目次
<藤ヶ崎龍 神社の基本データ>
御祭神:
藤ヶ崎龍神:情報が少なくこの神社の祭神で龍神、妙得龍神の夫であるという
妙得龍神:白い大蛇のような姿をしているとされ、たびたび弁財天と同一視される
※ウィキペディアより引用
御朱印:有り
塩:なし
土:なし
水:なし
駐車場:有り
住所:〒523-0072 滋賀県近江八幡市牧町979
藤ヶ崎龍神社について
藤ヶ崎神社
万葉集や新古今和歌集にうたわれた水茎が岡
(略)
寛平年間(八九〇年代)歌人、画人として著明な巨勢金岡(こぜのかなおか)がここを訪れて風景を描こうとしたが、絶景雄大に過ぎて描けず終に筆を折ったと伝えられることから筆ヶ崎という。
今は、この地に藤ヶ崎神社が建立されている。藤ヶ崎龍神社の案内板より引用
藤ヶ崎神社。藤ヶ崎龍神社。
どっちなんだろう??
近江八幡近辺で地図を眺めながら神社を探していて見つけた神社です。
地図では『藤ヶ崎"龍”神社』となっていましたが、看板には『藤ヶ崎神社』とあります。
駐車場案内の看板には『藤ヶ崎神社』『藤ヶ崎龍神社』と併記されている状態。
こちらの神社、その筋ではパワースポットとして有名らしく、確かに参拝した日も、私と同じく県をまたいで車でいらしたんだなーと思われるソロ参拝の女性や男性のグループがいました(ナンバープレート見て、「横浜から来たの!?😳」ってフランクに話しかけてくださって嬉しかったです。笑)。
藤ヶ崎龍神社には「外宮」「内宮」の2つのお社があります。
詳細は不明なのですが、それぞれが『藤ヶ崎神社』『藤ヶ崎龍神社』に該当するのだろうか…
こちらは内宮の前にある石碑です。
龍王ト龍神ナトハ夫婦ニテ
名高キ藤太家名藤原
(江州蒲生郡牧村藤ヶ崎神社の龍神略縁起)
と刻まれています。
龍王と、龍神ナトは夫婦である。
名高き藤太、家名を藤原。
藤原の藤太。俵藤太とも言われる、大百足退治で有名な平安時代の武将です。
大百足退治の伝説は…
有名な「俵藤太と大ムカデ伝説」
三上山は、「大ムカデ退治」の伝説でも有名である。
その昔、橋の下に住む龍神が三上山で暴れまくる大ムカデを俵藤太(たわらとうた)という名高い武士に退治を願った。
藤太はそれを引き受け、剣と弓矢を携えて三上山に臨むと、山を7巻き半する大ムカデが現れた。
最後の矢に唾を吐きかけ祈りを込めて射ると、大ムカデを退治することができた。
龍神はお礼として、藤太に俵などの宝物を贈り、その俵からいつまでも米が出続けることから俵藤太と呼ばれるようになった。
「大百足退治の逸話を持つ俵藤太」は知っていましたが、このあたりの伝説だったんですね!
このお話に出てくる「龍神」が藤ヶ崎龍神社の御祭神なのでしょうか。
外宮
まず、外宮。
琵琶湖と磐座を背に建てられている雰囲気抜群のお社。
広がる青空と白い雲を見ていると、龍が泳いでいるのが見えるかのような絶景です。
おそらく、私はまだ見えませんが、泳いでいるでしょう🤭✨
神奈川県葉山にある、相模湾に面した『森戸大明神』でも感じた感覚。
絶景雄大にして描けず筆を折る画人がいるのも納得の美しい景色です。
どなたかのブログで、元は遥拝所だったのではないかという考察がありましたが…
なるほど、確かに…竹生島の方を向いた配置ですね。
山の神様のように琵琶湖一帯を管轄の聖域として、同じ神様が見ていらっしゃることも考えられます。
内宮
内宮は、外宮のお社と少しずれて向き合うように、琵琶湖に面した岩山の根の部分にあります。
小さな洞窟になっていて、外宮のカラッとした「陽」の気と対象になるしっとりした「陰」の気を感じます。
「陰」といっても、悪い意味ではなく水気が強いと言いますか…
鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社の奥宮と似た空気です。
洞窟内のお社前には、白蛇の像があります。
龍神がこの磐座の中に留まることはできないと思うので…
銭洗弁財天宇賀福神社のように、眷属、もしくは神様になった白蛇さんがいらっしゃるのかも…?
