印等 9:00~16:30
・時計館宝物館   9:30~16:30
(入館16:15まで)
・結婚式打合せ   10:00~16:00

※近江神宮公式HPより引用

公式HP:【公式】近江神宮

近江神宮について

近江神宮の本殿

近江神宮は第三十八代天智天皇をお祀りし、天智天皇の古都・近江大津宮跡に鎮座しています。
全国十六社の勅祭社の一社であり、四月二十日の例祭には天皇陛下の御名代として宮中より御勅使を御差遣頂いています。
御鎮座は昭和十五(1940)年一月七日であり、神社としての歴史は新しいのですが、滋賀県・近江国の発展は大津宮に都をおかれたことに始まるとして、古くから湖国では天智天皇に対する崇敬が厚く、1350年の歴史に立脚する神社といえます。
明治三十年ころから滋賀県民の間に天智天皇を祀る神宮の創建運動が高まり、昭和に入って昭和天皇の御勅許を賜り、滋賀県民を始め全国崇敬者の真心の奉賛により創建されました。

(略)

『近江神宮のご案内』より引用

創建は昭和15年。まだ100年経っていないのですね。
2040年に創建100周年記念になるのか…熱いな…。

御祭神の天智天皇。
結構有名な方です。天智天皇というお名前はわからなくても、「中大兄皇子」という名前は聞き覚えがあるのではないでしょうか?

645年に中臣鎌足(=藤原鎌足)と共に蘇我入鹿を倒し、大化の改新を行っています。
歴史の授業で覚えましたね。

大化の改新の時、中大兄皇子は19歳~24歳。若いですね。
大化の改新の第一歩『乙巳の変』のあと、聖徳太子をリスペクトしてか自身が天皇に即位せず、皇太子という立場で実権を握り様々な改革に着手しました。

667年に現在近江神宮が建つ場所へ、近江大津宮を建て、そこでやっと天皇へ即位。

✦わが国法律の源をなす「近江令」を制定
✦学校制度を創始して国民教育の道を開く
✦戸籍の制定(庚午年籍)
✦土地制度の改革(班田収授)
✦当時最先端の技術を屈指しての産業振興を図る
(『近江神宮のご案内』から抜粋)

現在まで続く『日本』という国の基盤に大きく関与している人物なんですね!

白村江の戦いと戦後復興の祈り

近江神宮の狛犬

中大兄皇子が実権を握っていたと思われる斉明天皇の時代、「白村江の戦い」という朝鮮半島の百済と唐の戦いがあり、日本は百済側について戦って敗戦しています。
当時アジア全域に勢力を広げていた唐と、朝鮮半島の3つの国のうちのひとつ新羅の連合軍が、百済に侵攻。
百済からの救援要請に日本が応えて参戦した形です。

敗戦しているので、外交的な脅威にさらされることとなりましたが、白村江の戦いのあと、天智天皇は迅速に国を強化し備えました。

その後、白村江の戦いでは手を組んでいた唐と新羅が対立したことにより、結果として日本への侵攻はなく、日本は唐と和解していますが…日本が外国からの脅威にさらされていた時に、難しい国の舵取りをされた方です。

先の大戦のあと、昭和天皇は戦後復興を近江神宮の御祭神に祈願され、その模範にされました。

「このたびの敗戦はまことに遺憾の極みであるが、千三百年前の天智天皇の御時、唐新羅の軍と白村江に戦って大敗した歴史がある。
天智天皇は直ちに兵を撤し、国内諸政の一新を企てられ、文化の振興、国力の充実を図られた。
これを模範として諸政一新、文化経済を盛んにして将来に対処したいと強く祈念している。
一同もこの旨を体して大いに発奮努力してほしい」

という直言を総理以下閣僚重臣に伝えたとのことです。

日本は戦後復興を遂げ、世界でも指折りの経済大国に成長します。
きっと神様も不幸に向けて走る日本を支えて下ったのだと思います。

歌かるたの祖神として

歌かるた百人一首

 近江神宮の御祭神天智天皇は、小倉百人一首の巻頭に「秋の田のかりほの庵のとまをあらみわが衣手は露にぬれつつ」と御製を残され、そのゆかりによって 近江神宮は「かるたの殿堂」と称され、競技かるたの日本一を競う「競技かるた名人位・クイーン位決定戦」を始め、競技かるたの大会が盛んに開催されています。

近江神宮では、毎年お正月に「かるた祭・かるた開きの儀」が執り行われます。
かるた祭の後には、(一社)全日本かるた協会公認、近江神宮かるた会・(一財)天智聖徳文教財団の共催、大津あきのた会主管による「高松宮記念杯近江神宮全国競技かるた大会」が開催され、近年は1000人を越えるかるた選手が全国より参集します。
夏には「全国高等学校かるた選手権大会」が開催、地方予選を勝ち残った各高校の選手が技を競います。この大会は「かるたの甲子園」とも称され、コミック・映画「ちはやふる」の人気もあって、近年いよいよ盛んになり、熱戦が繰りひろげられています。

近江神宮HPより引用

 

百人一首の1番目が天智天皇の歌です。

このことから「歌かるたの祖神」としても仰がれ、競技かるたの全国大会などが開催されています。
人気漫画を映画化した『ちはやふる』の舞台にもなっているそうです。

歌かるたの聖地でもあるんですね!

