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引き寄せの法則とは、日本では2007年に訳され出版された『ザ・シークレット』という本の主題です。
このタイトルにもなっている『ザ・シークレット』=秘密というのが『引き寄せの法則』。
「願いを鮮明に意識し続けていると、願った結果が現実になる」というもの。
『ザ・シークレット』の冒頭の分から抜き出せば、
「人生であなたに起きている事は、全てあなたが引き寄せています。あなたが、思い、イメージすることが、あなたに引き寄せられて来るのです。それは、あなたが考えていることです。なにごとであれ、あなたが考えていることが、あなたに引き寄せられてくるのです。」
『ザ・シークレット』より引用
この本が超ベストセラーになり、『引き寄せの法則』の知名度は爆発的に広まり、今やスピリチュアルや自己啓発に興味がない方でも、どこかで1度くらい聞いたことがあるのではないでしょうか。
そうして、実践している方も多いけど…
実際になかなか引き寄せられない。願いが叶わないともがいている人が多いのも事実。
引き寄せの法則は「ある」
『ザ・シークレット』作中でも言及されていますが、『引き寄せの法則』と銘打つ前から、見えない世界の法則として様々な賢人に提唱されてきました。
求めよされば与えられん。
願えば叶う。
想像できる未来は叶えることができる未来だ。
類は友を呼ぶ。
スピリチュアル的には「見えない世界の法則」なんですけども、半端なリアリストの私は、これは潜在意識のコントロールの結果だと思ってます。
潜在意識は、顕在意識(表に出ている思考、私たちが言葉で知覚できる意識)よりも智慧深く、顕在意識よりも的確にゴールへ向かうことができます。
意識してしまうと湧いてくる「リスクに対する恐怖」「失敗への不安」「派生して及ぼす影響」など、個人的な小さい損益を計算してしまいます。
無意識はコンピューターのように「ゴールに向かう=最適解」を出してただそこに向かいます。
脳には自動願望達成機能が備わっているのです。
波長が合うものは引(惹)かれ合う…というのも、実際に近しい項目を共有する人間は、相手に親近感を持ち、それが好感に繋がるからです。
ボディランゲージや、見た目の既視感など。
言葉として認識しない分野で得た情報は「無意識」が管轄してますから、「知らない間に惹かれあっていた」というロマンチックな想いに昇華するんですね。
実はこれ、接客や営業、人たらしが「意識的に」使う好感度アップテクニックでもあります。
…ちなみに占い師もこのテクニックを有する人が多いです。笑
『引き寄せの法則』はあります。
見えないスピリチュアルな世界の話ではなく、現実的なテクニックとして存在するのです。
なぜ願いが叶わないのか
私自身『引き寄せの法則』はあると確信し、日々利用しています。
しかしまぁ、これがまた結構テクニックがいるのです。
法則はシンプルなのですが、生きるために培ってきた『学習能力』と『思考癖』が現実に奇跡を起こす壁になってしまう。
子供は無邪気に走り回りますが、転んで怪我をしたら「段差に気を付けたり」「転びそうになったら手を前に出したり」と自己防衛をするようになります。
はしゃいでお母さんに叱られたら「騒ぐと怒られる」と学習して、だんだんとむやみに喚かなくなります。
怪我をするまでは「痛み」を知らない。
怒られるまでは騒ぐことで迷惑がかかり、結果叱られ「悲しい」という感情と結びつかない。
学ばなければ成長はなく、その過程で『自己防衛』を覚えるもの。
『自己防衛』が過剰になると、未来への不安が膨らみ、結果としてペシミスト(悲観論者)の出来上がりです。
悲観が癖になると、当然、悲観的未来を引き寄せてしまいがちになるのですね。
また、「意識的に」明るい未来をイメージしようとしても、防衛本能という、より強い「潜在意識」が働いて失敗に終わる。
学びの先に、ここに至るまでに醸成してしまった『悲観癖』を直すことこそ、『引き寄せの法則』成功への訓練になると言えましょう。
テクニック以外の大切なこと
これはちょっとスピリチュアルな話になります。
あなたの願いが、『魂』の計画に沿っているかどうか?
お金が欲しい。
結婚したい。
華やかな仕事に就きたい。
〇〇さんと付き合いたい。
働きたくない。
今生で覚えた価値観から強く願ったことが、生まれてくる前に「これを経験したい」と決めた大筋の計画から外れると、どんなに渇望しても、どんなに鮮明にイメージしても、引き寄せられないケースがあるようです。
人生いろいろ。
傍から見て、どうにも理不尽な人生のアレコレ、ありますよね。
もしかしたらそれは、生まれる前に魂を磨くために「望んだ」ことなのかも。
前世では幸せな結婚をして子供も育て上げた。でも自分の時間が全くなかったから、今生では結婚しないぞ!
前世ではお金はたくさんあったけど、人の温もりを知ることはなかった。今生ではお金はいらない。ささやかでも温かい家庭が欲しい。
魂が成長するために、悲しみや苦しみを「経験したい」と願ったこともあるのかもしれない。
私たちが、怖いのが嫌いでもホラー映画を見たがるように。
「経験してみたい」という願望をかなえている可能性。
少し現実に引き戻して考えるとしたら、意識ではなく、「人生経験の中で埋もれてきた子供の頃の願い」が、知覚できない潜在意識でとうとうと願い続けているのかも。
その場合は、意識と潜在意識の方向性を同じにすることで解決できます。
神経言語プログラミングの管轄になりますが、自分の体験をできるだけ遡り…
小さいころのトラウマ。嫌だったこと、欲しかったもの、叶わなかったこと等。
それを思い出して、許し、受け入れ、改めて願望設定をすると叶うこともあります。
まとめに
『引き寄せの法則』コツは、鮮明にの前に、自分自身の理解に努めて自己統一をすること。
本当に欲しいものは何?
人生の大きな目標は何?
小さいころ怖かったものは、今も怖いかな?
自分が幸せを感じたのは、本当にその願いで叶うのかな?
幸せのモノサシは自分のものを使いましょう。
他人のモノサシは尺がめちゃくちゃですよ。
お金の尺がやたら長かったり、人間関係の尺がやたら短くって測りきれなかったり。
あなたが欲しい幸せの項目に、メモリ自体ついてなかったりします。
たいてい自分の幸せを測るのには合わないんですから!
まずは自分の幸せをしっかり測ってから…
『引き寄せの法則』を上手に活用してくださいね!
きっと上手くいきますよ♪