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蜘蛛は脱皮する。
情報としては知っていたけど、まさか家の中で大きな抜け殻に遭遇するとは…
私は一人暮らしですが、いつも過ごしているいる部屋とは別に、あまり使っていない和室がありまして。
晴れた日は毎日窓を開けます。
先日、夜に窓を閉めに行ったところ…部屋の隅に何かある。
最初、ベージュのネックレス???覚えのない雑貨???と思ったのですが、近づいてみると、く、蜘蛛!!
和室は照明も暗めにしているので、夜の間だと死骸なのか抜け殻なのかわからず、翌日明るいうちに確認したら蜘蛛の抜け殻でした(^^;)
サイズ的にアシダカ軍曹かと思われます。
正直怖いけど、縁起は良いのものですので、この機会にスピリチュアルな意味を確認していこうと思います。
蜘蛛は縁起が良い
朝の蜘蛛と夜の蜘蛛
「朝の蜘蛛は殺してはいけない」という言い伝えがあります。
蜘蛛は晴れた日の朝に巣を張る習性があるとされ、朝にクモを見かけると気持ちの良い日になる=幸運の訪れという説が有名でしょうか。
蜘蛛は、他の小さな害虫を食べる益虫なので、みかけても殺さずにそのまま見守るのがいいと言われます。
「逆に夜の蜘蛛は不吉」と言われることもあるのですが、夜だから殺す!!というのも何となく嫌な感じだなぁと思うので、私は夜見つけても見守っています。笑
蜘蛛はちょっと、見た目がえぐいところがありますが、益虫なんです。
家に出る蜘蛛の種類では大き目のアシダカグモ。通称アシダカ軍曹。
成虫だと手の平大の大きさで、遭遇したら叫ぶこと間違いなしですが、家に出る軍曹の狙いはG(ゴキブリ)です。
Gがいなくなるとアシダカグモも家からいなくなります。
また、見た目のタフネスさとは裏腹に(?)、アシダカグモは臆病な性格で、人間は怖いので近寄ってきません。
小さいタイプだと、指先くらいのサイズのハエトリグモ。
ハエトリグモはコバエなどを餌にするので、こちらも益虫です。
虫は苦手なのですが、サイズ的なものか、ハエトリグモはちょっとカワイイです!
蜘蛛は見ためは怖いかもしれませんが、徘徊するタイプなら放置をおすすめします。
蜘蛛は神仏のメッセンジャー?
蜘蛛はお釈迦様の使いと言われているのですが、これは仏教的な元ネタがわからないんですよね。
芥川龍之介の『蜘蛛の糸』というお話で、お釈迦様が蜘蛛の糸を垂らしてカンダタを救おうとするのですが、これはカンダタが生前一度だけ気まぐれで「踏みつぶそうとした蜘蛛を思いとどまり逃がす」善行をしたことからもたらされたもので…
お釈迦様の使役する虫ということではないと思うんですよね。
ただ、神社仏閣で、蝶が「神仏の使い」として歓迎サインを見せてくれることがあるので、「蜘蛛」も神の使いとして神気が乗りやすいのかもしれません。
桜井識子さんという神仏研究家さんは、大黒様の化身として遭遇したそうです。
大黒様成長記|桜井識子オフィシャルブログ~さくら識日記~(外部リンク)
こちらのお話では、小さな大黒様が蜘蛛に乗ってやってきた…とあります。
大黒様は日本では大国主命と習合されていまして、大国主命は出雲大社の主祭神です。
出雲の語源は素戔嗚の詠んだ「八雲立つ」の言葉のように、幾重にも雲が湧き重なる場所という意味があるそうです。
同音で雲=蜘蛛のリンク。
日本は言霊の力が強いので、それもあるのかな。
あ、言葉のリンクと言えば、仏様も雲に乗ってやってくるといいますね。
仏教の宗派によっては、臨終の際には仏様が雲に乗ってお迎えに来ます。
紫雲。来迎の雲。
雲(蜘蛛)に乗ってやってくる。面白い一致です。
蜘蛛の巣とスピリチュアル
スピリチュアルな蜘蛛の巣というと、アメリカ原住民の「ドリームキャッチャー」が有名ですね。
悪夢を捕まえて、隙間から幸運だけがもたらされるという縁起物、ラッキーアイテムです。
