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猫はその魅力的な姿で、多くの人々に愛されてきました。
実際の猫も可愛らしいですが、猫をテーマにしたモチーフもまた、多くのファンを持っています。
飼っている人も、飼ってはいないけれど猫が好きな人も多く、猫に関するグッズは至るところで見かけます。
この記事では、猫モチーフが持つスピリチュアルな意味や開運効果について詳しく解説します！
さらに、黒猫が「不吉」とされる理由についても触れ、その背景を一緒に探っていきましょう。
西洋での「猫が幸運を運ぶ」というジンクス
ヨーロッパでは、猫、特に黒猫が幸運を運ぶと信じられています。以下はその代表的なジンクスです
黒猫に出会って後をついてくると幸運が訪れる。
結婚式の日に黒猫に合うと幸せを分けてもらえる。
さらに、スイスでは「黒猫と黒い鶏を家から追い出してはならない」という言い伝えがあり、黒猫は魔除けや財産を呼び込むと信じられています。
このような信仰の背景には、歴史的なエピソードが影響しています。
ある王様が自分の猫の死を「私の幸運が失われた」と嘆いた直後に、不運に見舞われたという言い伝えがあります。
また、船乗りたちは黒猫を船に乗せて縁起を担ぎ、鼠を捕る役割も果たしていたため、黒猫が幸運の象徴とされたようです。
参考文献: 『世界のラッキーアイテム ヨーロッパ編』著：大和田聡子
古代エジプトの猫は「神聖な生き物」だった
紀元前3000年の古代エジプトでは、猫が既に家畜化され、愛されていたことがわかっています。
エジプトでは猫は神聖視されており、特に猫の顔を持つ女神バステトが有名です。
バステトは古代エジプトで非常に重要な神で、初めは「ラーの目」として人間に罰を与える存在とされていました。
また、ファラオを守る「王の乳母」としても信仰され、家庭や子供たちを守る「蛇の首を狩る者」としての役割も持っていました。
信仰の初期には、バステトはやや恐怖を与える神とされていましたが、時代が進むにつれて、猫の優雅さや神秘的な特性から「豊穣」や「性愛」を司る神としての側面が強調されるようになりました。
このため、ギリシャ神話の「アルテミス」や「アフロディーテ」と比較されることもあります。
猫の持つ曲線美や暗闇でも見通す知性的な瞳、しなやかな動きは、古代エジプトの人々にとって非常に美しく、神聖な存在だったことを物語っています。
このように、古代エジプトでは猫が非常に大切にされており、猫の女神バステトが持つポジティブなイメージは、当時の文化や信仰が猫に対して抱いていた深い愛情を反映しています。
日本では「福を招く」
猫といえば、やっぱり招き猫が縁起物として有名ですね！
右手を上げている猫はお金を招く。
左手を上げている猫は人（お客さん）を招く。
と言われています。
両手を上げた招き猫もありますが、「お手上げ状態」ではお金もお客さんも取りこぼすという説もあります。
まるで「欲張ると損をする」や「二兎を追う者は一兎も得ず」といった教訓のようですね！
実は、招き猫の起源は養蚕の縁起物から来ています。
養蚕業では、重要な商品である絹を作るお蚕様がネズミに食べられてしまうことが問題でした。
そこで、ネズミを捕る猫が養蚕業の守り神とされていたのです。
養蚕業が減少した今では、招き猫は「福を招く」や「商売繁盛」のシンボルとして広く親しまれています。
全国の神社には、養蚕のためのお社がいくつかあり、猫が神様として祀られていることも多いんですよ。
例えば、関東の阿豆佐味天神社には『蚕影神社』、別名『猫返し神社』があります。
蚕影神社のお社の前には、かわいい猫の像が立っています(*^^*)
【神社】東京都 立川市『阿豆佐味天神社（あずさみてんじんじゃ）・立川水天宮』＜猫返し神社＞＜安産祈願＞
風水的な『猫』モチーフの効果
風水において、『猫』は北（一白水星）の象意を持つとされています。
猫のモチーフには、次のような効果が期待できます。
✦ 恋愛運（性的な魅力アップ）
✦ 人間関係が良くなる
✦ 精神が安定する
また、一部では猫が「ギャンブル運」を高めるとも言われています。
競馬などのギャンブルを楽しむ際には、『猫の待ち受け』にするのも一つの手かもしれません。
風水的には、ギャンブル運や勝負運は北西（六白金星）の影響を受けるとされており、猫の象意は北（一白水星）です。
そのため、猫が直接的にギャンブル運に影響するわけではありません。
しかし、猫の持つハンターとしての瞬発力や財運を招くイメージが関連しているのでしょう。
北（一白水星）には「貧乏」や「不足」の象意もあります。
こうした「陰」の側面が、ギャンブルと結びつく要因かもしれません。
