【神社】静岡県 賀茂郡 南伊豆町『石室神社』<熊野神社><千石船の帆柱>

<石室神社の基本データ>

御祭神:石廊権現/伊波例命(いはれのみこと)

ご利益:海上安全、商売繁盛、学業成就

御朱印:有 初穂料は300円

塩:不明

土:不明

水:なし

駐車場:有 『石廊崎灯台駐車場』を利用。自動車:500円、オートバイ:100円。時間ではなく1回換算。

住所:〒415-0156 静岡県 賀茂郡 南伊豆町 石廊崎

電話番号:0558-65-0016 (社務所)

社務所の時間:10時~15時(目安)

HP:石廊崎オーシャンパーク ※石室神社は『石廊崎(いろうざき)オーシャンパーク』内にあります。

先日、南西の祐気取りで伊豆を満喫して参りました♪

メインの目的地は、ここ『石室神社』&『熊野神社』!!
伊豆の南端にある石廊崎(いろうざき)、ふもとからは遊覧船も出ている風光明媚な場所です。

「伊豆の七不思議」筆頭にも上がる逸話や、恋愛運アップの縁結び神社として有名な熊野神社もある。

念願かなって参拝することができました♪

石室神社のご祭神とご利益

石室神社。「いろうじんじゃ」もしくは「いしむろじんじゃ」と読みます。
石室神社のご祭神は『石廊権現』。伊波例命(いはれのみこと)をお祀りしています。

最初に観音様。そして後に大六天神をお祀りしていましたが、飛鳥時代の修験者 役小角(えんの おづの)が神託を受けて、伊波例命をお祀りしたそうです。
他の神社で同名の神様をお祀りしている場所がないので、この場所に根付いた信仰を背景に持つ土着の神様なのかな。

飛鳥時代後半だと、仏教が伝来して200年弱経ったくらいで、京では陰陽師が活躍し始めるころ。

538年 仏教伝来

700年 大地震 龍と白鳥が現れ土地を守る
701年 石室神社の最初のお堂が建てられる。十一面観音安置。
729年-749年 第六天神が祀られる。

1603年-1868年(江戸時代) 『石廊崎権現の帆柱』伝説発祥

役小角は修験道の開祖で、鬼神を操れるほどの法力の持ち主。
役小角は陰陽師ではなく修験者ですが、鬼神を操ったという伝説を聞くくと、安倍晴明を思い出しますね~。

役小角 634年-701年
安倍晴明 921年-1005年

なので、役小角の方がだいぶ先輩ですけども。

この画像を見るたびに、この時すごく良い香りがして癒されたことを思い出します。

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石室神社のご利益は、

海上安全
商売繁盛
学業成就 など

自然の猛威を受けやすい海では、信仰が深まるもので…
無事を願い、商売繁盛を一緒に願うのは自然な流れですね。

海上安全はさもありなんなご利益です。

商売繁盛は、人間、命の安全が守られた後に願うのは経済的な安定でしょう。
伝説にもある江戸時代の千石船もそうですが、海上安全を願うのは、品物を運ぶ商人も多いもの。
航海の安全と同時に、商売繁盛を願うのもまた自然な流れです。

だいたい海の守護をされている神様は、同時に商売繁盛も願われているもの。

そして、学業成就はなんでなんでしょうね??
次に訪れる時は社務所が開いている時間に行って、聞いてみたいな。

伊豆の七不思議のひとつ『千石船の帆柱』

昔、播州濱田港から塩を運んでいた千石船が石廊崎の沖で嵐に遭い、その帆柱を伊廊権現に奉納すると誓って祈ったところ、無事に江戸に到着することができた。その帰途、帆柱奉納のことをすっかり忘れていると、何故か石廊崎の沖で船が進まなくなり、天候が急変して暴風雨となった。往路に誓いを立てたことを思い出した船主が千石船の帆柱を斧で切り倒すと、帆柱はひとりでに波に乗り、断崖絶壁(およそ30メートル)を伊廊権現の社殿あたりまで、まるで供えたかのように打ち上げられた。同時に暴風雨も鎮まり、船は無事に播州へ戻ることができたという。

Wikipedea『石廊崎権現の帆柱』より引用

この『石廊崎権現の帆柱』伝説は、伊豆の七不思議にも数えられています。

この帆柱、明治時代に社殿を立て直す際にも使われています。
現在は、社殿入口の床にあるガラス張りの窓から見ることができます!

…そして私としたらウッカリ、その窓の写真を撮り忘れました…ムネン((+_+))笑

隣接した岩場にある熊野神社から見た社殿は、本当に崖にへばりつくような配置で、かなり海からの高さがあるとわかります。
この高さを、帆柱が波に乗ってスコーン!と打ち上げられたのだと思うと…凄まじい神威を感じます。

熊野神社のご祭神とご利益

その昔、お静という娘が毎夜、人目を忍んで岬で火を焚き、神子元島にいる恋人に「元気に過ごしています」と合図を送っていた。恋人もまた火を焚いて、お互いの安否を確かめ合っていた。ある日、突然神子元島からの火が途絶え、不安を募らせたお静は意を決し、満月の夜ひそかに小舟を出した。神子元島の恋人も石廊岬の火が消え、お静の安否を気遣っていた。そんな時、海を見ると、月明かりの中に小舟が流されている。「もしや、お静さんでは・・・」。力尽きたお静の舟めがけて海に飛び込み、無事にお静を助け出した。その後二人は幸せに暮らしたという。明治3年(1870年)に神子元島に、翌年には石廊埼灯台が建てられました。もとは海上安全守護のご利益のある熊野権現は、お静が火を焚いたところに熊野権現の祠が祀られ、以来縁結びの神として知られることとなった。 明治初期の神仏分離により熊野神社と称するようになった。

