目次
<茜社・豊川茜稲荷神社の基本データ>
御祭神:
天牟羅雲命御魂・宇迦御魂神
ほかにえびす神・菅原道真公などを合祀
御朱印:有
駐車場:なし
住所:〒516-0042 三重県伊勢市豊川町274
電話番号:0596-28-5510
公式HP:【公式】茜社 豊川茜稲荷神社
茜社・豊川茜稲荷神社について
外宮神苑・勾玉池のほとりのこの地は、上古「赤畝(あかうね)」と呼ばれた土地。
古くこの地に鎮座した本社は「赤畝の社」と呼ばれ、外宮の摂社であったものと推定されます。
創祀は不詳ですが、十四世紀ごろの記録(豊受大神宮称す宜補任次第)がそれを語っています。しかし、やがて本社は、歴史の流れの中で荒廃し室町時代に至って土地の人々の産土神としてよみがえります。
かつての赤畝の社はなまって「あこね」となります。
「茜」の字があてられたのは明治初期です。以来、「あこねさん」は域内の茜稲荷や茜天神とともに土地の人々(産子)の願いをきいてきました。
五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・学業成就等。(略)現地御由緒書きより引用
茜社
勾玉池側から続く千本鳥居、狐像で溢れかえる豪奢なお稲荷さんのお社を見て、「稲荷神社」なのだと思っていたのですが、御祭神は『天牟羅雲命』『蛭子命』。
ご神木の奥、勾玉池側のお社が御祭神の『天牟羅雲命』『蛭子命』を祀るお社だったのですね…。
私ときたらお稲荷さんの写真を撮りまくって満足してしまい、こちらのお社を撮り忘れるという(-_-;)
天牟羅雲命は「天之忍穂井の水を天上から持ち帰った飲料水の神」。
蛭子命は福の神であるえびす神と同一視される神様で、現地の由緒書きには「えびす神」と書かれていました。
お社向かって右手には、根っこが交わった杉と楠のご神木があります。
ご神木は大変珍しい、根元が交わった杉の木と楠の木です。
向かって右側が楠、左側が杉です。古来より日本の風土として根付く、共存共栄(違いを持つ物がお互いを認め、共に生き栄えていく事)の美しく平和な姿がそこにあります。
このご神徳にあやかり家庭や職場などの円満や、縁結びをお祈りください。
縁結びの御利益、強そうです!(*^^*)
豊川稲荷神社
古くから茜社神域内に稲荷と唱える岩窟があり宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)をご祭神としてまつり、豊川明神・豊川稲荷と崇め唱えて海の神・地の神・商の神と信仰を集めている。
五穀豊穣・商売繁盛・大漁満足・家内安全を祈る人々の信仰があつく、近郊近在遠来の崇敬者の参拝が多くあります。
こちらの稲荷社がすごかった。
奉納されている狐像の数が多く圧巻です。
それこそ愛知県の豊川稲荷の狐塚を彷彿とさせる勢いですが、どうもその「豊川稲荷」の系列ではないみたいです。
こちらの場所の住所が「伊勢市豊川町」なのですね。
地域のお稲荷さんというわけです。
とはいえ、ご当地だけでなく近郊近在遠来の名の通り、広範囲で崇敬を集めている様子。
お社の中の大きな提灯は『東京 紀文食品』とありました(*^^*)
ちくわ。ちくわ大明神。
狛狐様も迫力があります。
狛狐様が咥えているのは巻物と宝珠ですね!
