
目次
旅行に行った時に、なぜか物事がスムーズに運び、不思議な幸運が重なった経験はありませんか?
実はそれ、「吉方旅行(祐気取り)」の効果かもしれません。
九星気学では、生まれ持った星と関わりのある「吉方位」に出かけることで、良いエネルギーを取り込み、運の流れを整えるとされています。
例えば…
- バスや電車にタイミングよく乗れる
- 偶然入ったお店が大当たり
- 喧嘩しがちな相手と楽しく過ごせる
このような小さな幸運が積み重なり、やがて人生を後押ししてくれるのが「吉方旅行」です。
本記事では、
- 吉方旅行(祐気取り)の基本的な考え方
- 年盤・月盤・日盤による効果の違い
- 体験談を交えた取り方のコツ
を、わかりやすくまとめています。
「旅行を楽しみながら開運したい」という方にぴったりの内容です。ぜひ参考にしてください。
吉方旅行(祐気取り)の基本とは?
吉方旅行(祐気取り)の基本
吉方旅行は、九星気学に基づいた開運法のひとつです。
「方位取り」「旅行風水」「お水取り」など呼び方はさまざまですが、いずれも 自分の生まれ持った星と関わりのある吉方位へ出かけることで、良いエネルギーを取り込む という考えに基づいています。
九星気学は、中国の陰陽五行説が平安時代に日本へ伝わり、日本独自の解釈や風土が加わって発展した学問です。
1000年以上の歴史を持ち、流派によって細かい解釈は異なりますが、根本的な考え方は共通しています。
運は「動く」ことで開く
「運」は「運ぶ」と書くように、停滞すると淀み、動けば循環して勢いが生まれるとされています。
良い方位に移動することで、自分の周囲にある「気」の流れが活性化し、まるで清らかな水が絶えず流れ込む川のように運の巡りが整っていきます。
逆に、同じ場所に停滞すれば水が濁るように、気も滞りやすくなります。
だからこそ意識的に吉方位を選んで動くことが、開運の大きなポイントになるのです。
方位取りのやり方
太極を定める
方位取りの基点となるのが「太極(たいきょく)」です。
日常的に寝泊まりしている場所、つまり自宅が太極の位置となります。
家が広い場合は「寝る場所」を基準にするとより正確です。
九方位の考え方
九星気学では、9つの方位を使って吉凶を判断します。
「北」「北東」「東」「南東」「南」「南西」「西」「北西」「中央」の9つです。
北・東・南・西 → 各30度
北東・南東・南西・北西 → 各60度
「中央」が自分の太極となり、そこから見た8方向に吉方・凶方を割り出します。
方位取りの基本イメージ
太極を中心に、自分の住んでいる場所から吉方位へ移動することで、良い気を取り込む。
このシンプルなルールが吉方旅行の基本です。
吉方旅行の効果の出方
吉方旅行の効果は「距離」と「滞在日数」で変わる
九星気学の吉方位には、年盤・月盤・日盤の3種類があります。
どの盤で見るかによって、効果の出方や持続する期間が大きく異なります。
年盤の効果(長期旅行・海外旅行)
移動距離:500km以上
滞在日数:4泊以上(1週間以上が理想)
主なケース:海外旅行・国内遠距離の長期滞在
効果は年単位で作用し、人生の方向性を左右するような大きな影響を与えるとされます。
長期旅行や海外旅行のときは、必ず「年盤」の吉方位を確認するのがおすすめです。
月盤の効果(国内旅行で実感しやすい)
移動距離:100〜500km
滞在日数:1〜3泊(1週間以内)
主なケース:国内の宿泊旅行
最も効果を体感しやすいのが「月盤」です。
旅行から数週間〜数ヶ月の間に現象が現れることが多く、検証しやすいのも特徴。
基本は「年盤の凶方位を避けつつ、月盤の吉方位に行く」のが定石です。
日盤の効果(日帰り旅行や散歩)
移動範囲:近所への外出や日帰り旅行
主なケース:散歩・氏神様参拝・日帰り温泉など
その日のうちに完結する移動の場合は、日盤の影響が強く出ます。
小さな外出でも「祐気取りのお散歩」を習慣にすると、地運が鍛えられて少しずつ運の流れが整っていきます。
目的地の方角が重要
移動中に凶方位を通っても、最終目的地(寝泊まりする場所)が吉方位であれば問題ありません。
方角が境目だったり、目的地が凶方位になってしまっても、宿泊地を吉方にすることで開運に繋がります。
ただし、1時間以上滞在するとその土地の影響を受けるとされるため注意が必要です。
凶方位を避ける「方違え(かたたがえ)」
