目次
<稲積神社の基本データ>
御祭神:
宇迦之御魂大神
大宮能売大神
ご利益:
衣食住を司る生活の守護神
御朱印:有
塩:有
土:有
水:有
駐車場:有
住所:
〒400-0865
山梨県甲府市太田町10-2
電話番号:055-233-5573
稲積神社について
<御由緒>
古くは2110年前(令和五年現在)上古時代、第十一代崇神天皇の御代四道将軍 武淳川別命(たけぬなかわ わけのみこと)東征の折、湖沼地帯であった甲府盆地に御入国あり、湖岸を切り開き湖水を富士川に落して涸燥して、田圃を造り蒼生愛撫、五穀豊穣祈願のため、丸山(※今の舞鶴城公園)に奉斎したと伝えられる。
甲斐源氏の祖、一条次郎忠頼(いちじょうじろうただより)が丸山に館するに当り、庄城稲荷と呼ばれ氏神として甲斐源氏 一条忠頼一族の崇敬するところとなっていたが、文禄年中 浅野長政の築城に当り一蓮寺と共に現地に還された。(略)
稲積神社リーフレットより引用
紀元前88年(?)頃 四道将軍 武淳川別命が丸山に五穀豊穣の祭祀をする(原初の稲荷信仰)
鎌倉時代 一条忠頼が丸山に館を持ち、庄城稲荷と呼ばれ信仰される
1583年 甲府城築城のため、現在地に一蓮寺とともに遷座
明治時代 神仏分離令のため、一蓮寺が離れる
なんと神代からあるお稲荷様です!!
江戸時代のお稲荷様ブームにより、「稲荷神社」といえば伏見稲荷大社から勧請されたお社が多い。
しかし、伏見稲荷大社が信仰される前から、五穀豊穣や衣食住を祈願するアミニズム的な側面が強い、原始的な「古代稲荷信仰」がありました。
地元神奈川なら、日本武尊が参拝したという走水神社の古代稲荷社もそうです。
京都の貴船神社や神奈川の有鹿神社のように、「水」を信仰する例も多いですが、根底には「食」、生命を維持するための生活に根付いた祈りが連綿と受け継がれたもの。
起源としては「食」「生活」の安寧を祈る信仰の形です。
2000年クラスの御祭神。すごい。
【神社】神奈川県横須賀市『走水神社』<日本武尊><弟橘媛命><古代稲荷社>
【神社】神奈川県海老名市『有鹿神社(あるかじんじゃ)』<海老名総鎮守><天神社>
別名の『正ノ木稲荷大明神』は「しょうのき」と読むみたいです。
帰宅してHP見るまで「まさのきさん」と間違って読んでいました(^^;)
稲積神社の境内社
金比羅神社・金城稲荷社・稲荷社
拝殿の左手奥に『金比羅神社』『金城稲荷社』『稲荷社』があります。
ご由緒などはありませんが、おそらく明治の神社統合で遷座されたパターンではないかなと。
境内にありますが、それぞれ空気感が違うように思います。
瘡子社・熊野社・甲子社
本殿向かって左にある『瘡子社』『熊野社』『甲子社』。
御神水と御砂はこちらにあります。
『甲子社』の案内に、
<御神徳>石取りで甦り・開運、砂取りで土地の清・五穀豊穣
とありましたので、御石・御砂を頂く場合はこちらの『甲子社』にお賽銭をれて祈願して持ち帰ると良さそうです◎
天満天神社
文政八年(1825年)に奉納されたという石碑があるので、こちらは少なくとも200年前くらいから境内にある神社ということになりますね。
学問成就の天満社。
撫で牛もいます!
稲積神社の御朱印
初穂料は500円。御朱印帳に書いてくださいます。
【開運】御朱印はお札と同等です!敬意を持って寺社を巡り、御朱印を集めよう!
稲積神社の授与品
稲積神社は、お水取り、御神塩、清め砂、全て頂けます!