【開運】稲荷神社で狛狐がくわえているものについて<玉・鍵・巻物・稲穂・その他>
茜牛天神
この神様は学問の神諸道芸能慈悲救済の守護神として信仰の高い菅原道真公の御霊を、牛像に入魂してお祀りしております。
元外宮下馬所に在った、外宮師職 山田大路家の鎮守神でありましたが、後に周辺一般の崇敬社となり明治四十二年茜社に合祀されました。
特に学業芸能に志す人々に慈悲救済の霊験あらたかであります。
現地由緒書きより引用
元は屋敷神様なのですね。
牛は菅原道真公の神使です。
牛の像に神様をお呼びするのはどうなのかな?と思わなくもないですが、ゆかりのある神獣の像を神籬にするのは珍しくない、のかな??笑
天満宮系統ということで、学業成就の御利益です。
茜社・豊川茜稲荷神社神社の御朱印
茜社・豊川茜稲荷神社での御朱印受付時間について
茜社の御朱印について、たくさんのお問合せをいただいておりますのでご連絡させて頂きます。御朱印の受付時間は、午前10時〜午後14時。
基本的に宮司がひとりで参拝者様をお迎えしておりますので、外祭などで社務所を離れてしまう場合がございます。
ご対応できない場合もございますので、遠方よりお越しの方は前もってお電話でご連絡をいただけると確実です。
0596-28-5510
ネットで御朱印の画像を見ましたが、宝珠と狐の御朱印、「あこねさん」のかな文字がかわいいですね!
初穂料は300円とのことです。
私が参拝した時間は境内はひっそりとしていたので、御朱印を必ず頂きたい!という場合は、あらかじめご連絡した方がいいかもです。
茜社のお水取りについて
令和の御代を迎え、茜社・豊川茜稲荷神社では「神興し事業」として茜社の主祭神 天牟羅雲命の御井戸の復興工事を致します。
数十年閉ざされていた水が、長い時間と大神の御神力により変化し飲料水として適合された事を受け、皆様にご覧頂く事ができ、水音に耳を傾け、御神水を授与できる癒し処(仮称)の開設を予定しております。
現地看板より引用
素敵!御神水を頂けるようになるのですね!
主祭神の天牟羅雲命は、高天原ノアマテラスオオカミより「水の種」を受け取り皇孫に渡したという神様であり、その神様に縁ある「御神水」を頂けるのは嬉しいことです。
現在は奉賛を募っている状況のようです。
初穂料おさめて徳を積んじゃおうかな!?という方は、参拝の際にご協力よろしくお願いします。
実現したら是非また参拝したい!楽しみ!!
【開運】聖域や吉方のお水を頂いて運気アップ!開運『お水取り』のやり方と効果について
茜社・豊川茜稲荷神社神社でのスピリチュアルサイン
まず外宮の周りを散策しよう!と思い立たなければ辿り着かなかったので、参拝できたことが自体がご縁でありラッキーだなと思います。
ちなみにこちらを参拝したのち、内宮まで歩こうとして思い切り迷いました(^^;)
あとは豊川茜稲荷神社の境内でアシダカグモに遭遇。
苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、私は遠くで見る分には「縁起のいい生き物」という認識なので、歓迎サイン認定です(*^^*)
【開運】『蜘蛛の抜け殻』のスピリチュアルな意味!家に大きな蜘蛛の抜け殻があった話
茜社・豊川茜稲荷神社へのアクセスと駐車場
茜社・豊川茜稲荷神社には駐車場はありません。
入口に業者さん(?)のトラックが停まっていたので、一時的に停められなくはないのかもですが…
公式HPに、
当社駐車スペースがございません。
なるべく電車・バスなどの公共交通機関をご利用ください。
とありますので、推奨されません。
車の場合は近くの有料パーキングを利用するか、もしくは伊勢神宮外宮の無料駐車場が2時間までのルールなので、時間内でちょっと歩いて茜社を参拝するのが現実的かな。
元摂社ですし、勾玉池から繋がっていますし。
公共交通機関なら、
JR東海 伊勢市駅より徒歩10分
近鉄 宇治山田駅より徒歩15分
外宮バス停より徒歩3分
とのことです。
まとめに
地域の産土神様ですが、伊勢神宮外宮の元摂社とも伝わる見どころの多い神社です。
外宮に参拝した際には、ぜひ茜社・豊川茜稲荷神社にも足を運んでみてくださいね!
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