目次
<沙沙貴神社の基本データ>
御祭神:
第一座 少彦名神(すくなひこなのかみ)
第二座 大毘古神(おおひこのかみ)
第三座 仁徳天皇(おおささきのすめらみこと)
第四座 宇多天皇(うだのすめらみこと)、敦實親王(あつみのみこ)
ご利益:
少彦名神…子宝・安産・育児・蚕を飼育して絹の整糸・健康の良薬
大毘古神…旅の安全・交通安全を守護
仁徳天皇…家庭の円満
宇多天皇、敦實親王…佐佐木源氏一族の子孫の守護神
御朱印:有り
駐車場:有り
住所:〒521-1351 滋賀県近江八幡市安土町常楽寺一番地
電話番号:0748-46-3564
公式HP:【公式】沙沙貴神社・佐々木大明神
沙沙貴神社について
沙沙貴神社は神話の頃からのご鎮座で、ご祭神は少彦名の神、大毘古神、仁徳天皇、宇多天皇、敦實親王、四座五柱の神々をおまつりしています。
沙沙貴神社のご由緒書きより引用
宇多源氏・佐佐木源氏とは、鎌倉時代初めに活躍した佐々木定綱以来、 織田信長によって追われるまでの約四百年間、守護として近江國を支配し続けた一族です。
佐々木氏は、宇多天皇(869〜931)の皇子、 敦実親王(892〜966)の玄孫である、 源成頼が近江國・佐々木庄に下り、成頼の孫の、経方(つねかた)が佐々木姓を名乗ったことに始まります。
沙沙貴神社HPより引用
全国に居る「佐々木さん」は源氏系なんですね!
宇多天皇の系譜である佐々木源氏からは、
佐佐木 佐々木 六角 京極 黒田
三井 大原 高嶋 篠笥 笹木
佐々城 沙沙貴 尼子 伊庭 椙山
岳 朽木 和泉 山脇 田中
種村 鯰江 乃木 松下 和邇
など、220余の姓が継承されているとのこと。
興味深い苗字がちらほら!「京極」「乃木」も佐々木源氏の流れを汲む苗字と!
乃木といって真っ先に思い出すのが、東京の赤坂で神様になっている乃木希典将軍。
ご本人も乃木神社の御祭神ですが、生前にこちら沙沙貴神社を訪れた時の言葉が石碑に残っています。
乃木さんのお言葉
私は沙沙貴神社に 度々参詣するが
この神社には 私の お祖父さん
その又 お祖父さん
またずっと先のお祖父さんが祭ってある
(中略)
吾々人間は 祖先が本である
その本を忘れてはならぬ
本乱れて末治まるものはない
祖先の大恩を忘れるようではだめである
是非 祖先をうやまうようにしてほしいと
この爺が言ったとよく覚えてもらいたい沙沙貴神社の石碑より引用
良い言葉ですね。
明治29年6月28日に参拝し時に手植えしたという、御手植えの松もあります。
【神社】東京 乃木坂 乃木神社<正松神社><赤坂王子稲荷神社><おみくじで凶を引く話>
ご先祖様を大切にする。
こちらは佐々木源氏のご先祖さまですが、神様として長く祀られているので、佐々木源氏系でなくても大きなご利益がいただけると思います。
主祭神の少彦名神は、ササゲの豆の鞘の乗って…とあるように、小さな神様。
一寸法師のモデルになられた神様です。
大己貴命(大国主神)とともに国造りに貢献されました。
この数日前に大己貴命を祀る砥鹿神社に参拝したばかりだったので、なんだか縁を感じてしまいます(*^^*)
沙沙貴の杜近江百華苑
沙沙貴神社にはシンボルツリーの「なんじゃもんじゃの木」があります。
面白い名前ですが、花のようにも見えるし、雪が降り積もっているようにも見えるし、4枚に見える花弁は1枚が裂けたものだし…という不思議な樹木。
「なんじゃもんじゃ」は通称で、「ヒトツバタゴ」という植物だそうです。
見ごろは5月中頃の1週間程度とのこと。
私が参拝したのは夏も終わる8月末でしたので、お花は咲いていませんでしたが…
見ごろの頃に参拝してみたいものです(*^^*)
(画像は素材サイト『写真AC』からお借りしてます)
その他にも、神々しい鎮魂(みたましずめ)「沙沙貴の杜近江百華苑」として、見事なお庭が見られます。
本当に見事ですよ!!!!