そして全て初穂料無し。無料です。
お水と砂は、本殿向かって左手の境内社のところで自由に頂けます。
御神塩
塩は、社務所で尋ねたら奥から出してくださいました。
初穂料をお伺いしたら大丈夫ですよと。
だいたい100円~が相場なのですが、ありがたく頂いてしまいました。
対応してくださった神職さんが親切で…
授与所には表参道の鳥居にある『三葉の松』の松の葉も無料で持ち帰れるように置かれていましたし、神社全体からおおらかというか「福」の気配を感じました。
神社で頒けてもらえる『御神塩』『清め塩』はどう使う?意味や使い方など
三葉の松
<三葉の松>
全国でも珍しく神聖な木として崇められている。
松葉は三葉と珍しく「黄金色」になって落葉するので「金運」の御利益があると言われている。別名「金銭松」とも言われている。
松葉は縁起物です。
通常は二葉で、すらっと伸びた2本の葉が、根元でしっかりと結ばれていることから「離れない」「夫婦円満」の意味があるのだとか。
着物など和物のデザインでもよく用いられています。
三様の松は全国的に珍しいもの。
稲積神社の表参道鳥居のそばにある松が『三葉の松』なんだそうですよ(*^^*)
三葉だと「金運アップ」の御利益があるんですね!
お財布に入れておきたいラッキーアイテムです。
御砂・御石
お土取り用の紙袋も社務所で頂きました。
『わかえ』信仰
御砂(おすな)・御石(みいし)鳥の由来
『わかえ』とは、神殿の「神御柱」を築き固めている、御砂・御石の総称であります。
『わかえ』信仰の御砂・御石取りで大神様の御神徳・ご神縁をお授かりください。
初穂料がない分、逆に「ください」と申し出にくいかも…(^^;)
希望される方は、御朱印を申し込む時、お守りなどを購入される際などにお声掛けするのがスムーズかなと思います。
私は御朱印を受け取るときにお伺いして、そのまま頂いてしまいました。
【神社】神社で頒けてもらえる『御神砂・御神土・清め砂』はどう使う?使い方や意味について
お水取り
<御神水>
地下136メートルから湧き出ている水。
飲水にて長寿、健康運のお水取りに良い。
お水は飲用できるとのことでした!
心配な方は持ち帰ったあと煮沸していただくと安心です。
【開運】聖域や吉方のお水を頂いて運気アップ!開運『お水取り』のやり方と効果について
稲積神社でのスピリチュアルサイン
この時の神社仏閣参拝は、山梨市の『大井俣窪八幡神社』が目的地で、そちら以外は現地で調べて導かれるままに参拝したのですが、こちらに辿り着いたこと自体が「ご縁を頂けたな」と思います。
暑い夏の日でしたが、本殿前は不思議と爽やかで、小鳥が楽しそうに飛び回っていました。
雀ではなく、鳩…?でもない、少し大きな鳥が何羽かじゃれて遊んでいました。
【神社仏閣の歓迎サイン】神社仏閣で遭遇する虫や動物たちは歓迎サイン!どんな意味がある?
社務所の方も親切で、設えも美しく、私以外に参拝者がいないのが不思議なくらい。笑
人払いが起きるのも歓迎サインのひとつではありますが…
平日の昼間だったことと、隣の動物園が工事中だからかな?
そうそう、たまにすごい動物の鳴き声が聞こえてきました。
令和9年まで工事中ということでしたが、動物園が再開したらこんなにゆっくり参拝できないかもしれません。
逆にタイミング良かったです。
稲積神社へのアクセスと駐車場
◆バス
甲府駅バスターミナル3番乗り場よりお乗りください。
12~13分位で「遊亀公園」に着きますので降りていただき、公園の中を通り抜けますと稲積神社に着きます。◆車
中央自動車道を「甲府南インター」で降りていただき、平和通りを甲府駅方面へ直進して、「相生交番前交差点」を右折して、「甲府郵便局北」を直進、「大冠酒造」と「セブンイレブン」のある信号の手前を右折して突き当りが稲積神社です。稲積神社HPより引用
駐車場は無料。
画像は神社裏手の駐車場なのですが、2か所Pマークがありますね。
隣接する『遊亀公園』も「無料駐車場2か所で140台」とあったので、もしかしたら共用なのかな。
現在は遊亀公園が長期休園中なので静かでしたが、再開したら混みあうかも???
まとめに
ふらりと甲府まで足を延ばして正解でした。
市街で2000年クラスのお稲荷様に出会えるとは…
甲府は日帰りギリギリの距離なので、定期的に行きたい神社が増えました(*^^*)
近くに武田神社もあります。
武田神社に参拝している人は多かったけど、近隣から観光で遊びに行くなら、稲積神社も行かないと損だと思います!!
都道府県別の神社仏閣まとめ 御朱印/御神塩/御神水(お水取り)/御神土(お土取り)