どうしても凶方位に行かざるを得ない場合は、途中で吉方位に立ち寄る「方違え」という方法があります。
例:出発前に吉方位の神社やカフェに立ち寄ってから目的地に向かう。
これにより、凶方位の作用を和らげつつ吉の加護を受けられるとされています。
吉方旅行で実感した効果と体験談
吉方旅行中に体感できる小さな幸運
吉方旅行の効果は、特別な出来事だけでなく、日常のちょっとした「幸運」として現れることが多いです。
例えば、私自身が体験したことには次のようなものがあります。
- 少ない本数のバスや電車に、絶妙なタイミングで乗れた
- 普段は混んでいる人気のお店に、すんなり入れた
- 道に迷ったと思ったら、偶然素敵なお店や商品に出会えた
- 喧嘩しがちな相手と、終始楽しく過ごせた
これらは一見すると偶然に見えますが、「流れがスムーズになる」=運が動いている証拠でもあります。
長期的に現れる効果
一度の旅行で人生が大きく変わるというよりも、こうした小さなラッキーが積み重なることで、長期的に物事の流れがスムーズになっていくのを実感しています。
- 人間関係が自然と改善した
- 仕事のタイミングが合いやすくなった
- 予想外のサポートや出会いが増えた
- 片思いだった相手と付き合えた
「吉方位に行ったから突然大金が入る」というよりも、日常の中に“プラスの流れ”が増えていく感覚です。
体験談からわかること
人によって感じ方や効果の出方には差がありますが、共通しているのは 「楽しみながら行くほど効果を感じやすい」 ということ。
実際に体験してみると、理論だけでは分からない「自分にとっての吉方位の力」を確認できます。
※悪い方角に行った場合の体験談はこちら
【九星気学】~4大凶方体験談~本当は怖い九星気学!凶方位に行くとこんなことがある…
※引越しの体験談はこちら
【九星気学】良い方角でお引越し!吉方で引っ越したらこんなことがありました(約10年経過)
【九星気学】大吉方位で引越しをしました!人生二度目の引越しで思う吉方引越しの法則について
凶方位を避ける方法
目的地の方角が大切
吉方旅行では「最終目的地の方角」が重要です。
移動中に凶方位を通ってしまっても、寝泊まりする場所が吉方位であれば大きな問題にはなりません。
ただし、1時間以上(流派によっては30分)同じ場所に滞在すると、その土地の方位の影響を受けるとされているため注意が必要です。
方違え(かたたがえ)で凶方位を回避する
どうしても凶方位に行かなければならない場合は、「方違え(かたたがえ)」という方法があります。
これは目的地に向かう前に、いったん吉方位に立ち寄って“気”を整えてから向かう工夫です。
例:
- 凶方位の出張に行く前に、吉方位の神社へ参拝する
- 吉方位のカフェやレストランに寄ってから目的地に向かう
このように少し工夫するだけでも、凶方位の作用を和らげ、吉方位の加護を取り込むことができます。
凶方位を避ける意識を持つことが大切
凶方位は吉方位よりも数が多く、意識しなければ自然と凶方位に動いてしまいがちです。
だからこそ「方違え」を取り入れたり、出発前に吉方位を確認する習慣を持つことで、旅行や日常の移動をより安心して楽しめます。
吉方位の調べ方
吉方位は人それぞれ違う
吉方位は生年月日と住んでいる場所によって決まります。
そのため「全員に共通の吉方位」というものは存在せず、一人ひとり異なるのが特徴です。
安易に「この方角が誰にとっても吉」と書いてしまうと間違いのもとになります。
調べ方の基本
吉方位を調べるには、まず自分の「本命星」と「現住所(太極)」を基点に方位を出します。
ただし、正確に出すには九星気学の知識が必要となるため、初心者は以下の方法を活用するのがおすすめです。
ネットで簡単に調べられる
最近は、無料で使えるオンラインツールやアプリが増えています。
生年月日を入力するだけで本命星と吉方位が表示される
月ごとの吉方位がわかるカレンダー形式のサービスもある
こうしたツールを活用すれば、誰でも手軽に吉方位を確認できます。
本で学ぶのもおすすめ
本格的に学びたい場合は、九星気学の入門書を1冊手元に置いておくと安心です。
各流派の違いや、方位の細かな解釈も学べるので、実践しながら比較して自分に合った方法を見つけやすくなります。
FAQ(よくある質問)
Q1. 日帰り旅行でも効果はありますか?
