目次
お水取りとは
『お水取り』は、吉方または聖域の水を頂いて飲む、または持ち帰るという開運法です。
「方位取り」「祐気取り」「旅行風水」などと呼ばれる、自分にとって良い方向にお出かけして開運する方法があり、さらにその効果を高める開運アクションのひとつとなります。
実は、風水の流派によっては『お水取り』を推奨していないことも多いです。
九星気学の本でもあまりみかけなかったりします。
例えば、本屋さんでよくお名前を拝見する有名な占い師さんの本でこんな一説がありました。
<吉方のお水取り>
できるだけ遠くの吉方からお水を取り寄せて飲むと運勢が良くなるという「吉方のお水取り」。
神社や良い水が湧くパワースポットなどに通い、お水取りをしている人がいるようです。(略)気学の考えからすれば、吉方へ移動すると運勢が良くなることは、これまでのデータから明らかですが、残念ながら、吉方のお水を飲むと運勢が良くなるということは、いまだ明白になっていません。(略)
やらないよりはやったほうがよい、くらいに考えておくといいでしょう。
水は神気・旺気を湛えられる
私は、お水の性質に注目しています。
神様の気=神気は、神社の中、聖域内に充満しており、その高波動を浴びるだけでも開運効果があります。
しかし、神気は長く留まりません。
神気を持ち帰ろうとするなら、社務所で頒布されている【お札】や【お守り】というキーアイテムが必要です。
【お札】は1年、【お守り】は約半年ほど神気が籠るそうです。
そして!「自然水」「日本酒」には神気を溶かし込む?湛える?ことができるようなのです!
日本酒も80%が水であり、その水の選定が味を左右するというもの。
材料は水と、米と、麹。
米もまたこの瑞穂の国の神性の宿る食べ物ですから、日本酒はより神気が溶け込みやすいようです。
聖水もそうですね。
水と、少量の塩、そこに祈りを捧げて作ります。
(聖水の水は水道水でも良いようですが)
そう、祈りを籠めるための媒体になるのです。
これらのことから、神社仏閣などの聖域で頂ける水、そして、自然の中でエネルギーを湛えている湧き水には、確かに力があるのだと思います。
方位取りは、自分にとって良い方向に出向くことで、自分の持つ星と、方角の星の力がスパークして開運するので、その土地のパワーをわかりやすく体内に取り込める『お水取り』は有効だと考えています。
お水取りのやり方
お水取りのやり方はシンプルです。
良い方角で、清らかなお水を頂いてくる。これだけです。
私が持っている気学の本で、1冊だけお水取りに触れているものがあるので引用します。
水遁の術
これは吉方位に行って、その土地のお水をいただいてくる方法です。
そのお水は自然水でなければなりません。
渓谷の水、神社やお寺などの霊地から湧き出ている清らかな水でなければなりません。(略)
水取りでいただいてきた水は、まず御神前、神棚、御法前、仏壇にお上げして、無病息災、開運を祈願してください。
そののち冷蔵庫に入れて、朝昼晩、飲むようにすることが、健康と開運の秘訣になります。『願いが叶う 気学風水入門』田口真堂 より引用
こちらの本には五行に合わせた開運術が載っていますが、水遁の術が『お水取り』にあたるので引用しました。
御神前に供え開運を祈願~とありますが、これは神棚などがお家にないケースも多いでしょうし、しなくてもいいかと思います。
「清らかな水」とありますが、基本的には、
✦神社仏閣で頒布されている飲用水に適した御神水、霊水
✦飲用できる湧水
になると思います。
神社仏閣で頒布されているお水は、公的に「飲料水水質検査」をクリアしているので、そのまま飲めるケースが多いです。
自然の中にある湧き水は、特に水質管理などされていないので、一度煮沸した方が安心。
飲むタイミングですが、私はこれも気にしていません。
別の本では(すいません手元にはないので引用できません)、九星が一巡する間…つまり、9日間にわけで頂くと良い。というのもありました。
汲んだ場所で飲み、さらに持ち帰って、帰宅した翌日から8日間かけて飲む。
九星気学は9つの星があり、それは日ずつめぐっていきます。
当日を入れて9日で一巡。
星が一巡する間、吉方のお水のパワーを取り込み体に定着させる。
こんな感じだったかなと記憶しております。
私はあまり気にせず、結構すぐ飲み切ってしまいます。
煮沸も兼ね、持ち帰ったペットボトル1本分は電気ポットにザバーっと入れて沸かし、いつも通り紅茶やコーヒー、白湯などにして飲んでいます。
車で移動していることが多く、お水があれば飲める粉飲料等も車載していまして…
煮沸が不要なお水なら、そのまますぐ使ってしまい、帰宅路で飲み干してしまうことも(^^;)
とにかく「良い気」を取り入れることが目的なので、あまり儀式的なことで神経質にならず、美味しく頂けば問題ありません。
私は全国の神社仏閣を巡っていることもあり、お水取りをする機会も多く、ペットボトル程度の空容器を持って行って持ち帰ることが多いです。
他の方を見ていると、大容量のポリタンクでガッツリ持ち帰ってる方も多いですね(*^^*)
もしたくさんいただく場合は、蛇口付きの簡易ウォーターサーバーがおすすめですよ!!
後から人が来る場合もあるので、長くなりそうなら並びなおすなど、マナーを意識しましょう◎
というのも、神様仏様の領域での出来事なので…
自分本位の行動をしていれば開運力は下がります。
逆に思いやりのある行動を心掛けていれば、おのずと開運力が上がるというものです。
大抵お水取りの場所にいる方は親切で、先客がいらしても、お気遣いいただいて長くなりそうなら譲ってくださるケースがほとんど。
自然と自分もそうしようと思えます。
気持ちの良いやりとりが広がるのは素敵ですよね!