到着した時、私一人しか境内におりませんで、広い青空の下、綺麗な花々と、神々しい社殿が目に入った時、思わず感嘆のため息をついたほど。
夏の日差しに白く霞んで、少し異世界のようでした。
神社を守る方のセンスといいますか、植物に対する愛情、神様に対する崇敬の念が漂うかのようです。
あの感じは是非現地で体験してほしいと思います。
沙沙貴神社の御朱印
社務所はピンポンを押すと神社の方が出てくださいます。
御朱印は季節のお花があしらわれた限定のものが初穂料500円。
通常の神社名のみのものは初穂料300円とのことです。
私が訪れた時は「瑠璃柳(8月)」と「秋海棠(8月~9月)」の2種類。
御朱印を書いていただいた後、丁寧に今咲いている場所を教えてくださいました。
ぜひ旬の植物からも開運パワーを頂いてくださいね♪
【開運】御朱印はお札と同等です!敬意を持って寺社を巡り、御朱印を集めよう!
そしていつもチェックしている塩、土、水に関してですが…
すいません、聞き忘れました(-_-;)
いやその…御朱印描いていただいてる間に、奥にかわいい犬がいるのが見えまして。
犬の犬種は聞きました!!ミニチュアシュナウザーです!!かわいかったです!!
そして他は聞くの忘れました。笑
運が良ければ社務所の窓の奥から顔を出してくれるかもしれません( *´艸`)
干支招福まいり
境内の最奥に『干支招福まいり』が出来る「干支の庭」があります!
とくに説明はないのですが…たまに七福神巡りや十二支巡りができる神社がありますね。
縁起が良いです。
以前参拝した山梨県、甲斐の国一之宮の浅間神社にも十二支の像を巡れる場所がありました。
そちらの説明では、「今年の干支とご自分の干支にお参り下さい。」とありましたので…
自分の干支と、その時の干支に日々の感謝などを記念すると良いのかなと思います。
とはいえ、どの像もかわいかったり、かっこよかったり、見ごたえがありますので、結局全部たのしく見て回りました。
沙沙貴神社で頂いた歓迎サイン
沙沙貴神社では、『動物や虫との遭遇』『天候が変わる』という歓迎サインを頂きました。
写真に収めることはできなかったのですが、ここ沙沙貴神社でもカミサマトンボと呼ばれるハグロトンボに遭遇しました!
しかも明るいところで!!
(※ハグロトンボは暗い林などを好んで生息する虫です)
干支巡りを終えた後、境内に咲く美しい植物を見ながら散策していたのですが、花の向こうにひらひらと…
滋賀県凄い!!とか独り言を喋りながら追いかけたのですが、私が姿を見たのを確認したかのように、すぐにどこかへ行ってしまいました。笑
【神社仏閣の歓迎サイン】神社仏閣で遭遇する虫や動物たちは歓迎サイン!どんな意味がある?
また、参拝をしていた時はものすごく良いお天気だったのですが…
じっくり参拝して、御朱印も頂いて、お庭も見て回って、大満足で駐車場に戻ったらパラパラと雨が。
最初はお天気雨のような感じでしたが、車に乗ったら結構本格的に降ってきていました。
神社で降る雨は、払いの雨。
私と入れ違いで数組の参拝者がいらしたので、その方たちへの恵みの雨だったのかもしれません。
しばらく車の中から雨を眺めていました。良い時間でした(*^^*)
【神社仏閣の歓迎サイン】晴・雨・曇り・雪の移り変わり…神社仏閣を参拝している時に天候が変わるのは歓迎サイン!
…参拝中、広い境内にずっと私ひとりきりだったのですが、「人払いが起こる」のも歓迎サインのひとつ。
たくさん歓迎していただいたな…
相性が良いと感じられる素晴らしい参拝でした。
沙沙貴神社へのアクセスと駐車場
電車の場合は、JR琵琶湖線『安土駅』から徒歩15分。
車の場合は名神高速道路竜王ICより約20分。竜王IC国道8号線方面。
駐車場が広いので、車を停めやすいです。
閑静な落ち着いた場所にあり、遠くから鎮守の杜が見えた時点でパワーを感じるような、爽やかな空気があります。
まとめに
沙沙貴神社も特に前情報なく、ピンときて参拝したのですが、本当に美しい神社で、参拝させていただいたことに感謝です。
平日とはいえ夏休みなのに、かなりゆったり見れてしまって…遠目で鎮守の杜が見えた時点からパワーを感じる、神話時代からある神社ですのに。
これはもう、超穴場スポットではないでしょうか???
いいの?こんなにゆっくり見れていいの???今、白昼夢的な異次元きてない?
と、不安になるレベルの美しさなんですよ。
素晴らしい神社なので、もっと参拝する方が増えて欲しいような…
逆に全国の佐々木源氏一族の祖神として、いまのまま、ゆったり参拝できる環境の方がいいのか…
でもせっかくなので。今これを読んでくださってるあなた様!
滋賀県に観光に行かれた際には、ぜひぜひ立ち寄っていただきたいです!!
都道府県別の神社仏閣まとめ 御朱印/御神塩/御神水(お水取り)/御神土(お土取り)