目次
<神柱宮の基本データ>
御祭神とご利益:
天照皇大神(アマテラススメオオカミ)伊勢の内宮
…日本国民の総氏神、国土安泰、家内安全、福徳開運、勝運の守護神
豊受姫大神(トヨウケヒメノオオカミ)伊勢の外宮
…天照皇大神の食事を司る神、商売繁盛、厄除開運、無病長寿の守護神
御朱印:有
塩:有
駐車場:有
住所:〒885-0025 宮崎県都城市前田町1417番地1
電話番号:0986 - 23- 1395
公式HP:【公式】島津荘総鎮守 神柱宮
神柱宮について
<日本最大の荘園「島津荘」の成立>
当神柱宮の創建は、人皇第68代後一条天皇の御代、萬壽年間(西暦1024~1028年)に太宰府より大監(たいげん)という職にあった平季基(たいらのすえもと)が来都し、無主の荒野であった日向国諸県郡島津一帯を開墾して、宇治関白藤原頼通に寄進されました。後の鎌倉時代、薩摩・大隅・日向にまたがる日本最大の荘園と称された「島津荘」の成立に起因します。
<島津御荘総鎮守「神柱宮」の創始>
季基は領主として島津荘を治めるに当たり、梅北に屋敷を構え、萬壽3年丙寅(皇紀1686年、西暦1026年)正月20日に家門を建てようとして、梅北村大吉山より門柱を切り出し、片柱を500人で牽いても動かず、さらに500人増やして柱を牽こうとした時、その光景を見ていた季基の6歳になる娘がにわかに神がかり、「我は伊勢の外宮なり、此の地において万民を護ろうと思う。速やかに社を建てて、その社の名を『神柱』と称すべし云々」という御神託により、季基は伊勢の神宮へ赴き皇大神様の御分霊を奉戴して、同年9月9日、諸県郡中郷村大字梅北字益貫に創建奉祀されたのが「島津御荘總鎮守神柱宮」の始まりです。当時から島津荘の領主・荘官は固より、荘内の人々に篤い崇敬を寄せられて来ました。これが創始と社名の由来です。
神柱宮HPより引用
萬壽(=万寿/まんじゅ)年間は、平安時代中期。
当時まだ荒地だった現在の都城市付近を、平季基(たいらのすえもり)が開墾して整えた。
その際にお嬢さんが神がかりを起こし、伊勢神宮の外宮の神様であるとの神託を受け神柱宮が創建されたと。
…最近似たお話をどこかで…?
そうだ。禊の聖地、阿波岐原にある『みそぎ御殿』も、「阿波岐原みそぎ御殿を建つべし」という神託で創建されていました。
【神社】宮崎県宮崎市『江田神社(えだじんじゃ)』<みそぎ池><みそぎ御殿>
神柱宮の創建が1000年ほど昔ですが…
宮崎は、というか、南九州?は、天照大神とリンクしやすいとかあるのかもしれない。
興味深いです。
とかく、この土地に人が住み生活を営んでいくにあたり、『神柱宮』は創建されました。
長い歴史の中で、ご加護を求める多くの人々から崇敬を集めたことでしょう。
崇敬の篤さを思わせるのは、正面の巨大な鳥居。
青空を背景にそびえ立つ巨大鳥居は、迫力があり清々しいです。
静岡の『富士山本宮浅間大社』を思い出します。
鳥居の奥に富士山が見えて、その時も空間の「圧」に感銘を受けました。
【神社】静岡県富士宮市『富士山本宮浅間大社』<駿河国一之宮><湧玉池><霊峰富士山>
鳥居は「聖域への境界」ですが、この鳥居が大きいと、窓のようにその奥の清浄な空間を映すような、なんだろ、空間の圧をクリアに目の当たりにするような、そんな感覚があります。
神柱宮の巨大鳥居、必見です!
本殿もスカーッとした太陽神の御神威を感じる佇まいで、手を合わせると気持ちが引き締まるような、頑張るぞ!!という元気が出るような雰囲気があります。
創建の経緯が「開墾」「統治」に関わっているからでしょうか。
「新しいことを始める」「リーダーシップを取って導く」パワーがありそうです。
境内社『基柱神社(もとはしらじんじゃ)』
本殿に向かって右手に、神柱宮を創建した「平季基」と「菅原道真」をお祀りした末社があります。
祭神:
平季基命(たいらのすえもりのみこと)
菅原道真命(すがわらみちざねのみこと)・平季基命は神柱宮 創立者で事業繫栄振興の神様です。
・菅原道真命は天神様で、学問文芸上達の神様です。
大宰府天満宮の御分霊を祀てあります。現地由緒書きより引用
題材富天満宮の系列は、大宰府の神様がいらっしゃるといいますが、きっと平季基さんが神様としておられるのでしょう(*^^*)
境内に足を踏み入れた時、本殿前が団体さんで賑やかだったので、先にこちらの『基柱神社』を参拝しました。
ちょうど木陰になっていて、静かで。
逆に本殿は強い太陽光でキラキラしていて。
主祭神の伊勢の神様を立てつつ、参拝者を微笑ましくサポートしているんだろうなという印象を抱きました。
お社には合格祈願の桜柄の絵馬がたくさん掛けてあり、大宰府の神様らしく、学業成就や文芸上達に強いぞ任せなさい!という空気を感じます。笑
神柱宮の御朱印
御朱印は、本殿向かって左手にある社務所で頂けます。
御朱印の初穂料は500円。
【開運】御朱印はお札と同等です!敬意を持って寺社を巡り、御朱印を集めよう!
御神塩も扱っているようでした。
御神塩の初穂料も500円です。
神社で頒けてもらえる『御神塩』『清め塩』はどう使う?意味や使い方など
神柱宮でのスピリチュアルサイン
神柱宮は公園も隣接しています。
境内、そして公園の木々を見ていて感じたのが、幹が真っすぐなこと。
植物がみんな瑞々しく、元気であること。
天地のエネルギー循環が良好な証です✨
土地なのか、神様の御神威なのか、両方か…
神柱宮の聖域内で過ごすと、身体を流れる気が整って、健康運も上がりそう!
「滞りを断つ」「流れを整える」「風通しを良くする」そういった力を感じられます。
神柱宮へのアクセスと駐車場
<神柱宮までの交通手段>
「JR都城駅」より徒歩で約15分
「都城インターチェンジ」より 車で約20分
「小松原町バス停」下車徒歩で約4分
「前田3丁目バス停」下車徒歩で約7分神柱宮HPより引用
神柱宮の駐車場は、本殿向かって左奥に広いスペースがあり、そこに停められます。
また、巨大鳥居から公園の入口までの道にも駐車スペースがあります。
駐車料金は無料です!
まとめに
神社の読み方ですが、公式HPでは「KAMIBASHIRAGU」とあるのですが、現地の由緒書きのふりがなは「ごんばしらぐう」とありました。
「かみばしら」「かんばしら」「ごんばしら」
色んな呼び方があるんですね。
神柱宮は伊勢神宮由来の太陽パワーで道を照らし、大宰府由来の人事を尽くすための胆力を得て道を進む、陽の気を感じる素敵な神社でした。
都道府県別の神社仏閣まとめ 御朱印/御神塩/御神水(お水取り)/御神土(お土取り)