巣をつくるタイプの蜘蛛は、じっと獲物がかかるのを待ちます。
その姿から、蜘蛛は「忍耐強さ」「辛抱強く待てば利がある」という開運メッセージを持ちます。
また、夢占いの時点ではこんな記述も。
<蜘蛛>
自分が作った生活圏及び人生の枠。
あなたは場所を選んで生まれ、風に乗って移動し、8個の目と足で自分の好みに合わせた世界を作ります。
自分が作ったこの幻想の世界は、他人を操り餌食にする罠ですが、自身も簡単に罠にはまります。
目先の生活に躍起になるあまり、自分が作った幻想の世界を真実と思いこむからです。『エドガーケイシーが教える夢のメッセージ/坂内慶子』より引用
蜘蛛の巣は自分で作る幻想の世界。
自分が自由に動き回れるテリトリー。
怖い感じで書いてありますが、この世界は誰しも、自分の目で見て自分が動ける範囲でしか、何事も体験できません。
思考というフィルターは強固ですが、世界の外側も含めて俯瞰で見ると、もっと動けることに気付くかも。
自分の居心地の良い世界の構築、その中で利を得ても、その外側がある事を忘れないこと。
蜘蛛の巣は、スピリチュアルな視点だと「小さな世界」「テリトリー」を表すことが多いです。
蜘蛛の抜け殻
蜘蛛の抜け殻も縁起物なのですが、縁起物としては「蛇の抜け殻」の方が有名ですね!
弁財天様の神使であり、金運上昇の開運効果を持つ「蛇」。
その抜け殻は、「身(巳)が入る」ということで、蛇の抜け殻を財布に入れておくと金運が上昇すると言われます。
「抜け殻」は、蝉、蛇、そして蜘蛛など、昆虫や甲殻類が脱皮した後の古い体の皮の部分です。
脱皮をすることでひとまわり大きく成長します。
成長の一環ですので、ポジティブな意味合いを持ち、「再生」「生まれ変わり」「成長」と、「好転する変化」を象徴します。
なので、蝉の抜け殻も縁起物です。
蛇は「金運上昇」
蝉は「再生と成長」
蜘蛛も同様に縁起物なのですが、性質を考えると…
ささやかな幸運の前触れであることは共通項目。
蜘蛛が持つスピリチュアルな意味…神仏の乗り物、メッセンジャー、小さな世界を統べるもの。
「成長」「環境の好転」でしょうか(*^^*)
蝉に近いと思います。
大黒様の乗り物ということも加味すると、「金運アップ」も期待できそうです!
まとめに
判定。
………………抜け殻っぽい!!!!!!!
死骸よりマシ……………怖い!!! pic.twitter.com/BFJmZz74WN
— REINA⭐️ちなDe (@REINA_QV_bay) September 16, 2023
発見して、スピリチュアルな事を考える前に普通にビビリ散らかしてしまいましたが、落ち着いてみるとラッキーですね!
見つかった場所ですが、絵馬とか風鈴をかけている一角の下で…浄化用の土が置いてあったすぐ横で。
家の中でもちょっと波動が高めの場所なんです。
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和室はテレビを見る時や掃除をする時しか使わないんですよね。
普段は窓の開け閉めくらいしか行かないので、アシダカ軍曹も落ち着いて脱皮しやすかったのかもしれません。笑
体長10cmくらい?
生きてるうちに遭遇したら悲鳴上げて逃げてます…
Gはここ数年しっかり対策して見ていないので、きっと神仏の乗り物として来てくださったのでしょう!!
鋭意修行中ですが、私はまだ見えない世界は解像度が低いので、わかりやすい形として「蜘蛛の抜け殻」を配してくださったのかも。(前向き)
我が家にも大黒様がいらしているかもしれないので、近いうちに大黒様を祀る神社に行ってこようかな。
出雲大社相模分祠かな!
みなさまも蜘蛛の抜け殻を発見したら、怖さを乗り越えた後に幸運を受け取ってくださいね!(-_-;)
ちなみに私は…さすがに取って置く気にはなれず、そっと処分いたしました(-_-;)
Gが居なければ蜘蛛も餌がなくどこかへ行くので、月一でムエンダーするといいですよ!