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神社で授かることができる『清め塩』『御神塩』は、強力な浄化・厄除けアイテムとして知られています。
実はこのお塩、すべての神社にあるわけではなく、頒布している神社は限られています。
私が今回いただいたのは、神奈川県・葉山の森戸神社。
御朱印をお願いした際、御守りの隣で見つけたのがきっかけでした。
以前は、宮城県の塩釜神社で御神塩をいただいていたのですが、遠方のため最近はなかなか行けず…。近場で探していたところ、ありがたいご縁に恵まれました。
この記事では、神社で授与される御神塩・清め塩の効果と使い方を、体験を交えてご紹介します。
気になる神社で見かけたときに、どう活用すれば良いか迷わず取り入れられるよう、参考にしていただければ嬉しいです!
『御神塩』と並んでよく見かける『御神土』や『清め砂』の使い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
⇒【開運】神社で頒けてもらえる『御神土・清め砂』はどう使う?使い方や意味について
清め塩とは?神社でいただける塩の意味と開運効果
『御神塩(ごしんえん)』や『清め塩』は、神社によって呼び方が異なりますが、どれも神様の御前に供えられたあとにお下げされた特別なお塩です。
塩には本来、海の恵みとしての浄化作用がありますが、神前に供えられたものには神様の霊力が宿るとされ、特に厄除けや邪気払いに強力な効果を発揮します。
今回、私が御神塩をいただいたのは神奈川県葉山の森戸神社です。
公式サイトではこのように紹介されています:
森戸の清め塩は、日々の生活において知らず知らずのうちに人を傷付ける虫を殺めるなどして心身についてしまう罪穢れを清める為にお使いいただいております。
玄関や出入口の盛り塩としてお使いいただき、家の中やお店の中に罪穢れ持ち込まないようにしましょう。…(中略)森戸神社HPより引用
公式サイトは写真も豊富で見やすく、おすすめです。
この考え方をふまえて、次に私が実際に行っている清め塩の使い方をご紹介します。
葉山郷総鎮守『森戸大明神』は【千貫松】や【森戸の夕照】など見どころがたくさん!
清め塩の使い方【基本編】
神棚へのお供えに使う
自宅に神棚がある場合、『清め塩』や『御神塩』は毎月1日と15日にお供えを交換する際に使うのが一般的です。
塩の量に厳密な決まりはありませんが、白い小皿や塩皿に小山のように盛ってお供えすると、神前が整い清らかな空間になります。
玄関や店先に盛り塩を置く
玄関は、風水でも幸運を呼び込む大切な場所とされており、悪い気が入り込むのを防ぐ「結界」のような役割を果たします。
神社で授かった清め塩を玄関に盛ることで、邪気の侵入を防ぎ、商売繁盛や家内安全を祈る風習があります。
盛り塩の起源は中国の故事に由来します。家の前に塩を置いておくと、牛車を引く牛が立ち止まり、やがてその家の女性が帝の寵愛を受けたことから、「運気を引き寄せる象徴」とされるようになりました。
盛り方の基本:
- 自宅では玄関の内側や外側に
- お店では店舗の入口左右に
白い小皿に円錐型や三角錐に塩を盛って配置するのが一般的で、特に清め塩を使うことで浄化と結界の力が高まります。
※ 室内の四隅に置く方法や、より詳しい盛り塩のやり方は後半でご紹介します。
清め塩の使い方【応用編】
携帯して使う:方災除け・お守りとして
遠出の予定があるとき、方角を気にして動くのはなかなか大変です。
「この方向はあまり良くないかも…」と思っても、出張や帰省など避けられないことも多いですよね。
そんなとき、私が取り入れているのが清め塩を携帯する方災除けです。
神社で授かった塩を和紙や懐紙で包み、ポーチや財布に入れて持ち歩くだけでOK。