近江神宮の御朱印

近江神宮の御朱印

直接御朱印帳に書いてくださいました。
初穂料は300円。

楼門を入ってすぐ右手に『神符授与所』があり、こちらで御朱印も書いてくださいます。
奥に別で社務所がありますが、そちらでは結婚式の申し込みなどを受付しているようです。

通常のご祈祷の依頼も、御朱印と同じく授与所で受け付けています。

【開運】御朱印はお札と同等です!敬意を持って寺社を巡り、御朱印を集めよう!

神社に辿りつけないのはどういう意味?

近江神宮で雨

近江八幡市から大津市へ向かう中で、天気が崩れ雨になりました。
大津市に入ったころにはかなり強い雨。

近江神宮に到着してからも、しばらくは大雨で、遠くに雷も鳴っていました。
「雨の参拝は悪いものを落とす効果がある」とはいえ、落雷まで鳴り響く中での参拝はさすがになぁ…と、しばらく車の中で雨宿りしていました。

長旅の途中なので少しウトウト…
また近江神宮につくまでもトラブルが多く、なかなか着かない!!という状態だったので、少し運転疲れがあったのかも。

雨の音も心地よく、少し(ほんの5分くらいですが)寝てたかもしれません。

「なかなか着かない」「大雨に雷」というと、歓迎されていないんじゃないかと思う方もいるかもしれませんが、私はプラスに捉えています。

結果としてちゃんと着いたことと、30分くらいの雨宿りのあとは、傘がいらない程度の曇天に変わりました。

辿り着くのに時間がかかることは以前も経験があって。
深夜から早朝にかけて向かった、穂高神社へ参拝した時。
普通はナビが案内してくれるはずの分岐が、なぜか出ないという謎現象によって、道を間違えて何時間か遅れたんですね。
その時は遅れたことで、ちょうどピッタリ駐車場が空く時間、さらに、居合わせた人でタクシーに相乗りさせてもらうという幸運がありました。

だから、神社に向かう時になぜか時間がかかることがあったときは、何か良い方向でタイミングを合わせていただいているのかなと思っています(*^^*)

それは先の穂高神社のように、目に見えてわかる幸運かもしれないし、時間をかけたことで、事故などに巻き込まれるタイミングを回避したのかもしれません。
人が少ない時間に誘導される(※人払いが起こるのも歓迎サイン)ケースもあるかも。

今回は静かに参拝できるタイミングにしてくださったのかなと思います。
雨上がりの参拝では人が少なく、かなり長い間本殿前で祈念できたので。

また、神社仏閣で眠くなる時は、身体の修復をしてくださっているケースもあるそうです。
病気の芽を摘んだり、出ている症状を和らげたり。
ガッツリ横になるわけにはいかないですが、神社仏閣で眠くなったときは、少し目をつむってじっとしてるといいと思います。

なかなか辿り着けないケースでは、本当に歓迎されていない場合もあるみたいなのですが…
その場合は、本当に辿り着けないままです。笑

ただそれも、大抵は「時期じゃない」「その日は避けた方がいい」という、神様からの思いやりの場合もあるので、ネガティブにとらえるのは早計です。
日を置いてまた参拝してみましょう◎

【神社仏閣の歓迎サイン】晴・雨・曇り・雪の移り変わり…神社仏閣を参拝している時に天候が変わるのは歓迎サイン!

参拝の繋がり

近江神宮の灯篭

近江神宮は西方面のフィールドワークの一環で参拝しているのですが、この旅の最初に立ち寄った愛知県の砥鹿神社でも中大兄皇子の名前を見てるんですよね。
砥鹿神社の神文について、「神主の始祖の一氏族である中臣氏は…」という文を見て、中臣?中臣鎌足?と驚いたのですが、特に意識するわけでもなく。
時を開けずに中臣鎌足の大化の改新バディである中大兄皇子(天智天皇)を祀る神社にも足を運ぶことになるとは…縁とは不思議なものだと思います。

私は先述の通り、勉強は苦手で歴史も全然わからないので、天智天皇と中大兄皇子が一緒なのも今回初めて知りましたし、藤原(中臣鎌足=藤原鎌足=藤原姓の祖)といえば藤ヶ崎龍神社でも藤原藤太について調べたし…

同じ地域だから伝承が重なるのは珍しくないかもしれませんが、なにかスピリチュアルな意図を感じてしまいます。笑

【神社】三河國一之宮『砥鹿神社』<三河ゑびす社><砥鹿の神砂><御朱印>

近江神宮へのアクセス

近江神宮の駐車場

カーナビで調べる時はですね『近江神宮駐車場』で向かいましょう。
私は『近江神宮』で指定して向かったんですけども、前述のように少し迷いました。笑

位置指定だからなのか、私のカーナビが古いせいか…近江神宮裏に通っている謎の…バイパス?に乗ってしまってもうパニックさ。

『近江神宮駐車場』だとすんなり着くと思います!!

公共交通機関を使用する場合は色んなルートがあるようなので、近江神宮のアクセスについてのページを参考にされるといいと思います。

近江神宮|交通アクセス

まとめに

近江神宮の日時計

近江神宮は滋賀県ですが、京都からも近い場所にあります。
京都駅から20分ちょっとで行けます!

そして近江神宮は日吉大社とも近いので、京都の寺社仏閣めぐりの一環で足を延ばしてみるのもおすすめです(*^^*)

都道府県別の神社仏閣まとめ 御朱印/御神塩/御神水(お水取り)/御神土(お土取り)

おすすめの記事