ただし、ギャンブル運が上がったとしても、のめり込み過ぎないように注意が必要です。
運を引き寄せつつも、冷静な判断を心掛けましょう(^^;)
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方位別おすすめ「猫のオブジェ」
アクセサリーとは別に、風水的に各方位にラッキーアイテムとして置くなら、猫のオブジェには相性の良いデザインがあります。
猫は基本的に「北」の象意を持ちますが、他の方位でもデザインや飾り方によってラッキーアイテムとして活用できます。
これは、人気が高く様々なグッズが出ている猫ならではです。
それでは、方位別におすすめの猫のオブジェをご紹介します。
北に猫は相性最高◎
猫は北の象意を持つため、北方向に置くとその性質をさらに良い方向に高める効果があります。
ですので、北の方位に飾る猫のオブジェは、デザインに関係なくおすすめです。
特に、黒猫は金運アップに効果的とされており、招き猫のような黒猫オブジェを置くことで、金運がさらに引き寄せられるでしょう。
北東の猫は階段状に飾る
北東の方位には、猫のオブジェを階段状に並べると効果的です。
高低差をつける飾り方で、北東の象意にぴったり合います。
もしセットになっている猫のオブジェや、同じシリーズのアイテムがあれば、組み合わせて飾るのもおすすめです。
また、北東は「和のテイスト」とも相性が良いので、和風のデザインも適しています。
この方位は「親子」の関係を良好にする効果もあり、南西の方位で紹介しているシルバニアファミリーのようなアイテムも合いますよ！
東の猫は音が出るアイテムで
東の方位には「音」と相性が良いので、猫グッズも音が関連したアイテムがおすすめです。
例えば、オルゴールや、首輪に鈴が付いたぬいぐるみなどが適しています。
我が家には、耳に鈴が仕込まれたクマのぬいぐるみがあり、持ち上げると「リリリン」と音が鳴ります。このようなタイプのアイテムも、東の方位にはぴったりです。
ただし、風水ではぬいぐるみをたくさん飾るのはあまり良くないとされています。
厳選した数体を飾るのは問題ありませんので、心配な場合はぬいぐるみに関する記事も参考にしてください。
【風水】『ぬいぐるみ』は飾らない方がいい理由を考察！数は関係ない？飾るときの注意点は？
南東の猫は異国テイストで
南東の方位には「異国」や「外国」のイメージがあります。
そこで、海外土産の猫グッズや、外国のデザイナーが手がけた猫アイテムがぴったりです。
例えば、リサ・ラーソンさんの猫グッズなどがそのイメージに合います。
バリ島土産のユニークな猫も、南東の方位には相性が良いですよ。
また、南東では絵画やポスターを「窓」に見立てて飾るのもおすすめです。
こうしたアイテムが南東のエネルギーを引き寄せるでしょう。
【風水】恋愛も仕事も友情も！『交際運』をアップさせる窓に関する風水とカーテンの効果について
南の猫は背の高いコでおしゃれに
南の方位に飾るなら、スタイリッシュでかっこよく！
「高さがある」「モダン」「芸術的」といったデザインのアイテムがぴったりです。
置物よりもオブジェとして、すらりとした猫のデザインが合います。
また、二匹セットのオブジェをシンメトリーに配置すると、南のエネルギーをさらに引き出せます。
猫の写真集をおしゃれに飾るのもおすすめです。
【風水】縁切り風水！嫌いな人と離れる、悪い縁を切り離す南(九紫火星)のパワーと鋏のおまじない♪
南西の猫は小さくコレクション
南西には、小さなコレクションがぴったりです。お手頃価格で気軽に集められるアイテムが吉。
「シルバニアファミリー」など、女の子らしいかわいいアイテムが特におすすめです。
ドールハウスと一緒に飾ると、南西の家族愛をさらに引き立てます。
プチプラであれば、ガチャガチャの戦利品を並べるのも良いアイデアです！
西の猫は陽気に
西の方位には、陽気さや楽しさが似合います。
明るく楽しい雰囲気を大事にして、ちょっとファンキーなモチーフもおすすめ！
おしゃれなイメージを演出したいなら、金属製のアイテムがぴったりです。
アイアン製のオブジェなど、金属細工のアイテムが西の方位に合います。
ちなみに、私は西に「仕事猫」のガチャガチャフィギュアを飾っています！ヨシ！
【風水】西に黄色のアイテムを飾ると金運が上がるのはなんで？仕組みを解説します！
北西の猫は縁起物で
北西の方位は「神聖」や「高級感」がキーワードです。
このため、縁起物がぴったり合います。色は「白」が最適！
オーソドックスな招き猫がこの方位には最適です。
金運アップや開運招福の効果も期待できます。
金気の方角でもあるので、特に効果的です。