小さな塩のお守りが、悪い方位の影響から身を守ってくれるとされています。
中でもおすすめの包み方が「薬包み」。
江戸時代からある包み方で、粉物がこぼれにくく、塩をきちんと包めます。
私は懐紙を使って包むことが多いです。かわいい柄があると気分も上がります。
精製塩より神社でいただいた清め塩の方が、やはり力があると感じます。
こちらの画像は、沖縄の『ぬちマース(命の塩)』のお守りです。
「ぬち」は命、「マース」は塩という意味で、現地でも魔除けや厄除けとして塩を持ち歩く習慣があります。
以前使っていたのは、シーサー柄の四角い布地のもの。とても気に入っていましたが、長年使っているうちに汚れてしまい、最後は神社に納めて感謝を伝えました。
方災に限らず、「なんとなく不安な日」や「気が重い予定がある日」にも、この携帯塩はおすすめです。
室内に置く:盛り塩で空間を清める
塩の使い方として定番の『盛り塩』。
玄関以外にも、清め塩は家の中の気になる場所を浄化するために使うことができます。
特におすすめなのが、四隅への盛り塩です。
部屋の四隅に置くことで、空間全体の気が安定し、空気の重さや停滞感が和らぎます。
盛り塩の方法はシンプル。
- 白い小皿に三角錐または小さな山型に塩を盛る
- 気になる場所(部屋の四隅・重く感じる場所)に置く
- 3時間程度を目安に回収
塩には悪い気を吸い取る作用があります。
そのため、長時間放置すると、逆に吸収した邪気が空間に逆流することも。
使い終わった塩はそのままゴミ箱に捨てず、台所のシンクなどに流すのがベストです。
“水に流す”という言葉どおり、悪い気も一緒に流しましょう◎
私は普段、掃除と換気のあとに盛り塩をすることが多いです。
空間がスッと軽くなり、気分も切り替わります。おすすめです!
入浴で使う:清め塩の厄落とし風呂
塩には、邪気を祓い「気」を整える力があるとされています。
その力を手軽に取り入れる方法が、入浴に清め塩を使う「厄落とし風呂」です。
こんな時におすすめ:
- 疲れや気分の重さが抜けない日
- 人混みや職場などで消耗した日
- 方災を受けたと感じる日
やり方は簡単:
- 湯船に大さじ2杯ほどの塩を入れる
- 浄化力を高めたい場合は、日本酒をカップ1程度加えるのも◎
- 15〜20分ほどリラックスしながら入浴
※清め塩がない場合は、精製されていない荒塩でもOKです。
注意点:
- 入浴後は必ずお湯を流す(溜め湯はNG!厄が残ります)
- 肌が弱い方は、塩の量を控えめにして様子を見てください
お風呂での塩浄化は、心身の疲れを一度“ゼロ”に戻すような感覚。
湯上がりは気分がスッキリ整い、「また頑張ろう」と思えることが多いです。
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まとめ|清め塩は身近に使える開運アイテム
神社で授与される『御神塩』『清め塩』は、
特別な力を宿したシンプルだけど強力な浄化アイテムです。
日常生活でも、こんなふうに活用できます:
- 毎月1日・15日に神棚へお供え
- 玄関・店舗の入口に盛り塩で結界を張る
- 方災除けとして携帯し、お守り代わりに
- 部屋の四隅に置いて空間を浄化
- 疲れた日はお風呂に入れて厄落とし
どれも難しい手順はなく、すぐに取り入れられるものばかり。
ほんのひと手間で、気持ちが整い、空間もすっきりするのを実感できると思います。
神社で見かけたら、ぜひ一度授かってみてください。
お守りや御朱印と同じように、塩にも神様の恵みが込められています。
気持ちよく毎日を過ごすための、お助けアイテムとして。
清め塩、きっとあなたの助けになってくれますよ。
※御神塩を扱ってる神社はこちらもご参考に
都道府県別の神社仏閣まとめ<御朱印><御神塩><御神水(お水取り)><御神土(お土取り)>