目次
<松尾大社の基本データ>
御祭神:
大山咋神 (おおやまぐいのかみ)
市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと)
ご神徳:
古来、開拓、治水、土木、建築、商業、文化、寿命、交通、安産の守護神
特に醸造祖神として信仰が篤い。
御朱印:有 初穂料は300円
塩:有 初穂料500円
土:有 初穂料500円
水:有 『霊泉 亀の井』
※お庭の中にあります。
拝観料は、大人500円 学生400円 子供300円。
駐車場:有(無料)
住所:〒616-0024 京都市西京区嵐山宮町3
電話番号:075-871-5016
拝観時間:
平日・土曜 午前9時~午後4
日曜・祝日 午前9時~午後4時30分
公式HP:【公式】醸造祖神 洛西総氏神 松尾大社
松尾大社は、京都の嵐山から歩いて行ける場所にあります。
バスを乗り間違えて嵯峨のほうまで行ってしまいましたが(^^ゞ 嵐山まで戻り、のんびり歩いて参拝してきました。
バスで向かっている途中は雨が降っていたのですが、降車したら太陽が顔を出して良いお天気に♪
松尾大社とは
上賀茂神社(加茂別雷神社)、下鴨神社(加茂御祖神社)と並んで京都最古の神社とされています。
京の都における、西の白虎の位置に座しており、上賀茂神社(北:玄武)、八坂神社(東:青龍)、城南宮(南:朱雀)、平安神宮(中央)と並んで、京都五社巡りの1社です。
松尾山の山霊を、山頂近くの磐座に祀って、生活守護の神と崇めたのが由緒です。
松尾大社には、この松尾山 山中の磐座に因んだお庭もあります。
信仰していた豪族の秦一族は、長岡京、平安京遷都にも影響を及ぼす力を持っており、古来より社格が高い神社で、皇城鎮護の社とされていました。
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松尾大社の御祭神
松尾大社のご祭神は、
大山咋神(おおやまぐいのかみ)
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)
大山咋神は、「大山に杭を打つ神」の意味で、山を司る神様です。
松尾大社の他には、比叡山の麓に座す『日吉神社』のご祭神でもあります。
古事記には、
「大山咋神。亦の名を山末之大主神。此の神、近淡海国(近江国)の日枝山に座す。また葛野の松尾に座す。」
と、「日枝」と「松尾」の地名が並んで表記されています。
大山咋神を祀る神社は全国に分布し、『山王(さんのう)神社』の山王も大山咋神の別名です。
市杵島姫命は、宗像三女神のひとり。
弁財天と同一視される海上守護の誤診徳を持つ神様です。
松尾大社の御利益
京都洛西の総氏神にして、約十万戸の氏子の崇敬を集めるほか、古来、開拓、治水、土木、建築、商業、文化、寿命、交通、安産の守護神として仰がれ、特に醸造の祖神として、全国の酒造家、味噌、醤油、酢等の製造及び販売業者から格別な尊崇を受けています。
松尾大社公式リーフレットより引用
山の恩恵からくる開拓、開拓に伴う治水、土木、建築…
生きていくための環境づくりに御神徳のある神様です。
また、信仰していた秦一族が酒作りが得意だったことなどから、酒造の神様として特に崇敬を集めています。
奉納された酒樽も圧巻です!
お酒の神様ということで、ご祈念をしたらお酒に強くなった…
なんて体験談も数多く見聞きします。
ので、最近めっぽうお酒に弱くなってしまった私も、しっかりとご祈念して、お守りを頂いてきました。笑
飲み会の準備〜♪
持っていくものが増えました😌✨#松尾大社 #服酒守 pic.twitter.com/JTVyb4diCZ— REINA (@reina2225211) December 26, 2018
裏にお守りの効能が書いてあるのですが、
効能(十徳)
①百薬の長
②延寿の基
③旅の仲間
④寒気に暖
⑤携帯に便
⑥鬱を払う
⑦知己を得る
⑧労を慰む
⑨万人との和合
⑩独居の友総じて、適度な量の飲酒は体への薬となり、寿命をのばし、万人和楽してストレス解消の効用がある
素晴らしい格言です(*˘ω˘*)
同時に「飲酒運転は、お酒の神様のお怒りに触れます」との注意も載っています。さすがです。
お酒にまつわる御神徳はちょっと珍しいですよね。
ちなみに、松尾大社の神様はお酒造りの神様。
お酒で大失敗して、「もう断酒するんだ!!」というには、関東ですと、静岡県の熱海にある『来宮神社』に、酒断ちの御神徳がありますよ~。
松尾大社の御朱印
御朱印は社務所で頂けます。
初穂料は300円です。
【開運】御朱印はお札と同等です!敬意を持って寺社を巡り、御朱印を集めよう!
