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風水的なアイテムとして、ちょっと存在感の強い壺。
基本的に「器」は、中身が入っていない状態で置いておくと、運気が吸い込まれてしまうので、器を飾るなら中にパワーストーンを入れておきます。
しかし面白いのが、流派によっては「壺」は飾るだけで良し。となっている場合があるのです。
それについて考察をしたので書き留めたいと思います。
壺の定義と開運効果 スピリチュアル的な考察
「壺」は、食糧の保存、水や酒の保存を目的として太古から使われてきました。
確か、根津美術館の常設展示で紀元前13世紀、中国は殷時代(封神演義の時代ですね!)の青銅器の中にも壺がありましたが、もうほんと何千年も前からポピュラーな器ということです。
そして、食糧、水、酒は「豊かさ」の源であり、壺はその「豊かさ」の象徴としてみることができます。
壺を飾るだけで開運になる。というのは、豊かさの象徴だからと見ることができます。
「壺」と似た容器に「甕(かめ)」がありますが、ウィキペディアで見たところ
頸部の径が口径あるいは腹径の2/3以上のものを甕と呼び、2/3未満のものを壺とする
とのこと。
「壺」が特別な開運アイテムなのは、口の形にあります。
首があり、すぼまっていて、胴が袋状。
これは「入りやすいけど出にくい」形状です。
紅茶を入れるとき、茶葉の状態が良いと、ポットの中で茶葉が上下に浮き沈みを繰り返す「ジャンピング」が起こります。
美味しい紅茶のコツなのですけども、丸いポットは対流を助けるのでおすすめとされます。
私のイメージですが、この紅茶のジャンピングと「気」の対流は似ています。
「壺」の中で良い気がジャンピングして、ふくよかで芳醇な「福」として貯蔵されるのではないかなと(*^^*)
それで、中は空でいいの?
首がすぼまっていて、入った福が逃げにくいので、空でも大丈夫。
でも私は念のためパワーストーンを入れちゃうかな。
「空(から)」は、「空(から)である」という「空虚」な状態が問題です。
せっかく良い気が入っても、そのまま霧散してしまいます。
「壺」は中に入った運気が循環し、福として貯蔵されている=「中身がある」から「空(から)」じゃないので不要。
なんにせよ貴石を入れておけば「気」がさらに増幅、そして安定するので、入れておいて悪いことはないですからね!笑
なので、心配ならパワーストーンを入れておくのがおすすめです!
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実践!壺の開運術
①金庫として使って金運を溜め込む
「金」は「土」から生ずる。
「金」は暗く冷たく静かな場所を好む。
「壺」は豊かさを貯蔵する。
この条件、金庫にぴったりじゃないですか???
金運が上がる要素しかない!!!!
元々、金銭を増やしてくれる金庫が欲しいと考察を始めて…
あれ?壺にしまえば最強じゃない?といきついたんです。笑
上記の理由から、財布や宝くじ、通帳などの「お金」に関わるアイテムを入れておくと、金気が増幅されて金運アップにつながります!!
寝室の押し入れなど、静かで暗い場所に置いて、へそくりを貯めるのもおすすめです。
お金は「陰」の気が強い物質なんですね。
「明るく」「動きがある」場所に置くと逃げてしまいます。
方角なら「北」がおすすめですが、「暗くて」「静か」な場所を優先してください。
「北」でも台所や玄関の靴箱などに置くのはダメですよ~。(玄関の棚は靴と一緒じゃない棚の「中」ならOK)
方角よりも場所を優先的に整えましょう。
ところで「収納力の高い壺」が、探してもあまり見つからない!(>_<)笑
縄文・弥生時代に使ってたみたいな土器的な壺が理想なのですが!!
大き目の花瓶を代用するのが現実的でしょうか…
ネット上だと探しても全然みつからない…。
むしろ焼き物が有名な観光地で、お土産屋さんに行けばいっぱいありそう。
②花瓶として使って恋愛運を上げる
「壺」の形状の「気」を吸い込んで増幅するパワーを、花を通して放出するイメージです。
桃花位という風水術で、自分の恋愛の方位に花を飾ると恋愛運が上がります。
これは普通に花瓶で良いのですが、一輪挿しなどは「壺」の形をとっているものが多いので、併せてご紹介させていただきました。
桃花風水のやり方については過去に記事にしているのでご参照ください♪
花瓶に「壺」タイプを選んで桃花位に飾れば、恋愛運も金運も上がるので一石二鳥です♪
桃花風水は桃花位に花を飾ることが重要なので、花瓶は選ばないのですが、金運アップを兼ねるなら、胴体は丸く、首がある壺タイプを選びましょう◎
壺を玄関に飾るのはOK?NG?