弁財天様と龍神が夫婦、というのは江ノ島神社の伝説を思い出します。
藤ヶ崎龍神社の御朱印
藤ヶ崎龍神社は社務所などのない小さな神社ですが、お社の中に御朱印が用意されています。
自由に頂くことができますが、マナーとして心付けでお賽銭を入れると良いと思います。
御朱印の相場は300円です。100円~500円程度のお賽銭が相場かなと思います。
ないとは思いますが、家族の分や友達にあげようなどと、ひとりで何枚も持って行くのはやめましょう。
神様の前で身勝手な行動をしては、ご利益を頂くどころではありません…。
善意を信じて用意してくださっているものです。きちんとそれに応えた行動をしたいですね。
【開運】御朱印はお札と同等です!敬意を持って寺社を巡り、御朱印を集めよう!
藤ヶ崎龍神社のお地蔵様
内宮の前にはお地蔵様も祀られていました。
提灯には向かって左が『安芸姫地蔵尊』、右が『藤姫地蔵尊』と書いてあります。
扉に
(略)
龍神社
乙姫宮に地蔵堂
参拝すれば心清しき
という張り紙があります。
略してあるのは、カラスがいたずらするから扉は鍵をしっかり閉めてくださいねという内容。
こちらも由緒などはわからず。
近くに「水茎岡山城(みずぐきおかやまじょう)」というお城があったそうなので、そちらの姫君が関係しているのでしょうか…
気になる部分がもう一つ。
お地蔵様を囲っている木箱の側面に、
実在の神仏宿すわが身魂
心向けませ 内在宇宙
という描き付けがありまして…
藤ヶ崎龍神社には2日間連続で参拝したのですが、この書き付け、初日は気づかず。
2日目に見つけた時、メッセージ性が高いなと。
私は…今は神仏の存在を信じて、色々と思考を巡らせているのですが、実は最初は半信半疑でした。
神仏と言われている概念は、人間の心理から生まれる傾向の集積であり、それ以上でも以下でもないのではないか?
「気」は知覚の一種で、これも思考と肌感覚の結びつきで脳が反応してるのではないか?
などなど。
不思議な力というものを、現実的に考えられる仕組みや脳の反応で解釈できないものかと考えていたんです。
今は、それはそれとして、見えない世界は「ある」と半ば確信して、日夜、研究&修行をしているのですが…
その元の思考形態を、もう一度取り出して並行して考えていくのもいいなと。
なんのことやらですが、私の中では気づきになりました。
神社仏閣めぐりをしていると、不思議と何かに対する「答え」「思考のきっかけ」を貰えます。面白いです。
藤ヶ崎龍神社へのアクセスと駐車場
〒523-0072 滋賀県近江八幡市牧町979
私の車のカーナビでは、名前では出てこなかったので、住所検索でだいたいのあたりをつけて設定しました。
琵琶湖沿いの道を東から西に向かって走っていくと、右手に細い道があるので右折。
割とガタガタの細い道を進んでいくと、奥に藤ヶ崎龍神社があります。
徒歩で行く方法がちょっと想像つかないな…
一応、最寄り駅は近江八幡駅になると思います。
調べてみたら、近江八幡駅から徒歩で1時間30分くらい。
うーん…琵琶湖の周辺は景色がいいし、健脚な人ならアリかもしれない('ω')ノ
駐車場は結構広く、10台くらいは停められそうな感じです!
2日とも、私以外にも2~3組の参拝者に遭遇しましたが、余裕を持って車を停められました。
まとめに
いかがでしたでしょうか?
知る人ぞ知るパワースポット、藤ヶ崎龍神社。
車で滋賀県観光をするさいには、ぜひご参拝くださいね!
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