お水取りの効果と使用例
お水を飲む
基本のお水取り開運アクションです。
体内に取り込むことで、健康運アップ!美容運アップ!開運効果アップ!が、期待できます。
一番は健康運ですね。
人間の身体も70%は水分ですので、すみずみに行きわたり、調子を上げてくれます。
「気」を取り込む一番の方法です。
ちなみに温めても問題ありません。
ビタミンじゃないので、神気や旺気が熱に弱いとかはないです👍
お風呂に混ぜて入浴する
禊(みそぎ)の作用があります。
悪いものが憑いていれば「お清め」になります。
なにか悪いものが憑いてる気がする…という時は、湯船に入れて浸かるだけでなく、手ですくって頭にも数滴たらすと良いです◎
お清め効果がアップします。
【開運】ついてない時に風向きを変える!簡単にできる即効性の高い邪気払い3つの方法
観葉植物に注ぐ
植物は適切にお水が注がれれば喜んでくれるものですが、神気の混じったお水取りのお水は、より喜んでくれるように思います。
想像ですが、植物にとっては、私たち人間でいうところの絶品ご当地グルメを頂くような感覚でしょうか…笑
喜んでくれますし、また植物の持つ浄化パワーがアップします。
植物は空間に良い気を循環させてくれている、愛ある生き物です。
観葉植物に高波動入りの聖域のお水を注ぐことで、植物は元気になり、空間に良質なエネルギーを放ち、私たちにも恩恵があるというわけですね!
お水取りはいつ行けばいいの?
吉方の日がおすすめです。
せっかくお水取りをするなら方角のパワーもプラスされた方がいいでしょう◎
九星気学で自分の本命星を確認し、良い方向へ出向きます。
頂きたい水の場所が決まっているなら、その場所が吉方になる日を選びます。
方角の出し方は…1冊なにかしらの九星気学の本を購入すれば自分で割り出せます。
流派によって若干の方位の見方が変わる事と、方位盤には大きく分けて3つ年盤・月盤・日盤があり、また『日にち✕距離✕時間』でどの方位盤でどの程度の影響を見るかというのも変わってきます。
一番は専門家に算出してもらうのがおすすめです。
ただ、あまり神経質にならず、気軽に旅行がてらお水を頂いてくるのも有りだと思います。
水自体に神気などの高エネルギーが内在していれば、お水を頂いてくるだけで開運アクションになります。
神社仏閣など、方角関係なく行くだけで運気が整う場所で頂いてくるお水なら安心ですね。
【九星気学】吉方位で開運!!吉方旅行(祐気取り)で開運するための、方位の取り方まとめ
お水取りができる神社仏閣
全ての神社仏閣でお水取りができるわけではないです。
比較的大きな神社ではお水取りを扱っていることが多いですが、調べてから行きましょう。
当ブログで掲載した神社仏閣は、お水取りができるかの一覧を作っています。
参考になれば幸いです。
都道府県別の神社仏閣まとめ 御朱印/御神塩/御神水(お水取り)/御神土(お土取り)
個人的におすすめは、
✦神奈川県秦野市『出雲大社相模分祠』
名水で有名な秦野の神社です。
ヤギのモモちゃんもかわいいです。
お水が美味しく、お水取りができる「千年の杜」も良い場所です。
【神社】出雲大社 相模分祠<関東のいづもさん><良縁結びのだいこく様><ヤギのももちゃん>
✦神奈川県伊勢原市『大山阿夫利神社』
社殿の右奥からお水取りができる場所に入れます。
出雲大社相模分祠と同じく丹沢エリアで、こちらもお水が美味しい。
ロープウェーの先なので、大きなタンクは難しいかも。
【神社】神奈川県伊勢原市『大山阿夫利神社』<茶寮『石尊』><ケーブルカー>
✦京都府伏見市『藤森神社』
鶴丸国永の写しが見られる神社。
境内にお水取りができる場所があります。
こちらのお水も美味しいです。
【神社】勝運・学問向上・馬の神社『藤森神社』<鶴丸国永(写し)><不二の水><手水屋の台石の逸話>
こちらの2社のお水取りは無料です。
有料で頒布している神社仏閣、拝観料が必要なエリアでお水取りができる場所などのパターンがあります。
無料で頂ける場所でも、お賽銭で少しお気持ちを奉納すると良いと思います(*^^*)
まとめに
私が最初に『お水取り』の方法を知ったのはテレビだったと思います。
宝くじで高額当選を複数回あてているという男性が、その秘訣は…!!という段取りで、「実は秘密の場所があって、そこで日を選んでお水を頂いている」というようなことを話していました。
それを見た当時はまだ子供で、そのころから占いに興味がありましたが、風水などはまったく知識がなく、「すごい水」があるんだなと考えたことを覚えています。
九星気学を勉強するようになってから、あの「日を選んで水を汲んでくる」というのは『お水取り』のことだったんだなと。
もしあの男性が方位の力を知っていたなら、水だけではなく他にも開運方法をご存じだったのかも。
お水取りは方角の力を高める手段のひとつであり、身体の中から高波動で運気を開く方法であり、聖域の高エネルギーを携えたまま持ち帰る方法であります。
皆様も、お水取りができる神社仏閣に行く機会があれば、ぜひ頂いてきてくださいね!