インテリアとして壺を玄関に飾るのは有か無しか…
流派によるのですが、私はあまりおすすめしないかなと思います。
運気は主に玄関から入ってきます。
玄関から入ってきて、家じゅうに良い気を巡らせる。
風水を施すことで、良い気を増幅し隅々まで大きく行き渡らせるのが開運のコツです。
壺は「吸い込み」「貯める」もの。
玄関から入ってきた気を増幅させずに内側に取り込みます。
ここで意見が分かれるのですが…
玄関に壺がある事で、壺の中に良い気が入りやすくなる。
壺に「金運をはじめとした良い気を貯める」目的なら、玄関に壺はアリとなります。
私は、入ってきたばかりの気は、縁起物や生花、貴石などで増幅して家じゅうに巡らせる。
家の奥…寝室など、静かな部屋の、暗くて静かな場所に「壺」を置くことで金運を貯めるという流れを好みます。
開運に必要なのは「金運」だけじゃないですからね。笑
モダンな日本家屋でよくみる、壺を「傘立て」として使用したり、植物を生けたりするのはとても良いと思います!!
おしゃれですよね!
傘立ての場合は、中に水が溜まらないように気を付けましょう◎
壺を「活用している」ので空虚にはなりません。
植物の場合は取り込んだ気をリリースしてくれるのでとても良いです。
中に何も入れず、美術品として飾るのは…
流派によっては置くだけでOKとしているところもある…といったところです。
先述した通り、気を空虚にしてしまう懸念があるので、私だったらしないかな(^^;)
開運の壺と言えば霊感商法の悪いイメージが…
さて、悲しい現実として…「幸運の壺」「開運できる壺」というと、真っ先に霊感商法の詐欺を思い浮かべませんか?
昭和後期に流行った詐欺ですね!
今でいうオレオレ詐欺のような。
「この壺を買えば幸せになれますよ~」
「あなたは悪霊につかれている!!この壺を家に置かないと大変なことになる!!」
と、脅して買わせる手口。
私はふと…もしかしたら、最初の「怪しい壺」自体は、本気で開運アイテムだったのかもと思います。
そもそも有名どころの焼き物ってめっちゃ高額です。
こういうやつですね。美しい。
これは伝統工芸品であり、物の価値に合った正規の値段です。
美術品として惚れ込んで購入するなら、何も問題のない品物です。私が欲しい。笑
「壺」は形に意味があり、飾っているだけで福を呼ぶもの。
高名な窯元の、伝統工芸美術品、作家物だったら何万も、何十万もする。
しかしそれを、芸術的価値に意味を見出さない人、本人の自発的な意思を無視して押し売りしてはいけません。当然です。
価値を感じない人にとっては数万円でも高いです。
そこに「恐怖心」を煽って無理させて買わせるのがダメなのです。
価値に理解がある人にとっては、風水だのスピリチュアルだの関係なく、美しい芸術的に価値のある壺は何十万払っても満足いくはず。
今でもネタ的に「霊感商法と言えば壺」みたいに言われますが、本当に最初のは…
スピリチュアルに精通した、善意で壺を扱ってた風水師もいたのかもしれないなぁ…と、ふと考えてしまうのでした。
というか、この霊感商法事件のせいで、現代日本で手ごろな壺が売ってないんじゃないのか!?と思うのですけど!!怒り!
財布とか入るようなシンプル~かわいい~モダン~な壺を作ってほしい。切実。
できれば¥5000くらいで。笑
まとめに
いかがでしたでしょうか?
中国人の同僚に聞いてみたら、風水はわからないけど、中国の実家ではインテリアとして飾っていたといっていました。
国によっては現代でもポピュラーな陶器なのかな。
日本では…というか、ネットショッピングではなかなか「壺」らしい「壺」は見つからなかったのですが、陶芸屋さんなどで良い形の陶器を見つけたら、ぜひ金運アップに役立ててくださいね!