松尾大社は御神水・清め砂・清め塩も頂けます!
松尾大社では吉方の効果を上げる『お水取り』と『お土取り』が可能です!
霊泉『亀の井』
お水取りですが、拝観料を納めて入れるお庭の中に『亀の井』という霊泉があります。
酒造の元水として用いたというこの水は、「延命長寿」「よみがえりの水」として有名とのこと。
先客がいらっしゃいましたが、タンクでお持ち帰りされてました。
ご親切に、先にどうぞと譲ってくださいました♪
神前ですし、気持ちよく譲り合って汲むことも開運の一環ですね。
私は空の容器に少し頂いてきました。
持ち込みでも問題ないですが、より純正の(?)御神水を持ち帰りたい方は、お庭の入り口で容器も販売しています。
【開運】聖域や吉方のお水を頂いて運気アップ!開運『お水取り』のやり方と効果について
お土取り『方位除 清めのお砂』
お砂ですが、お砂は社務所で授かることができます。
『方位除 清めのお砂』初穂料は500円。
本体は、吉方位の清浄な土を持ち帰るもの。
ですが…
昨今、マナーの問題で物議をかもしてまして、なかなかおすすめしにくいというか…
取ってはいけない場所で取ってしまって、「清浄」どころか「いわくつき」の土を持ち帰って霊障が出たりなど、ちょっと難しい開運方法なのです。
安心して持ち帰れるのは、きれいな海の砂くらいですかね。
こうして神社で分けていただけるものは、ちゃんと御祈祷されて神前から下げられたものなので、安心保障付きというわけです♪
土は、健康運のアップに効果的とされます!
魂の依り代である土台、モノとしてのヒトの体とエネルギーの親和性が高いのだと私は解釈しています。
それから、土地の「護り」にとても有用。
土や砂を扱っている神社は少ないですが、チェックしておきたいアイテムです!
【神社】神社で頒けてもらえる『御神砂・御神土・清め砂』はどう使う?使い方や意味について
松尾大社の御神塩
先の画像の通り、『清め塩』も初穂料500円です!
水・土(砂)・塩が全部揃う神社って意外と少ないのですが…
松尾大社はすべて扱っています!
それぞれの使い方
すべての効果は、「浄化」が基本になりますが…
お水は体内に取り込めることから。健康運や内側にため込んでしまった邪気の排出に。
土は、守護のために家の周りに撒いたり、商売繁盛を願って店の前に盛り土をしたり、守りに。
健康運アップには紙などに包んで、寝る場所に敷くのもおすすめです(こぼれないようにご注意を)。
塩は浄化力の高さが魅力。盛り塩、守り塩、お風呂に入れたりもできます。
神社で頒けてもらえる『御神塩』『清め塩』はどう使う?意味や使い方など
3つのお庭『松風苑』
松尾大社には昭和を代表する作庭家である重森三玲による庭園があります。
拝観料は500円。
お水取りができる『亀の井』も庭園内にあります!
『曲水の庭』
拝観料を払い、入り口?の、渡り廊下をくぐります。
まずは『曲水の庭』。
平安貴族の雅遊の場を表現したという、風情のある趣。
お庭の名前の通り、曲線を描く水流やサツキの刈込はなめらかで、平安貴族の風流さを感じるのですが、合間に入る石組の屹立が力強いです。
説明書きによると、
高木類も一切ないことから、空間上部を開放感のある構成となっている
だそうです。
確かに渡り廊下をくぐった瞬間、見上げるような構成で、気持ちの良い空間でした。
この『曲水の庭』を拝観しているとき、お天気雨が降ったんですよ!