はい、あります。
日帰りや散歩など短い移動の場合は「日盤」の作用が大きく働きます。
効果は小さめですが、その代わり運気に反映されるのも早く、数をこなすことで毎日の運気の底上げになります。
特に「今日は吉方で出かけるぞ!」と意識することで気が動き、プラスの流れを感じやすくなります。
Q2. どのくらいの距離から効果が出ますか?
目安としては、
- 日盤:近所の散歩〜日帰り旅行
- 月盤:100〜500kmの宿泊旅行
- 年盤:500km以上、国内4泊以上の長期旅行や海外旅行
となります。
距離と滞在日数が長いほど、効果は大きく持続します。
月盤で2~3泊くらい滞在すると、はっきりとした効果として実感しやすいようです。
Q3. 家族や友人と一緒に行く場合も効果がありますか?
あります。
ただし「吉方位」は人によって異なるため、全員が同じ方角で吉方位になるとは限りません。
自分も相手も吉方位というのが理想ですが、難しい場合は代表者(提案した人、メンバーの中でも中心人物、その旅行の主役)の吉方位を選ぶと旅自体を良い運気に引っ張ることができます。
開運目的ならば、相手と方角を合わせるか、一人旅も推奨です。
Q4. 凶方位にどうしても行かなければならないときは?
その場合は「方違え(かたたがえ)」を活用してください。
出発前に吉方位に立ち寄ってから目的地に向かうことで、凶作用を和らげられるとされています。
また、「守る」目的で黒い服を着て出かけると凶意を抑えられると言われています。
黒い服についてはこちらの記事をご参考ください。
【風水】黒い服は魔除けに効果あり?運気が下がる理由と神社参拝での注意点
Q5. 効果はいつ頃から出ますか?
早ければ旅行中(移動中)から効果は出始め、当日・当月・当年を「1」として、「1・4・7・10・13」のタイミングで効果が強くなります。
(例:3月に月盤吉方で方位取りをしたなら、3月・6月・9月・12月・翌3月)
また、効果の継続期間は個人差がありますが、
- 日盤 → 当日から数日
- 月盤 → 数週間〜数ヶ月
- 年盤 → 数年単位で人生全体に影響
というように、それぞれの盤によって異なります。
まとめ|さっそく吉方旅行に出かけよう!
吉方旅行(祐気取り)は、九星気学に基づいたシンプルで実践しやすい開運法です。
自分の太極を基点に吉方位へ出かけることで、日常の小さなラッキーが積み重なり、やがて人生全体をスムーズに運んでくれるようになります。
- 日帰りの散歩でも気を整えることができる
- 宿泊旅行なら月盤で効果を実感しやすい
- 長期旅行や海外旅行では年盤の吉方位が特に重要
こうしたポイントを意識しながら、ぜひ自分のペースで吉方旅行を取り入れてみてください。
とはいえ、深刻に考えすぎる必要はありません。
「吉方旅行を楽しむことこそ最大の開運」です。
旅行そのものを楽しみつつ、吉方位の力を味方にして、より良い流れを取り込んでいきましょう。
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