伝統的な招き猫は三毛猫で、白猫ではありませんが、白が多く含まれていれば問題ありません。
直感で「これだ！」と思ったものを選んでくださいね！
猫モチーフの効果
猫のアクセサリーで「水気」アップ
猫のアクセサリーを身に着けると、風水的には「水気」がアップします。
猫は一白水星（北）の象意を持つため、性的な魅力を高める効果があります！
特に「恋愛運」が上がると言われていますが、選び方によっては注意が必要です。
ワンポイントなど、少量を上手に取り入れるなら「恋愛運」アップ効果があるのですが、水気が過剰になると「依存」や「後ろめたい恋愛」といった負の側面が出ることもあります。
猫柄のグッズ
アクセサリーで過剰に猫モチーフを使うとちょっとマイナスとお伝えしましたが、他のグッズはどうでしょう？
猫柄のグッズ、例えばマグカップやお皿、オブジェなどは、身の回りに取り入れても大丈夫です。
アクセサリーと違って、広い空間に雑貨の猫モチーフが多くても、特に心配はありません。
ただし、全てのアイテムが猫柄だと「水気」が強すぎる可能性があります。
バランスを取りながら、ほどよく取り入れるのがポイントです。
風水では「過ぎたるは及ばざるが如し」と言われるように、どんなに良いとされる要素でも過剰には注意が必要です。
特に、生活空間をすべて猫モチーフで埋め尽くすとエネルギーが偏りがちです。
コレクションは楽しいですが、生活空間のスペースを決めて飾るのがおすすめです。
また、対人運を上げたい場合は、「水気」が「円満なコミュニケーション」を促進します。
ミニタオルやスマホカバーに猫モチーフを取り入れるのも良いでしょう。
- 自信を持ちたい時は赤
- 冷静に対応したい時は青
- 自然体でいたい時は白やクリーム、ベージュ
これらの色を参考にして、自分に合ったアイテムを選んでみてくださいね！
着物と猫モチーフ
着物と猫モチーフは非常に相性が良いです。
猫は日本でも昔から愛されている動物で、日本画や伝統的なアートにもよく登場します。
猫はお金や人（お客）を招く象徴としても知られており、その印象が着物のアクセントとしても魅力的です。
着物に猫モチーフを取り入れるなら、根付や帯留めなどがおすすめです。
猫柄は季節を問わずに使えるので、年間を通して楽しむことができます。
なぜ黒猫は不吉と言われるのか？
実際に不吉なことはないのですが、そう思われるようになったのはなぜなのか。
一説には、中世ヨーロッパで魔女狩りが行われたときに、黒猫は魔女の手下だと標的になった…などがあります。
黒色は一般的に呪いや魔術と絡められたり、光のない世界「夜」を連想するという意味もあるでしょう。
時代背景や、闇色の姿は時におどろおどろしく映るから、という説をよく聞きますね。
私は加えて、風水的に猫が「陰」の生物だからというのもあると考えています。
猫は、よく犬と対にして語られることが多いですね。
身近に存在する、人間に長く家畜化された動物の双璧であり、「陰」と「陽」、正反対の資質を持つのです。
猫は夜行性（正確には朝と夕方に活発な「薄明性」）であり、野生の名残で暗く、狭いところを好みます。
捉えどころがなく、気分屋で、曲線の美しい、しなやかな生き物です。
これらの特徴は風水で「陰」、九星気学で「水気」の性質と見ます。
逆に犬は、種類にもよりますが、頑健で忠誠心があり、スタミナがあって元気いっぱい、朗らか。
「陽」の気が強い生き物です。
どちらが優れている、「陽」が良い、ということはないです。
性質の違いなので。
例えば風水では犬は「陽」の気が強いので、夜一緒に寝るのは良くないなども言われます。
【風水】犬と一緒に寝ると運気が下がると言われても…愛犬と寝ても運気を落とさない方法
アクササリーの項でも書いていますが、水気が悪い方に傾くと「隠し事」「貧乏」「依存」「悪い異性関係」などの面が出てきます。
また、猫は「波動が低いところ」を好むと言われます。
これも野生の頃の習性で、狭い暗い高さはあっても不安定など…外敵から身を守るのに適した場所というのは、波動が低いところ＝「陽」気の強い生き物が好まない場所なせいかと。
このような「性質」から、そういった気に敏感な人から見ると「不安を覚える」「怖い」という漠然とした感覚が生まれたのではないかと思うのです。
とはいえ、先述したように「黒猫が付いてくると幸運が訪れる」という言い伝えや、エジプトの女神バステトの猫の頭部も黒猫ですし、黒猫が横切っても「かわいいな～」と思うだけでヨシ！！
以上、理由は色々と考察できますが…
結論、黒猫も不吉ではないです！！かわいい！
まとめに
いかがでしたでしょうか？
和を保ち、恋愛運を上げてくれる猫モチーフ。
上手に取り入れて猫好きライフを充実させてくださいね！