美事なお天気雨! pic.twitter.com/EQznlWg7bC
— REINA (@reina2225211) December 12, 2018
参拝中のお天気雨は歓迎サインのひとつ♪
映像見ていただくと伝わるかと思うのですが、日の光に雨粒がキラキラしていて、素晴らしいお庭が一段と美しく見えました。
【開運】不思議な現象『お天気雨』のスピリチュアルな意味や「狐の嫁入り」と呼ばれる由来
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『上古の庭』
『上古の庭』は神像館への渡り廊下をくぐった先。
本来のご神体である松尾山 山中の磐座に因んで造られたお庭。
お庭というよりも神域の再現と呼べる景観で、空間からパワーを感じます。
『蓬莱の庭』
「蓬莱」とは、不老不死の仙界の意味。
お庭全体が翼を広げた鶴の形をしているそうな。
州には亀の像も。
しかし、一番最初に見つけた良い位置の石の上の亀はナマモノでした。
甲羅干し、気持ちよさそうですね…。笑
不老不死の蓬莱に鶴亀と、寿命が伸びそうです!
『蓬莱の庭』では、「亀」とともに松尾大社の神使である「鯉」に餌も与えられますよ!
他にも境内には開運スポットがたくさん
お庭の途中に入れる『神像館』や、なでて御神徳が得られる『幸運の撫で亀』『幸運の双鯉』、恋愛成就・夫婦和合の『相生の松』、『霊亀の滝』、『お酒の資料館』など見どころがたくさんあります!
『神像館』では、入ると解説音声が流れ(手動スタッフさんが流してくれてました)、ゆっくりと見て回ることができます。
年表を読み込んでるときに謎の身震いが起きて、お天気雨などの歓迎サインが続いていたこともあって、「私もしかしたら前世でご縁があったのでは…!?」なんて妄想。笑
凶兆とされるハレー彗星が…ってところを読んでてゾクゾクゾクっと。
天体関係のシンクロニシティも続いたので、何かメッセージかなー?とも思うのですが、さてはて。
『お酒の資料館』は展示物や解説が盛りだくさんで、お酒好きとしては興味が尽きず、結構長い時間見入ってしまいました。笑
「清めの酒」の項目で、「お酒には祓い清める力があります」と説明もありました。面白いですよ!
松尾大社へのアクセス
電車ならば、阪急電車『松尾大社』駅 下車して目の前。
京都駅からなら、地下鉄で『四条烏丸』まで行き、阪急京都線に乗り換え『桂』駅、さらに阪急嵐山線に乗り換えです。
バスならば『松尾大社前』下車。
私が間違えたんですけども、嵐山行きでも松尾大社には行かないバスがあるのでご注意を。
『嵐山大覚寺行き(市バス)』、もしくは『苔寺行き(京都バス)』に乗りましょう!
まぁ、間違えたおかげで素敵な本屋さんに出会えたのでオッケーです!
どうも観光客が多いからか、京都の寺社は公共交通を推奨している場所が多いように思いますが、松尾大社は広めの無料駐車場があるようでした。
冒頭の通り、嵐山から徒歩でも行けますよ!
歩いて15分くらいですかね~。
桂川を眺めながらのんびり歩くのもいいものです♪
絶景♪
あ、でも川沿いの遊歩道を歩いていく場合、日差しを遮るものが何もないので、天気の良い日は日焼け止め必須です!!!!
私は途中で、粉の日焼け止めを塗り重ねました!!!笑
まとめに
お酒好きにはもちろん、仕事運アップや、開拓…新しい分野への挑戦など、道を切り開きたいときにも参拝したい神社です。
嵐山観光の際にはぜひともお立ち寄りください!
周辺には、拙者である『月読神社』『苔寺』『鈴虫寺』などもあります。
道中にある『車折神社』も。
私も次回訪れる際には、松尾大社を中心に、嵐山エリアでゆーっくり寺社巡りしたいと思います♪
都道府県別の神社仏閣まとめ 御朱印/御神塩/御神水(お水取り)/御神土(お土取り)