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前の職場の先輩（すでに数年前に退職済み）が、当時の仕事で失敗をやらかして不安で飛び起きる夢を見たという。
頭の回転が速く、すごく仕事のできる頼りになる先輩なのだけども、色々と状況が重なって、当時の上司と折り合いが悪かったのであります。
前の職場はちょっと苛烈なところがあったので…
そんな状況下で失敗する夢。
折り合いの悪い上司になんて言われるか。
それよりも仕事で失敗してお客様に迷惑をかける事実。
どきどきして目が覚めたそうな。
私もたまに見ますが、『失敗する夢』『窮地に立たされる夢』は必ずしも悪い予兆ではないのです！
『失敗する夢』の暗示
その１：成功と、成功に対する恐れの暗示
『失敗』を夢に見るのは、これから訪れる『成功体験』を暗示していることがあります。同時に、『成功することで生じる席責』を恐れていることを示唆しています。
『失敗』自体、一見悪いことのようですが、裏のメリットもあるもの。
一時的に挫折感を感じたり、恥じたりすることになったとしても、それによって責任ある立場を回避したり、期待を寄せられることに対して防波堤の役割を担ったりします。
自信を失っているとき、現状から変化が起きることを忌避しているときに見やすい夢なのです。
もしも、現実に『成功』が付随するような、該当する出来事に心当たりがある場合は、それを成した先を思案してみましょう。
無意識でコトが進んでしまうことと、意識して自ら結論を出すことは別物です。
「私はやりたくない」
「怖いけど、やったら理想に近づく」
「自分にできるだろうか？」
もしも「怖い」という感情が出て来たならば、「どうして怖いのか」まで考えましょう◎
あなたが感じている恐怖心は、想像上のものだけではありませんか？
夢の暗示その２も参照にしてくださいね♪
その２：失敗しても良いのだという啓示
夢は、心の予行練習のために「怖い夢」として顕れる場合があります。
その１で、『成功と、成功に対する恐怖心』があるとお伝えしましたが、その恐怖心をあえて夢で味わってみせることで、「意外と大丈夫でしょ！」という高次の存在からの荒療治の可能性もあります。
自信がない時。
変わりたくない時。
もちろん、そういう時があってもいいのです。
ですが、魂は成長することを目的にこの世に存在するもの。
そろそろ学びたい！いろんなことを経験したい！という、無意識の奥からくる衝動とぶつかって、顕在意識とリンクしやすい『夢』という形でせっついてくるのです。
もしも現実に失敗したとしても、「あなたは耐えられる強さをちゃんと持っているよ」というメッセージ。
迷えるくらいにチャレンジ精神があれば、挑戦した方がいいと夢は伝えているのかも。
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その３：抑圧されたコンプレックス
コンプレックス。劣等感。
多かれ少なかれ、誰しも持っているものですが、抑圧してきたコンプレックスや劣等感が、おさえきれなくなった場合も『失敗する』夢を見ます。
その１、その２、その３は繋がっていて、『コンプレックス』というのは、人間の成長に必要なもの。
囚われると苦しく辛いものですが、その経験・記憶があるからこそ人間として成長が見込める側面もあるのです。
コンプレックスを抱えて押し込めてしまう人は、だいたいが向上心の強い方です。
自分はもっとできる。
私の努力が足りなかったから…。
あの時ああいう選択をできなっかた自分が許せない。
何度も何度も、反省して改善して、より高みを目指しているうちに、「失敗した」という観念が強く強くなりすぎて、鎖のようになってしまっている。
自分への戒めとして、自らかけた鎖。
夢は、もうそれを解き放っていいと伝えています。
「次の成功体験が待ってるよ！」「失敗したっていいんだよー！」という励ましなのです。
まずは頑張りすぎて擦り切れそうな心のケアが先かもしれません。
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「迷惑をかけてしまった」という夢の中の感情
失敗をした時の、「申し訳ない」という気持ち。
目が覚めた時にバクバクと心臓に負担がかかるような、そんな夢。
もしも、目覚めた時に『失敗したこと』よりも、誰かに『迷惑をかけたこと』に焦点が当たっている場合は…
あなたは「許し」を望んでいるのかもしれません。
それは、夢であったシチュエーションそのものではなく、別のことに関しての場合もあります。
「謝りたい」「許してほしい」「申し訳ない」「嫌われたくない」「あの時こうしていたら」
心に残る後悔や自己嫌悪が、深層心理から夢に漏れ出してしまったケース。
実際に誰かに恨まれているわけではありません。
あなたが、あなたを、許していないんです…。
自分を責めて苦しんでいる。
まずは深呼吸しましょう。大丈夫。
夢を介しての高次の自分からのメッセージは、「自分を責めないで」です。
スピリチュアルな視点では、誰もあなたが苦しむことを望みません。
誰があなたを許さなくても。まずは自分が、自分を許すことです。
まとめに
自他ともに厳しい人ほど、長い間自分を苛めてしまう傾向にあります。
『失敗する』夢を見たら、コンプレックスは近くまで来ている新しい現実の『成功体験』で塗り替えてやる！くらいの気持ちでどーんと構えていましょう♪
先輩も、自分に厳しい方なので、きっとずっと自分を責めていたのかもしれないですねぇ。
学びの場、試練というのは乗り越えられる人間にしか与えられないと言います。
私も最近、10年越しのトラウマの地に舞い戻る機会がありまして…笑
今はもう全然平気。当時の自分は若かったなぁ～なんて思うことがありました。
なんとなく避けていたけど、改めて過去を受け止めてしまえば不思議なもんで、清々しい。
下手すると何十年でも、苦い経験って引きずってしまうんですよね。
乗り越えていない試練は、形を変えて何度もやってきます。
でも、何度チャレンジしてもいいんです。
ダメだなって思ったら逃げてもいい。「パス」有りです。
例えば今の自分には思いつかないような、素っ頓狂な解決方法を、未来の自分が思いつくこともありますから。
自分の意志で「逃げること」が正解のケースもあります。
間違ったことなんてひとつもなくて、失敗してもいいし、逃げてもいい。
そのうち解決できる自分になる。
『失敗する夢』を見たら、気張らずに自分を許して、信じてあげてくださいね♪