南伊豆観光協会HPより引用

愛情深い伝説ですね~(^^♪

熊野神社のご利益は様々ありますが、元々は海上安全祈願で建てられたものと推察されます。
石室神社から目と鼻の先の岩場に熊野神社はあるのですが、海を一望できる素晴らしい眺めの場所です。

伝説にある恋人がいたという神子元島は、石廊崎から東南東へ9m離れた場所にあります。

あの場所からなら今、灯台のある神子元島の合図は良く見えたでしょう。
きっとお静さんも、相図を送りつつ恋人の海での安全を祈願していたのではないかな。

この伝説から恋愛成就のご利益が強化されたようですが、元々熊野権現には【夫婦和合】のご利益がありますので是非もないですね!

なので、ご利益は【恋愛成就】【海上安全】です!

この場所も気持ちがいいんですよ~!!
なんともなしに海を眺めていたら、モーターボートが颯爽と走って行きました。かっこいい!

パワースポットとしての実感

パワースポットの力を感じ取るのは、朝一がいちばん!
ということで…今回は初めて訪れるので、張り切って前日宿泊の朝一番で参拝して参りました!

帰り道では一組のご夫婦とすれ違いましたが、参拝中は誰にも合わずゆっくりとパワーチャージさせて頂きました。

参道が山を登るように急で、炎天下の中暑くてヒィヒィ言っていたのですが。笑
上りきった先にある鳥居をくぐり、ぐるっと灯台横の道を降りていくと…

空気が変わる。

本当に「空気が変わった」と感じられた。
狭い岩場の階段を下りたあたりから、照りつけるような日差しがなぜか和らいで、海風がスゥーッと通り抜けました。

不思議と、暑すぎない。
暑くないわけじゃないんだけど、さっきまで感じていた暑さが種類を変えたというか、しんどさを感じない。

階段を降りてすぐの社殿では、木の香りが立ち昇り、窓から入る朝陽が神鏡を輝かせている。
海はキラッキラで、風が気持ちいい。

すごく居心地が良くて感動しました。
社殿に長椅子がありまして、なんだかとても離れがたくて、意味もなくぼーっと過ごしてしまったくらい。笑

これは私の所感ですが…
祀られる対象に名前はついているけども…この土地に渦巻く神格、土着のエネルギーなんだろうなと。
伊豆には山があり、海があり、弓なりな形をする日本国のちょうど真ん中あたりに位置します。

豊かな自然と、なにか大きな力が滞留する磁場があるんじゃないかなと。
そう感じずにはいられません。

大きな括りでの周辺になりますが、近くでは来宮神社の大楠や、三島大社の金木犀…
長寿を誇る植物が多い地域です。
植物が繁栄する場所というのはわかりやすいパワースポットの特徴ですから。

別の記事で、たくさん動物に出会ったことを書きましたが、伊豆半島は本当に、全体的に土地のパワーが強いように思います。
神社などの神域は、その土地の龍穴としてパワーが渦巻く場所になります。
自身のエネルギー枯渇を感じているときなどにも、豊かな自然からのギフトともいえるパワーを取り込みに行きたいパワースポットです。

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石室神社の参道でも、トカゲのお出迎えが有りました♪
トカゲは2回も(!)見かけたので、みなさまも岩の陰など覗いてみてくださいね!

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石室神社の御朱印帳について

御朱印希望の方は10:00~15:00の間に参拝しましょう!!

私は知ったうえで朝一参拝したので、今回は御朱印はいただけておりません。笑
他、天候によってもいただけない場合があるそうなので、御朱印がメインの場合は事前に確認してから向かった方がいいかも。

調べたところ、初穂料は300円とのこと。

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石室神社へのアクセスや駐車場について

伊豆急下田駅から東海バス石廊崎港口行きで40分、石廊崎港口下車、徒歩25分

公共機関で行こうとすると結構遠いんですね。
車だと楽ですよ!

ふもとから山を登るのは変わらないですけど。笑

駐車場は石廊崎灯台と一緒…ということで、ふもとにある漁港の有料駐車場を利用します。

普通車:500円
オートバイ:100円

時間ではなく1回500円

私の行った朝一の時間では駐車場の管理している方がいなくて、お土産屋さんの前に車を停めさせていただきました。
こちらは無料ですが、お土産屋さんが開いている場合は、お買いものする方用ですね;

次は御朱印を頂ける時間に行く予定なので、次回は駐車場を利用しつつ、お土産屋さんでしっかり買い物させて頂きます!!

余談ですが、吉方位ではお金は使った方が運気が上がるのです。
お金を払う=邪気を払うってことで、厄落としにもなりますし、お金を使うことで金運を活性化させます。

現地でケチって厄を溜めるより、使うべき時は使って開運につなげたいですね!




まとめに

石室神社&熊野神社、めちゃくちゃおすすめです!!!!

強力なパワーチャージを実感できるし、景勝地としても文句なし。
伊豆は他にも名産品が多くて見どころがたくさん。

関東圏なら1日お休みがあれば行けちゃう範囲じゃないかな。
単独で行くなら、私は2日欲しいけど!(運転疲れちゃうからね!)笑

素晴らしい場所なので、ぜひご参拝くださいね♪

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